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ABC予想解明の京都大学の望月教授とスパコン助成金事件の斉藤容疑者

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先日、東京地検特捜部は、斉藤容疑者が経営する「ペジーコンピューティング」が経済産業省所管の国立研究開発法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)から2013年度に助成金約43千万円をだまし取ったとして逮捕した事件が報じられました。

 

週刊誌ネタだと、麻生財務大臣は、「詩織さん性的暴行疑惑」で話題になった元TBSワシントン支局長の山口敬之氏を通じて紹介され、斉藤容疑者のことを「斉藤先生」と呼んでいたそうです。

 

だまし取ったとされる、助成金や優遇融資名目で認められた公的資金は100億円を超えるそうで、特捜部は逮捕の容疑となった助成金以外にも不正がないかを調べ、かつ、ペジーコンピューティング社の創業直後から巨額の公的資金が流れ続けた経緯について解明を進めているそうです。

もしかしたら、特捜部は、政治家や官僚としても、関与していた人がいないか、調査をする方針なのでしょう。

 

話は全く変わりますが、1216日に、京都大学数理解析研究所教授を務める望月新一氏が数学界の難問「ABC予想」の証明を行ったとされる論文が、国際的な数学の専門誌である「Publications of the Research Institute for Mathematical Science」(PRIMS・京都大学数理解析研究所刊行)に掲載される見通しであることが報道されました。

 

ABC予想」をその後、いろいろと調べてみましたが、さっぱりわかりません(汗)

ともかく、「数学界の難問」で、望月教授は、2012年に解明していますが、その後、他の研究者達が検証を続け、その作業に約5年かかったわけです。

 

望月教授は、現在48歳で、当時、423歳ですから、数年早い40歳未満で発表していたら、数学界のノーベル賞といわれる「フィールズ賞受賞」は確実だったのでしょう。

それにしても、フィールズ賞に年齢制限があるのも、なんだか、変ですね。

 

私もそうですが、ネットの世界では「望月教授の経歴」が注目されています。

19693月生まれの48

◆東京都出身

16歳でプリンストン大学に入学し、19歳で数学科を卒業

◆プリンストン大学大学院の数学科博士課程に入学し、23歳で博士号を取得

1994年に京都大学数理解析研究所の助手に就任

27歳で助教授となり、32歳で教授に就任

という経歴ですが、いわゆる「飛び級で博士号を取得した超天才」です。

よく、23歳での博士号取得者を京都大学は、招き寄せられたものだよな、と思います。

 

ネット情報だと、望月教授は、あまりマスメディアには、積極的でないようで、一般の世間的には存在があまり知られていませんでしたが、今回の業績で、一躍、注目を集めることは間違いないでしょう。

 

ちなみに、新潟大学医学部を卒業し、医師免許を取得し、アメリカに留学して、スーパーコンピュータの開発会社の経営者に転身した斉藤容疑者(49歳)と京都大学の望月教授(48歳)は、驚くことに、いずれも独身です。

ひと昔前なら、これほどの経歴を持つおふたりなら、まわりが釣り合いの取れた年頃の女性を結婚相手にじゃんじゃん紹介していそうですが、今の時代は「世話焼きおばさんやおじさん」はいない時代なのかもしれないですね。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 11:56
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新幹線初の重大インシデント

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20171213日に「新幹線初の重大インシデント」が発生した、というニュースが流れました。

ご存知の方も多いと思いますが、このニュースを聞いた時に「神戸製鋼所の検査データの改ざん」がすぐに頭に浮かびました。

 

ニュースでは、

◆新幹線「のぞみ34号」の車両の台車に亀裂が入っているのが見つかった

◆国の運輸安全委員会は深刻な事故につながる恐れがあったとして、「重大インシデント」に指定した(新幹線では初)

◆発生したのは、1211日の博多発東京行きの新幹線「のぞみ34号」

◆車両から焦げたような臭いや異常な音がしたため、名古屋駅で緊急点検が行われた

JR西日本によると、前から4両目の13号車で車体を支える台車に亀裂が入っていた

◆モーター付近では油が漏れていた

◆乗客約1300人にけがはなかった

ということでした。

 

詳細はわかりませんが、シロウト考えですが、台車の亀裂が大きければ、脱線したでしょう。

また、モーター付近で油が漏れていたということは、火災につながったでしょう。

つまり、時速200キロを超えるスピードで脱線し、車両が炎上したとしたら、乗客に何もないということはまず、あり得ないでしょう。

 

