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農水省の“地理的表示保護制度”は改善の余地がある制度ではないだろうか

JUGEMテーマ:ニュース

 

「国の登録からはずれた八丁味噌メーカーが国に不服申し立て 愛知・岡崎市」

という見出しの記事を2018214日付のCBCテレビが、報じていました。

 

記事によると、

◆愛知県特産の八丁味噌を作る岡崎市の老舗メーカー2社の製品が、国の保護登録からはずれたことを受け、国に不服を申し立てた

◆国(農水省)に不服審査請求を申し入れたのは、愛知県岡崎市の『まるや八丁味噌』と『カクキュー』ブランドを展開する『八丁味噌』の老舗2社

◆国は、201712月、農林水産物や食品を地域ブランドとして守るGI(地理的表示保護制度)に、愛知県内の味噌業者で作る『愛知県味噌溜醤油工業協同組合』の製品を『八丁味噌』として登録

◆その結果、この組合に所属していない岡崎市の2社の製品は、登録から外れた

◆これに対し2社は、「味噌溜醤油工業協同組合の製品は、歴史、製造方法、品質において我々と大きな違いがある」と国に登録の見直しを求めた

というのが今回の騒動の状況です。

 

不服を申し立てた2社(八丁味噌協同組合)の主張は、

「お客様混乱させるものであり、極めて不当と考えている。私たちが今回このような判断をした理由は、長年お客様に受け入れられてきた八丁味噌を守りたい」

というもので、それに対し、農水省は、

「岡崎市の老舗2社の製法を変えることなく、そのまま追加のGI申請をしてもらえば、我々で審査して登録もありうる」

としています。

 

このニュースを聞いて、いろいろ調べてみると、どうも不服を申し立てた「八丁味噌協同組合」に分がありそうです。

その理由は、

◆名前の由来と600年以上変わらない製造方法こそが八丁味噌

◆岡崎城から八丁の距離に相当する八帖村が八丁味噌の発祥

◆古来からの八丁味噌は、熟成に二年必要

◆しかし農水省は3ヶ月熟成の豆味噌ならば、愛知県の味噌は八丁味噌とした

といった点です。

 

なんだか、GI(地理的表示保護制度)そのものに、欠陥があるような気がしてなりません。

海外輸出戦略を考えれば、「愛知県の豆味噌業者の製品は八丁味噌」と名乗らせたいのかもしれませんが、「そもそもの八丁味噌」ではないため、老舗が怒るのは無理もありません。

GIの目的が「八丁味噌の歴史的、文化的な位置づけ」を「守るもの」でないとしたら、GIに愛知県味噌溜醤油工業協同組合と八丁味噌協同組合のダブル登録では「狭義の八丁味噌と広義の八丁味噌」が存在することを国がお墨付きを出すわけで、なんだか、おかしい気がします。

愛知県全域の業者が加盟する「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」への政治的配慮があったのであれば、歴史的価値を歪めるので、農水省は、識者を交えてこの問題をもっと議論して欲しいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ585号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 05:29
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人間ドックで測定して欲しい項目

JUGEMテーマ:日記・一般

 

先日、毎年恒例の「人間ドック」を受診してきました。

私の場合、受診した医療機関で人間ドックを受診するのは、医療機関のデータ上は通算12回目で、4月の恒例行事の一つになっています。

 

ご存知の方も多いと思いますが、「人間ドック」と「健康診断」は、「からだのチェック」という意味は似ていますが、法律的には、違います。

健康診断は、企業が従業員に対して受診させることは法的な義務になっていますが、人間ドックは法的な義務はありません。

 

一般的には、健康診断では、

・血液検査:貧血や糖尿病などが診断できる

・身体測定:身長、体重、体脂肪などを測定する

・胸部X線:肺や心臓の異常の有無が診断できる

・肝機能検査:肝硬変などのリスクがチェックできる

といったことを検査するようです。

 