亀裂の入った車両の製造からの年数はわかりませんが、亀裂が起こることが想定されていた箇所であるか、そうであれば、想定される経年劣化年数未満であったのか否か、などは興味があるところです。

仮に「だましだまし使っていた」ということであれば、検査が不十分であったわけですし、検査方法の見直しや交換頻度の見直しが必要で、設計部門にその情報はフィードバックされなければなりません。

 

「亀裂が発生することが想定されていなかった事案」である場合は、原因究明は相当厄介だと思います。

設計段階での強度計算の妥当性などの検証はもちろんですが、受入材料が設計仕様通りのものがきちんと納入されていたか否かの検証も必要になります。

また、設計以下の耐用年数や運行回数での亀裂であれば、製造上の問題なのか、新幹線の運行上の問題なのか、検査段階なのか、修理やメンテナンス段階なのか、「どこに亀裂の原因があったのか」探るのは膨大な時間と調査が必要になるでしょう。

 

「とりあえずの処置」として、「同型の車両、かつ、亀裂が発生した年式以降の車両」は総点検、または、できるだけ使用を控える、ということが安全上考えられますが、実際には、それはおそらく無理でしょう。

 

しっかりと原因究明して、「新幹線の安全神話」が崩れないことを祈りたいです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ572号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 05:30
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富岡八幡宮女性宮司殺傷事件

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2017127日に、江東区にある「富岡八幡宮の敷地内でショッキングな事件」が発生しました。

 

2017128日付の毎日新聞によれば、(以下引用編集)

7日午後8時25分ごろ、「刃物を持った女がいる」との110番があった

◆警視庁深川署員が駆けつけると、男女4人が刃物で切られた状態で見つかった

◆病院に搬送されたが、このうち3人が死亡し、男性1人が重傷を負った

◆死亡したのは富岡八幡宮宮司の富岡長子さん(58)と弟で住所職業不詳の富岡茂永(しげなが)容疑者(56)と一緒にいた女

◆警視庁捜査1課は姉弟間で何らかのトラブルがあったとみて、殺人容疑で調べる

◆宮司の運転手の男性は右腕を負傷したが命に別条はない

とのことです。

 

このニュースをテレビのニュース番組で知って、すぐに、ネットで「富岡八幡宮」に関する情報を調べてみました。

すると「富岡八幡宮」は、大相撲(勧進相撲)発祥の地といわれる相撲界では有名な神社であることがわかりました。

 

この「日本刀殺傷事件」についての各メディアの報道を整理すると、

◆茂永容疑者は直後に女の腹などを刺して殺害

◆茂永容疑者自身の胸と腹を刺して自殺した

◆神社の氏子らによると、宮司職をめぐって姉弟間でトラブルがあった

◆富岡さんは2010年ごろに宮司を名乗ったものの、怪文書をまかれるなど嫌がらせを受けていた

◆現場は東京メトロ東西線門前仲町駅から東に約400メートルで住宅や商店などがある。

◆富岡八幡宮のホームページなどによると、創建は江戸時代の1627年

◆徳川将軍家の保護を受け「深川の八幡様」として親しまれている

◆江戸三大祭りの一つで、担ぎ手を水で清める水掛け「深川八幡祭り」も催され、一年を通して参拝客でにぎわう

といったことがわかりました。

 

この情報だけだと、茂永容疑者が、宮司を受け継ぐことができず、茂永容疑者が怪文書をまき、姉弟の間でトラブルがあり、恨みによる殺傷事件なのかな、と思います。

 

しかし、さらにネットで情報を探ると、週刊実話の報道で、

◆長子宮司の前の宮司の興永氏(長子しと茂永氏の父)は、長子氏に宮司を継がせた

◆興永氏は、不当に借地権だった富岡八幡宮の土地を搾取した

◆富岡家に財産が無いように見せかけ、長子氏は、きちんと相続税を支払っていない

◆長子氏は社宅扱いの豪邸(12千万)に1人で住んでいる

2010年頃から宮司が決まらず代理で長子氏が宮司をしている

◆神社本庁からは正式に宮司として認められていない

◆長子氏は茂永氏の息子(富岡神社の職員)を不当解雇した

・・・

といったことが報じられていました。

 

週刊誌ネタなので、どこまで裏取りされた事実なのかわかりません。

例えば、神社本庁が長子氏を正式な宮司として認めなかったのは、何か正当な理由があるのか、それとも、単なる嫌がらせなのか、そういったこともよくわかりませんし、茂永氏の息子が不当解雇されたのも、本当に不当解雇なのか、正当な解雇理由なのか、わかりません。

 

ちなみに、亡くなった富岡八幡宮の「富岡長子宮司」は、アメーバーブログで、ブログを発信していました。

https://ameblo.jp/tomiokashrine/

神社の世界は、男性社会のようで、会合などでは、セクハラも受けていたようです。

神職やお坊さまは、「清廉潔白で品行方正な人物であるべき」と私たちは思いたいですが「宗教家」ではなく「宗教事業(ビジネス)」としての「宗教屋」だな、と思います。

(このあたりが、私が本質的に「宗教は信じても救われない。救うのは自分の行動のみ」と思うゆえんです)

飲み屋さんに行くと、「お坊さま」が、乱痴気騒ぎして、無駄にお金を使っているシーンもよく見かけますしね。(真面目で、自分の生活態度に厳しい、徳の高い宗教家の方ももちろんいらっしゃるとは思いますが)

 

それにしても、なんだか闇の深そうな「殺傷事件」です。

ただ、当事者である姉と弟が亡くなってしまった今、氏子たちは、今後どうやって富岡八幡宮を守っていくのでしょうか?

ワイドショーが喜んで追いかけそうな話なので、今後の動向に注目したいと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 10:36
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スパコン補助金不正受給事件

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テレビのワイドショーでは、相変わらず「日馬富士暴行事件と貴乃花親方と白鵬の確執」について報じられています。

しかし、2017125日に、東京地検特捜部は、スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業「ペジーコンピューティング」の斉藤元章社長らが、国立研究開発法人のNEDOから助成金約4億3千万円をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑で逮捕したというニュースが報じられました。

 

ニュースを見た瞬間は「単なる助成金詐欺事件かな?」と思いましたが、調べていくと、

◆斉藤社長は、NHKの「プロフェッショナル」に出演予定(1211日放送予定⇒取止め)だった

◆ペジー社の顧問に、準強姦容疑があった元TBSワシントン支局長の山口敬之氏が就いている

◆斉藤社長は新潟大学医学部出身の放射線科の医師

2003年に日本人初の米国コンピュータ業界栄誉賞(医療部門)を受賞

といったことがわかり、「またしても官邸に近い人物の山口氏がからんでいるのか」と「なんだかきな臭いぞ」と感じました。

 

それにしても、日本経済新聞の報道(127日)によれば、ペジー社が開発した

◆省電力のスパコン「暁光」は、毎秒約1京9千兆回の計算速度を記録

201711月に発表された世界のスパコンランキングの計算速度部門で4位(日本国内では1位)

◆ペジー社が共同開発したスパコン「菖蒲」も、消費電力性能部門で世界1位となった

というから、「国益になる研究」をされているように思います。

 

東洋経済の報道だと、助成金は、

・設立10年以内

・資本金10億円以下の研究開発型ベンチャー企業を対象

・新規性・革新性の高い実用開発事業について5億円を限度として費用の3分の2以内を補助

される仕組みで、ペジー社は、

・経費として約77300万円を申告し、499559000円を受給していた

・このうち「外注費」として申請された43600万円のうち数億円分が「水増し」の可能性があった

というから、助成額の上限ギリギリになるように、外注経費を水増しして申告し、企業負担としては「実質ゼロ」となるように開発事業費を「調整」したのでしょう。

 

それにしても、斉藤容疑者の経歴は、同世代の私からしたら、まぶしいぐらい華麗です。

医師免許を取得しながらも、アメリカにわたり、医療に関する画像解析技術の開発がIT事業の始まりだったと思いますが、省エネ性能が高く計算速度も世界トップレベルのスパコンを開発する「技術力の高いITベンチャーの旗手」であった斉藤容疑者が、なぜ、助成金詐欺などというセコイ詐欺を働いたのか、動機が知りたいです。

山口氏を顧問として受け入れ、官邸など政府中心とパイプを作るための資金作りが詐欺の動機だったとしたら、なんだか、闇が隠されていそうです。

単なる助成金詐欺なのか、この事件を皮切りにもっと本質的な真相が明らかにされるのか、東京地検の今後の捜査に注目したいと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:21
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平成30年度の税収がバブル期に並ぶという報道に対する雑感

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20171129日の「日テレNews24」によると、

(以下、引用)