人間ドックになると、このほかに、聴覚、視力、血圧、心電図、腹部超音波検査、胃の検査(バリウム、胃カメラ)などが加わります。

毎度のことですが、毎回、受診が近づくと「準備」で困ることが少しあります。

それは、「検便」です。

私が受診する医療機関では「検便」は、事前に「2日分の採取」が要求されています。

注意事項には「検診の2日前の便から採取ください」とあるので、便の採取のチャンスは「2日前」「1日前」「受診日の朝」の3回あることになります。

 

しかし、「受診日の朝」の採取は難しいです。

なぜならば、私の場合、朝ご飯を食べて、その結果、便意をもよおすので、「受診日の朝」は「検診のために朝食抜き」が要求されているので、尾籠なはなしですが、便意がありません。

したがって、「2日前」「1日前」で首尾よく「便を採取」するしかないのですが、出張が入っていると、トイレが「外出先」になるので、「採取用の容器」を持ち歩く必要が出てくるので、結構厄介なのです。

 

個人的には、人間ドック自体は、サラリーマン時代に勤務していたの会社で35歳を過ぎた時に1度受診し、独立後は、仕事が忙しいことを理由に2回ほどサボってしまい受診しなかった年もあるので、たぶん、これまで通算で13回受診しています。

最初の頃の検診前の注意事項には「検診の前日は21時以降、検診が終わるまで絶食してください。歯磨きで口をゆすぐ程度は構いません。」とありましたが、最近の注意事項には「検診の前日は21時以降の食事は控えてください。水分は摂り過ぎないようにしてください」と記載されていて、「絶食」という表現が消えています。

絶食せずとも検査技術が上がったのか、それとも検査結果に影響が出ないという学説になったのかわかりませんが、明らかに変わってきました。

 

私の受診している機関は、品質マネジメントシステム規格(ISO9001)の認証を受けているせいか、少しずつ改善があり、今回、私が気づいた点では、「番号札」と「体力測定の有料化」が変化点でした。

前者は、番号札が渡されて、検診の際は番号で呼ばれ、名前を検査技師や医師に伝えて照合するシステムに変わっていました。

(それまでは、名前で呼ばれて、「はい」とうなづけばOKでしたが、間違いが発生したのかもしれません)

後者は、前回までは、握力、前屈、腹筋、持久力の測定が無料でしたが「有料(2500円)」になっていたので、キャンセルしました。

変化点ではありませんが、毎年、検診は曜日に関係なく「混雑している」イメージがありました。しかし、今回は明らかにガラガラで、例年なら病院滞在時間が3時間は要しましたが、今回は1時間半ほどと超時短!

大口の顧客が、受診時期か機関を変えたのかもしれません。

 

結果ですが、腫瘍マーカーなど一部を除き、検診結果の速報値に基づく医師の講評では、再検査項目が必要な異常値はなく、前年度とほとんど「数値で測定できる肉体的」な変化はありませんでした。

ただ、個人的には、「視力のかすみ目」と「激しい運動をした後の疲労の回復度」、「仕事に対するモチベーション」などを測定する方法があれば、それらは確実に前年度より低下している気がします。

お金はかかってもいいので、こうした項目も測定してもらえないものかな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ589号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 05:01
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JR4社を跨いで運行する「サンライズ瀬戸」に乗車してきました

JUGEMテーマ:日記・一般

 

先月、寝台特急列車「サンライズ瀬戸」に乗車してきました。

 

乗車区間は、香川県の高松駅→東京駅で、乗車時間は、約9時間30分です。

停車駅は、高松駅(始発2126分)、坂出、児島、岡山(出雲市から来たサンライズ出雲と連結)、姫路、三ノ宮、大阪、静岡、富士、沼津、熱海、横浜、東京(終着78分)です。

 

20163月にカシオペア(上野⇔札幌)、はまなす(札幌⇔函館)が運行終了となり、サンライズ出雲とともに、定期運行する唯一の夜行旅客列車となってしまいました。

月並ですが、時代背景が変わったといってしまえば、それまでですが、夜行列車が全国各地に走っていて、「車中泊や駅泊を繰り返しながら周遊券で格安で12週間連続の鉄道旅を楽しんでいた世代」からすると、現状のJRの列車ダイヤは、寂しい限りです。

 

今年の1月にサンライズ出雲の下り全区間「東京→出雲市」に乗車したので、サンライズ瀬戸にも全区間乗車したいと機会をうかがっていました。

 

私が初めて「四国」に上陸したのは、19833月(中学3年生)のことでした。

当時は、JR宇野駅と高松駅を結ぶ「国鉄宇高連絡船」があり、宇高連絡船の中で食べたうどんの味は忘れられません。

1988320日に瀬戸大橋線が開業し、本州と四国の玄関口だった宇野駅と高松駅の交通の要所としての位置づけが下がってしまい、社会人になってからの出張でも、香川県に向かう際は、高松空港を利用したり、新幹線で岡山経由で四国に渡るので「高松駅」を利用する機会が減っていたので、「高松駅を始発とするサンライズ瀬戸」は、そういう点でも楽しみでした。

 

そのため、高松駅では、昔を懐かしむために時間に余裕をもってあたりを散策したかったので、サンライズ瀬戸に乗車するまでに約5時間の時間を設け、高松城跡(玉藻公園)、スーパー銭湯、香川名物が食べられる居酒屋(讃岐うどん、骨付鳥、しょうゆ豆など)さんに寄ってきました。

 

さて、サンライズ瀬戸ですが、A寝台、B寝台(シングルツイン、サンライズツイン)は満席でB寝台(シングル2階式、ソロ)とノビノビ座席に若干空きがあるという状況で乗車率は高めの大入りでした。

シングルツインは、空間が比較的あるので、イメージ的には、カプセルホテルより少し天井が高いイメージです。

コンセントはもちろんあり、NHKラジオも聞くことができるので、快適で、出発してから、岡山までは起きていましたが、途中、三ノ宮と静岡停車時に少しだけ目が覚めたものの熱海駅までぐっすり就寝してしまいました。

あっという間の9時間半でした。

 

国内で、これ以上の乗車距離のある寝台列車を楽しもうとすると、「四季島」や「ななつ星in九州」といったクルーズトレインに乗るしかないですが、ハードルが高いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ587号より) 

 

 

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 09:08
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伊藤ハムが自主回収したウインナー

JUGEMテーマ:ビジネス

 

2018312日に大手食品メーカーの伊藤ハムが、「ウインナーの自主回収」を発表しました。

自主回収の理由は、アレルゲンの「卵」が製造過程で混入したものの、製品にはその表示がないため、健康被害を危惧しての回収です。

 

各メディアの報道によると、伊藤ハムが自主回収するのは、

◆スーパー向けの商品では「適量適価皮なしウインナー90g」と「Vパック皮なしウインナー280g」

◆(上記商品の内)賞味期限が324日、28日、30日、43日、4日のもの

◆ローソンストア100向けの商品では、「バリューライン皮なしウインナー90g」

◆(上記商品の内)賞味期限が328日、44日のもの

◆自主回収する商品は合わせて66545パック

◆いずれも千葉県柏市の工場(伊藤ハム東京工場)で製造されていた

 

◆伊藤ハムによると、311日の製造ラインの洗浄が不十分で卵が検出された

という状況のようです。

 

コンタミ防止は、食品メーカーの課題の一つで、原料置場では、アレルゲン材料が、保管や配合段階で混在しないよう、密閉・隔離したり、それが難しい置場であれば表示を徹底し、移動させる場合も別個に運ぶなど、管理が徹底されています。

 

製造ラインは、アレルゲンが混ざらないように専用ラインがあればベストですが、何種類もの製品を作る工場ではそれは不可能なので、洗浄がコンタミ防止のポイントになります。

今回の自主回収は、おそらく、検査キットを使用した「拭き取り検査」によって、「卵」の混入が確認されたのでしょう。

 