「国の来年度の税収が58兆円を超える見通しとなった。これは27年ぶりの高水準で、バブル期に並ぶことになる。

財務省は、今年度の税収をもとに今後の成長率などを考慮して来年度の税収見積もりを算出している。

今年度の税収は57兆7120億円と見込まれていて、ゆるやかな景気回復が続いていることから来年度の税収は58兆円を超える見通し。

これはバブル期に並ぶ高い水準で、安倍政権が発足して以来、一番高い税収となる。

ただ、来年度の税収が高く見積もられたことで歳出削減の努力が弱まると、財政再建はさらに遠のく可能性もある。」

(引用ここまで)

と報じていました。

 

詳しいことはわかりませんが、このニュースを聞いた時の感想は、

27年前のバブル期は、消費税は3%で今は5%だしなぁ

◆社会保険料(介護保険、健康保険など)があがって手取りは減っているしなぁ

◆消費税が10%になったら、きっと消費は落ち込むだろうなぁ

◆バブル期と今を比較したら、きっと中流所得世帯の手取りは50万ぐらい減少しているんだろうなぁ

◆景気がいいと思わせる世論の誘導的政府発表のニュースなのかなぁ

◆税金はなんだかんだいって現役世代が頑張って払うしかないんだけど、これじゃ少子化に各社がかかるよなぁ

◆税収はあがっても、学校の無償化や医療費、介護費の増大で財政は火の車だよなぁ

などと感じました。

 

高度経済成長期の日本の人口は、俗にいう「人口ボーナス」期でした。

「人口ボーナス」とは、「子どもと高齢者の数に比べ、働く世代の割合が増えていくことによって、経済成長が後押しされること」をいいます。

つまり、労働力が豊富で、経済活動を活発にすることで、儲けたお金をどんどん新しい事業に回せたわけです。

 

経済学者や人口学者ではないので、あくまでもシロウト意見ですが、生存率が低いと一般的には、子供の数を増やそうとします。

しかし、子供の数を増やせば、養育費や教育費がかさむので、「ビンボー生活」になってしまいます。

また、医療技術の発展で、平均寿命が延びれば、子供をたくさん作る必要はなく、少ない子供に資源を集中投入することができます。

けれども、そうなると、人口ピラミッドのバランスが崩れ、人口の少ない世代現役世代が人口の多い高齢世代を支えるために、増税になるのは、当然の現象です。

では、この人口の少ない世代を支えるために急場しのぎで「移民政策」をとっても、高収入の仕事に就かせるためには「子供にお金をかける必要」が出てくるので、「少子化」は止まらない気がします。

 

月並意見ですが、「育児や教育費用への負担」を軽減させなければ、「少子化」傾向に歯止めがかかることはないでしょう。

個人的には、めちゃくちゃ大雑把に言えば、日本の大多数を占める中流所得世帯の「頑張っているのに生活が苦しい」という感覚を軽減するためには、

【人口ピラミッドの正常化】

しかないと思います。

 

そういう意味で捉えれば、待機児童対策、育児休業制度、学校の無償化や医療費や介護費用を削減するための未病対策推進の政策をどんどんすすめることが、日本の進むべき方向ではないかと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 10:33
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「接客従事者が迷惑を受けた経験は7割」というニュースの真の捉え方

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20171116日付の日テレNEWS24によると、

「デパートなどで顧客からのクレームに対応した際、土下座の強要や「殺す」と脅される、といった「迷惑行為」に遭遇したことがある従業員が7割以上にのぼることが、労働組合の調査でわかった」

と報じていました。

 

ニュースによると、

◆デパートやスーパーマーケットなどで働く約5万人を対象に、労働組合が調査

73.9%の人が、顧客からの「迷惑行為」に遭遇したことがある

◆一番多いのが「暴言」

(「ばか、死ね、辞めろ」と怒鳴られたり、突然「ぶっ殺すぞ」と怒鳴られたりした)

◆その他は「迷惑行為」

(土下座での謝罪を要求、たたかれる、蹴られるなどの暴力行為)

◆「迷惑行為」を受けた従業員の1%が、その後、精神疾患になった

そうです。

と答えている。

 

この調査結果は、厚生労働省に「実態報告と対策」を求めるために実施されたようです。

ただ、一部から、批判を受け、誤解が生じるかもしれませんが、「労働者目線の調査だよな」、と私は少し思います。

 

もちろん、感覚的な話としては、日本のサービスレベルが上がり、

◇消費者やユーザーの求めるレベルが高くなった

◇要求レベルが高くなったことにより、昔なら苦情にならないことも苦情になるようになった

という側面もあると思います。

 

また、俗にいう、「日本全体がストレス社会」になったため

◇些細なことで不満を漏らす人が多くなった

という日本人気質の変化と社会的背景も「暴言」や「迷惑行為」の要因となっているといえるでしょう。

その「社会的背景などがサービス提供者(接客業スタッフ)に圧し掛かっている」のであれば、厚労省は抜本的な労働環境の対策が必要なことは言うまでもありません。

 

しかし、仕事柄「業務改善」が専門の私からすると、「暴言や迷惑行為に至るまでのプロセスを詳細に分析する」と「サービス提供者側のコミュニケーション不足や業務手順の不備」も「暴言」や「迷惑行為」の遠因となっていることがあるのです。

 

最近の事例では、「札幌の弁護士がタクシーで大暴れした事例」があります。

今の時代は、「事件となった映像」があり、すぐに全国ニュースで報道されます。

わたしも、このニュース映像を見た瞬間は「とんでもない客だなぁ」と感覚的に思いました。

しかし、

・タクシードライバーと客の会話のやり取り

・タクシードライバーの表情や対応状況

・客とトラブルになったときの体制

といった側面で詳細を分析してみました。

 

詳細は省きますが、「暴力(車内で暴れる行為)」をふるった時点で、悪いのは客(弁護士)であることは、間違いありません。

しかし、上記に上げたプロセスを詳細に分析すると、

「ドライバーの接客やタクシー会社の緊急連絡体制や教育などにも改善するべきだったと思われる面」

があることに気づきます。

 

労働組合が実施した調査結果は、総論としては、サービス従事者に対する労務環境の改善という点で、重要です。

けれども、「サービス提供者側の改善点」という側面でも捉えなければ、「サービスの質が高い日本品質」は、そのうち低下し「業務の質向上」が図られなくなると思います。

 

日本の現状は、完成品の製造業(特に家電、OA機器、携帯電話など)が徐々に「落ち目」になっていて、「サービスの質は高い」と言われる日本ですが、そのうち、サービスレベルも落ちて行ったら世界に誇れるものがなくなるので、その事態は、みんなで「避けなければいけない事態」だと強く思います。

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 04:59
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日本の政治家のセクシャルマイノリティに対する価値観

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20171123日付の朝日新聞によると、

(以下、引用)

自民党の竹下亘総務会長は23日、天皇、皇后両陛下が国賓を迎えて開く宮中晩餐会をめぐり、「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」と述べた。

岐阜市内で開かれた党支部パーティーの講演で語った。

(引用ここまで)

という記事を配信していました。

 

記事によると(記事を編集)、

◆竹下氏は、オランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩餐会に伴ったことについて、宮内庁が悩んだ

◆次に、同性同士のケースに触れ、日本国として必ず近い将来、突きつけられる課題ではないか

ということを指摘したそうです。

 

このニュースを知ったとき「これは、また、問題発言になるのではないだろうか」と率直に感じました。

竹下氏の発言が、単なる「今までの日本の慣習からしたら、担当の役所は、扱いに少し悩むでしょうね」レベルの話であれば、「確かにその通り」ですから、「問題提起」的話題として問題ないと思います。

 

ただ、竹下氏の、

「(国賓の)パートナーが同性だった場合、私は(晩餐会への出席には)反対だ。日本国の伝統には合わないと思う」

という発言は、政権与党の要職(三役のひとつである総務会長職)に就いている方としては、大問題でしょう。

 

一般人が、「LBGTに関して、個人的感情や感覚」を述べるのと違って、竹下氏は、政治家(国会議員)であり、政権与党の大幹部の立場の方ですから、「感情論」で意見するのは問題だし、少し前の流行語でいえば「政治家としての品格にかけた発言」であることは明らかです。

 

そもそも、「国賓を天皇陛下の晩さん会に招待するか否か」は、「陛下が決める」ことで「政権与党が意見する立場」にはないと思います。

個人的感情として、好きか嫌いかは別にして、国際的な流れは、「価値観の多様性」を認めある時代です。

国賓としてお招きする方の国の法律や価値観、倫理観として「事実婚」や「同性婚」が認められているのであれば、それを認めるのが先進国家としてのあるべき姿でしょう。

 

もちろん、「事実婚」や「同性婚」である「国賓のパートナーをおもてなししたことが今までないのでどうしたらよいかわからない」と仮に「宮内庁」が言うのであれば、それは「業務改善不足」で職務怠慢です。

(もちろん、現状の手順に無いことですから対処が難しいのはわかりますが)

 

今回の「LBGT」に対する大物政治家の発言でよくわかりましたが、夫婦別姓問題を含めて、まだまだ、日本の政治家は、保守的な価値観しか理解できない人が多いことに愕然です。