さて、毎度のパターンですが、伊藤ハムのウェブサイトを確認すると、2018312日付で「弊社販売商品回収のご協力のお願い」という文書は掲載されていました。

http://www.itoham.co.jp/corporate/getfile/00002144.pdf

この掲載文書を謝罪文の定型文となる「社長限界でしょ」に当てはめると、概ね、必要事項が記載されています。

 

個人的には、どこの会社でも、この手の問題が発生すると「今後はより一層管理体制を強化し再発の防止に努める所存・・・」という文言を発しますが、今回の例でいえば、「洗浄不良の原因と改善した仕組み」について、後日、公表されないケースばかりです。

「何卒ご理解とご協力を賜りますよう」云々とおっしゃられるなら、しっかりと「再発防止策の公表」もするべきと思いますが、世間の「喉元過ぎれば熱さ忘れる」に甘えて公表されていないケースがほとんどのように感じます。

 

ちなみに、伊藤ハムでは、食肉部門では、ISO2200014001、加工食品部門では、HACCPとエコアクション21を取得しています。

今回の事案に対する外部認証機関の審査方法や報告にも注目したいです。

 

それから、「アレルゲン混入問題」なので、製造者に責任はあるのですが、「CGC向け商品」、「ローソン向け商品」の販売者である「CGC」と「ローソン」のウェブサイトを確認すると、CGCのウェブサイトでは、説明がされていましたが、ローソンでは、特に今回の「伊藤ハム製造のウインナーのアレルゲン混入」については公表されていませんでした。

http://www.cgcjapan.co.jp/news/20180312_1800.html

個人的には、ローソンもウェブサイトを通じて公表するべきじゃないのかなぁ、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ585号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:43
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日本相撲協会の中に女人禁制の意味を正しく理解している人はいない?!(後編)

JUGEMテーマ:スポーツ

 

(前編からの続き)

《そもそも女人禁制は時代遅れ?》

ただ、そもそも「土俵上の女人禁制」は、明治時代以降の話、という説もあるようです。

古文書によると、室町時代には、尼僧が土俵に上がって、相撲を取っていたという記述があるそうです。

「女人禁制」のもとは、「神道」では血を出すことは「けがれ」とされるため、「女性は生理がある」ことから女性を「血」と結び付け、宗教的な禁忌ととらえるようになったそうです。

 

・・・ある意味、相撲の世界におけるこじつけで「伝統」といえるものではないですね(笑)

だいたい、「神道」と区切っていますが、「神道」の身近なものとして、神社には「巫女」さんがいます。

巫女さんの役割は、

・神に奉仕する女性の総称

・古くは、神楽を舞い、祈祷を行い、占いなどをする役割を担っていた

・巫女は、神から託されたメッセージを第三者に伝えるという立場

と言われています。

相撲の世界が、どこかで「こじつけた理屈」であり、神道すべてではありません。

 

「伝統を守る」といいますが、相撲協会の昨今の不祥事や騒動を見ている限り、

◆相撲界のしきたりやならわしの歴史や本当の意味

◆相撲界の慣習と緊急事態の優先順位のつけ方

◆国内関連法令(例:労働基準法、刑法)の正しい理解

が力士はもちろん、親方衆、協会員がしっかり理解しているとはとても思えません。

 

つまり、単純に「女性は土俵に上がってはダメ」と言い伝えられてきただけで、その本来の意味合いと現代社会に合わせて変えていくといった議論はそもそも行われていないでしょう。

 

《公益法人としての意味》

そして、日本相撲協会は「公益財団法人」です。

公営法人法では、確か23の事業について「公益性がある」として税制上、優遇されています。

2008年に改正された法律では、公益法人について「主務官庁が監督する」という立場ではなくなったようですが、「公益法人の運営組織に改革能力がない」場合は、「自助解決」することは困難です。

現状では、今回のような問題が発生したら、日本相撲協会でどうするべきか改革していくべきです。

しかし、認可された公益法人が「運営能力不足」である場合、昔の「監督官庁」が、運営体制に注文を付けるような仕組みがあるべきではないかな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ588号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 06:40
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日本相撲協会の中に女人禁制の意味を正しく理解している人はいない?!(前編)