少なくとも、相手の国の法律や倫理観、価値観を認めるという姿勢が政治家にないと、他国と良好な関係を築いていくことはできなのではないかと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ569号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 13:19
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三菱電線工業と三菱伸銅の検査記録の改ざん

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20171123日付の記事で、時事通信社が、

(以下、引用)

非鉄大手の三菱マテリアルは1123日、連結子会社である三菱電線工業と三菱伸銅の2社が、検査記録データの改ざんなど不適切な行為により、顧客が求める品質や社内基準を満たさない「不適合品」を出荷していたことが判明したと発表した。

不適合品を納入した可能性がある顧客数は三菱電線が229社、三菱伸銅が29社。三菱電線の納入先には防衛省も含まれ、自衛隊の航空機や艦艇に不適合品が使用されていた。

(引用、ここまで)

と報道していました。

 

記事では、

◆子会社2社の不適合品に関しては、法令違反行為や安全性に疑いが生じる事案は確認されていない

◆同じ連結子会社の三菱アルミニウムでも不適合品の出荷があったが、全ての納入先と安全性の確認が終わっている

◆三菱電線が品質データを改ざんしたのは、水や油などの漏れを防ぐ「Oリング」と呼ばれる樹脂製のシール材で、航空機や自動車、電力機器などに幅広く使われている

201612月に親会社の三菱マテリアルが行った監査を機に、三菱電線が社内監査を進めた結果、20172月に不適切行為の存在が判明した

20171023日に不適合品の出荷を停止し、25日に三菱マテリアルに報告した

◆三菱伸銅では、車載端子に使われる「黄銅条」と呼ばれる合金について強度などのデータを改ざんしていたことが201710月に社内調査で判明し1018日に不適合品の出荷を停止し、19日にマテリアルに報告した

◆三菱マテリアルと子会社が不正問題を公表した1123日は、三菱電線が不適切行為を把握してから約9ヶ月も後で、三菱伸銅が不適合品の出荷を停止してからも約1カ月が経過している

などが報じられていました。

 

月並みですが、この数ヶ月、「日本のモノづくりの信頼性が落ちた」と言われるようになりました。

また、この手の不祥事について、企業発表があると、

「謝罪⇒不適合製品による実質的な影響はない⇒原因究明と再発防止に努める」

というパターンにすべてがなっています。

 

消費者サイドの視点で考えれば「不正が判明した時点でなぜすぐに公表しないのか」と思います。

しかし、企業サイドの論理としては、社内調査が中途半端なうちにマスメディアからのツッコミの集中砲火を受けてボロボロにされるより、「不正が発覚し、社内調査を実施し、出荷製品に問題はありませんでした」という「結果オーライの事後報告で企業ダメージを極力抑えよう」という発想から、公表がおくれるのでしょう。

 

しかし、今回の場合「結果的には影響はほとんどない」(ホントかウソかわかりませんが)という結果なので、「大変申し訳ないですが公表が遅れました」で、済まされようとしています。

おそらく、「品質データが改ざんされた製品を納入していた企業」には、「内密な情報ですが、弊社出荷製品のデータに不正が見つかったので、その影響を現在調査中ですので、しばらく外部公表はしないでください」と根回しもしていたのでしょう。

 

三菱マテリアルが公表した情報では、「法令違反や安全性に問題はない」ということですから、結果的には「顧客が要求した製品基準に適合するようにデータを改ざんしました」という「民民の商取引における契約違反」というだけなのでしょう。

けれども、

「なぜ、データを改ざんすることになったのか」

「データ改ざんはいつから始まっていたのか」

「内部監査は有効に実施されていたのか」

といったことは、しっかり調査して究明し、マネジメントシステムの改善をしっかり行う必要があるでしょう。

 

また、三菱電線工業(尼崎、箕島、光部品事業部)と三菱伸銅は、ISO900114001の認証取得をしています。

認証機関は、内部監査の適切性・有効性、外部コミュニケーションの適切性・有効性などについて、日産自動車や神戸製鋼のように「長年にわたって社内的に見過ごされてきたものか、また、不正は悪質であったか」などについて、工数をしっかり確保して、「臨時審査」を実施する必要があるでしょう。

これらの認証を担当した認証機関の調査結果と公表に注目したいと思います。

 

それにしても、防衛品としての発注元である防衛相の小野寺大臣が、「影響はない」と公表翌日の24日に、すぐに発表しましたが、本当に影響がないのでしょうか?

本当だとするならば、マスメディアを通じて一般公表する前に、三菱マテリアルは、防衛相を含む関係各所への根回しをして、マスメディア公表以降は予定調和の「デキレース」なのでしょうね。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:35
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札幌タクシー暴行事件の客は法律事務所経営の弁護士

JUGEMテーマ:ニュース

 

やや旧聞に属してきた話ですが、2017116日に、札幌の繁華街「すすきの」からタクシーに乗車した男性が車内で暴れだし、防犯ボードを破壊して、運賃990円を払わずに、タクシーにスマホを投げつけて立ち去った映像が、各メディアのニュースで流れました。

 

その後の報道で、この男性は、札幌の弁護士事務所(赤〇〇〇法律事務所)を経営するSH氏であったことが分かったそうです。

大手メディアは、実名を伏せていますが、ワイドショーでは、「札幌弁護士会所属、市内の進学高校出身、国立大学法学部の大学院修了、高校時代は砲丸投げの選手で活躍」といったキーワードを報道していますから、これだけネタがあれば、今の時代、シロウトでも「ネットで検索」すればすぐに「個人」を特定できます。

 

私もご多分に漏れず、調べてみましたが、お顔を拝見すると、見覚えのある方でした。

たぶん、直接会ったことはないと思いますが、彼の経歴を見て想像すると、おそらく仕事で間接的に少し関連して、ネットで情報収集した時に調べたことがある弁護士さんでした。

 

東京の法律事務所で修業し、30前後で札幌に戻り、事務所を立ち上げ、ベンチャー企業の役員などもされているようですから、法律家としてはもちろん、ビジネスマンとしての力量も高い方なのでしょう。

 

ワイドショーで、その番組でコメンテーターをしていた同じく北海道出身で、中央大学法科大学院教授で弁護士の野村修也氏が、「センセイ、センセイといわれると、自分は偉く感じちゃうんですよ」と自嘲気味に語っていましたが、そういう一面も確かにあるのでしょうね。

「能ある鷹は爪を隠す」ではないですが、「社会的に尊敬されるポジションのお仕事をされている方」こそ(実際に頭はいいですが)「自らの姿勢は謙虚にしていること」が更なる他人からの尊敬も受けることになるのでしょう。

 

さて、各メディアの報道では、この「タクシー内での防犯ボード破壊と暴言行動」ですが、逮捕はされず、書類送検レベルで不起訴、そして、所属弁護士会からも、せいぜい、業務停止1〜3か月程度のお咎めで終了、のようです。

一般人があれば、タクシー会社が、この映像を警察に提出し、人物が特定されれば、「器物損壊罪」で最終的には不起訴かもしれませんが、逮捕されるような気がします。

 

一方、メディアでは「タクシー会社には全く非がない」ような論調ですし、タクシー会社も「密室であんなに暴れられたら怖かっただろうし、かわいそうでならない」と「示談には応じない」的に息巻いている映像も流れています。

ただ、車内画像をよく検証すると、「タクシードライバーも3つのミスをしている」と思います。

 

まず、ひとつめは「運転手の聞き間違い」です。

弁護士は「北3東5」と告げていますが、ドライバーは「北3東7ですね」と「間違った確認」をしています。

弁護士もそこで「運転手の勘違い」に気づかずに黙っているので、運転手は「了解された」と思って走り出しています。

運転手は、うるさがられても「北3東7でよろしいですか?」と聞き返すべきだったでしょう。

ちなみに、このドライバーさんの声質は「声が通らないかすれ声」です。

自分の会話がお客さんにどの程度、伝わりにくいか、自覚するべきです。

 

ふたつめのミスは「経路確認」です。

弁護士が、すすきの(仮にタクシー乗車位置を南4西4ぐらいだとします)から、タクシーに乗車し、「本来の目的地だった北3東5」に向かうのであれば、距離的には、36号線を東に向かい、石狩街道にぶつかったところで左折して北上し、北3にぶつかったら右折するコースを取ると思います。

しかし、運転手は、豊平川沿いのコースを選びました。

時間帯にも寄りますが、確かに信号機は少なく、時間的には、早くついたかもしれません。

しかし、客的に「オーソドックスコース」のイメージで乗車していれば、「灯りが途切れることがない街並み」ですが、「暗い川沿い」ですから「遠回りされた」「道を間違えられた」と逆上する(本来、ちゃんとした大人なら、逆上はしていけませんが)のもよくあることだと思います。

つまり、運転手は「信号機の少ない川沿いを走りますがいいですか?」と確認するべきでした。

 