JUGEMテーマ:スポーツ

 

201844日に京都府舞鶴市で行われた大相撲春巡業で、

「あいさつ中に突然倒れた舞鶴市の多々見市長の救命措置で駆け上がった女性に、日本相撲協会側が土俵を下りるよう求めるアナウンスを流した」

ことが問題となっています。

 

これまでのマスメディアの報道によると、

◆女性に土俵を降りるよう、アナウンスを流した

◆アナウンス以外にも、女性に向かって土俵を下りるよう協会員が直接指示していた

◆土俵に上がった女性のうち、少なくとも1人は現役の看護師だった

そうです。

 

ご存知のように、大相撲では「土俵は女人禁制」とされています。

これまでも、「土俵の女人禁制問題」は、大阪場所の表彰式で、当時の太田房江知事が土俵にあがれず、男性の副知事に代役してもらったケースやわんぱく相撲の地方大会で女子児童が優勝し、決勝大会を開催する国技館の土俵に上がれない(現在も女子は国技館の土俵に上がれない)ケースがあり、その都度、話題になっていました。

 

《“土俵上は女人禁制”を前提とした場合》

争点が発散するので、「土俵は女人禁制」を前提とした場合を考えてみたいと思います。

この場合、土俵上で実施される「通常の行事」、つまり、主催者などの開催挨拶、力士の土俵入り、力士の取組(試合)、表彰式・・・などは、「女人禁制」だとしたら、日本相撲協会は、事前に関係団体・関係者に周知していただき、「女性は土俵に上がれないこと」を守ってもらえばいいでしょう。

 

しかし、今回の多々見良三市長(医師:結果的にはくも膜下出血が倒れた原因)のケースの場合、日本相撲協会として、

◆土俵上で人が倒れた場合の体制と手順が確立されていたか

◆土俵下に医師、看護師、救急救命士といった医療従事者を配備していたか

AEDは近くに備えられていたか

といったことがポイントだと思います。

これらが、確立していなかったとしたら、アナウンスや協会員から指示があった「女性は土俵を降りてください」という案内は、間違っているといえるでしょう。

 

YouTubeで、多々見市長が倒れた際の映像を見ましたが、緊急事態に備えた担当医師はいたのかもしれませんが、いち早く心臓マッサージをしているのは女性(多々見市長が経営する病院に勤務されていた看護師)で、医師らしき人はいません。

今回のケースはくも膜下出血であり、1秒でも早い処置が必要だったわけで、常識論として「女性だから土俵に上がってはダメ」という状況でないことは明らかです。

 

仮に、百歩譲って、

「多々見市長が倒れる→医療従事者が駆けつけて処置する」

という状況が「10秒以内で開始され、土俵の上が野次馬だらけになった」、ということであれば、「女性は降りてください」のアナウンスは、少しだけ理解できます。

しかし、そのケースであったなら、「医療従事者以外の方は土俵から降りてください」が適切なアナウンスです。

したがって、今回のケースは「女性は土俵から降りろ」と教条的に日本相撲協会の協会員は、わめいているだけで、「事態の緊急性と重要性についてとっさの判断ができなかった」という失態なわけです。

 

つまり、個人的には、「緊急事態は女性だから土俵に上がるな」という理屈は、おかしいと思いますが、仮に「土俵上は女人禁制を堅持する」のであれば、日本相撲協会は、常に土俵下に、緊急医療体制を整えておく必要があるわけです。

今回、そのような体制がしっかり準備されていたのか否かが、今後の日本相撲協会の見直し(改善)ポイントとなるでしょう。

(後編に続く)

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 10:59
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ビートたけしさんの独立騒動と経営マネジメント(後編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

(前編からの続き)

さて、以下は、個人的な想像と感想です。

今回の騒動で、ネットを見ていると、

◆たけしさんは悪くない

◆悪いのは森社長とたけし軍団

◆大した芸がないのに「たけし人気にぶら下がっていたたけし軍団」が問題

といった意見が大勢を占めている気がします。

 