3つ目のミスは、「運転手が行先を聞き間違えたと認識した時の対応」です。

弁護士が「北3東5って言っただろ」といいドライバーは「北3東7だと思いました」と謝っていますが、この時点で「2丁分の余計に走った分は、お返しします」などうまく、怒りを鎮めるべきでした。

しかし、「(間違えちゃった。。。)的な表情で薄笑いを浮かべている」感じです。

 

弁護士が、急に「キレて座席にけりを入れ、暴言を吐き、防犯ボードが壊した」ことが、一番の問題です。

しかし、せっかく、ドライブレコーダーをつけているのですから、タクシードライバーの接客方法について、しっかり分析し、「怒りを鎮める技術」など接客方法についても、改善をしていくべきだと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 07:50
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東京ガスの工事請負会社のガス栓交換の検査省略はなぜ起きたのか

JUGEMテーマ:ニュース

 

20171031日付の朝日新聞によると、

「東京ガス系列の工事を請け負った会社がガス栓交換で検査を省略して火災が発生した」

ことを報じていました。

 

記事によると、

◆東京ガスは201612月以降、空気穴があるタイプのガス栓約45万件について、空気穴のないタイプに付け替える工事をしてきた

◆東京都練馬区内で20171012日に交換工事をした日にガス漏れが原因とみられる火事が起き、ガスコンロなどが焼けた

◆調査の結果、工事を請け負ったグループ販売店「東京ガスライフバルTAKEUCHI」の作業員が、ガス漏れ検査を省略し、検査をしたかのように記録用紙を書き換えていた

◆その後の調査で、この作業員が「検査がしにくい」といった理由で、記録用紙を書き換えたり別の検査結果を転用したりして、86件で検査を省いていた

◆別の作業員2人が実施したガス漏れ検査2件についても、記録用紙を転用していたことが判明した

◆経産省は不正のあった計88件について1週間以内に巡回して安全を確認することや交換工事済みの16万件について不正がなかったかを3週間以内に報告すること、原因究明・再発防止策を1カ月以内にまとめることなどを求めた

そうです。

 

ご存知の方も多いと思いますが、ガス事業法で、ガス管に関する工事は、法的に、有資格者でないと工事ができません。

以前、給湯器が故障し、お湯(水)がポタポタと床に落ちていたことから、「水漏れ修理」の業者に見てもらったことがありました。

原因は給湯器内部の部品の摩耗による故障で、通常は部品交換でいいが、私が使用していた給湯器が恐ろしく古いことから、「まず交換部品はない」だろうといわれ、「給湯器自体の交換」を勧められました。

 

正規のガス会社の指定工事請負会社に連絡すると、「スケジュールが埋まっていて1週間先でないと訪問できない」という。

パソコンや洗濯機、テレビのアンテナ取り付け工事と違って、ガスの給湯器やコンロの場合は、勝手に作業ができないところが痛いです。

 

素人目にも、ガス工事の場合は、漏れていた場合、火災や爆発につながるので、「力量がある有資格者が作業を許可されている」法律の仕組みは理解できます。

つまり、月並みですが、その有資格者が「検査がやりにくい」という理由で、ガス漏れ検査を省略しているのなら、なんのための有資格者制度なのだ、と思います。

 

常識的に、今回の原因を想像してみると、「東京ガスの工事請負会社間の競争激化による労務環境の悪化」が考えられます。

以前は、工事請負会社は、地域を上手く区割りされていて、区割りされた地区では、その請負会社でしか工事ができませんでした。

しかし、最近は区割り外の請負業者が工事をすることもあるそうです。

また、ガスのライバルには「電気」があり、コストやサービス面で、電磁調理器に変えられてしまう恐れもあり、以前よりコンロや給湯器自体と工事の価格も驚くほど値下がり傾向です。

 

つまり、「効率よく交換工事」をする必要があり、「ガス漏れ検査のサボり」に繋がったのではないかと思います。

工事物件により、多少の差はあると思いますが、基本的に、ガス工事の作業に必要な「標準時間」は必ずあります。

工事請負会社はもちろん、元請けの東京ガス自体も協力会社の管理として「標準時間から1日に実施できる工事件数が大幅に超過していないか」といった指標を設けて、監視する必要があります。

仮に、大幅に工事件数が超過しているのであれば、長時間労働や手抜き工事の恐れを懸念し、調査する必要があります。

 

東京ガスが、今回の事態について、原因が何なのか、再発防止策として何をすることにしたのかを注視したいですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ566号より)

 

 

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