ただ、報道情報を基に考えると、

・たけしさんは、オフィス北野の大株主で、所属タレントでもあるが、取締役でもある

・上記であるにもかかわらず、数年前まで経営管理に無頓着だった

1986年のフライデー襲撃以降、「軍団の面倒を見る」というなら弟子の立場を整える必要があった

・事務所は、たけし軍団の売り込み方針と具体的活動が他の芸能事務所と比較して弱かった

といった点は、たけしさんも、オフィス北野も「もっと早い段階で手を打つべきだった」と思います。

 

週刊新潮報道による森社長の反論によると、株式の移動(森社長が筆頭株主になった)や役員報酬は、株主総会や取締役会で決めたことになっているそうです。(議事録上?)

仮に、森社長がたけしさんに、議事内容についてざっくり説明し同意を得ていたとしたら、たけしさんは、株主であり、取締役であるのであるから、「森社長に任せた」ではなく「もっと経営者として口をはさむべき」だったと思います。

 

また、「芸がないから売り込みようがない」と言ってしまえばおしまいですが、芸能事務所である以上、スタッフとタレントは「一丸となって売り込み戦略やタレントとしての戦略を立てるべき」だったと思います。

報道では、(軍団から見れば)多くのスタッフがたいして働きもせず、勤務時間中にジムに行っていた、と言いますから、「スタッフも担当タレントの売上を上げるために必死」「タレントもスタッフの売り込みに応えるために芸を磨くのに必死」という雰囲気ではありません。

 

不幸なのは「ビートたけし」という会社の売り上げの約8割(売り上げは約24億円と言われているので、19億円程度がたけしさん関連の売上と予想される)を稼ぐ超大物タレントがいたことです。

つまり、会社としては、「たけし氏の売上だけで、スタッフの給料や会社経費は十分に賄える」状況であり、しかも、役員であるたけし氏も経営内容に意見しなかったので、歩合制である所属タレントについては、ほったらかしにされ、結果として十分なプロモーションをしてもらえず、ロクな収入が得られなかったことです。

 

一般的な会社であれば、「商品ごとの担当者」が決まっていて、「売り上げについて目標管理」がされています。

芸能事務所でいえば、「商品=タレント」ですから担当者(マネージャー)は、「タレントごとに中期目標、年度目標」があるべきはずですが、オフィス北野は、それがなかったような気がしますし、あったとしても、まともに管理されていなかったのではないかと思います。

 

たけし氏は、根っからの芸人で、経営管理については、森社長にまかせっきりだったと思いますが、「オフィス北野」を立ち上げた時点で、「取締役(経営陣)のひとりである」という自覚をもっと強く持って、口を挟んでいれば、利害関係者の多く(例:森社長、たけし氏、軍団など他のタレント)にとってハッピーな結果になったのではないかと思います。

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ビートたけしさんの独立騒動と経営マネジメント(前編)

JUGEMテーマ:ビジネス

 

タレントのビートたけしさんが、所属事務所のオフィス北野を2018331日いっぱいで退社し、独立されました。

 

この「ビートたけしさん独立」の報道がされて以来、この独立は、

◆たけしさんが、今まで背負ってきたものを降ろして自由になりたいため

◆愛人と噂されるビジネスパートナーにに財産を残すため

◆仕事をセーブして小説家として最後の花を咲かせたいため

などといった憶測が流れていました。

 

しかし、たけしさんの正式な退社後に、たけし軍団の複数の中心メンバーが、「たけしさん独立の真相」と題した声明文を発表したことで、たけしさんの独立について、世間がこれまで考えてきたことと違う事実が浮き彫りになってきました。

 

すでにご存知の方も多いと思いますが、「声明文」などからわかった「不満や違法行為」は、大きくは、以下の4つです。

1)オフィス北野の株式の移動に関する不備

(いつのまにか、森社長が筆頭株主になっていた)

2)役員報酬に対する不満と手続きの不備

(森社長と前専務取締役の報酬が異常に高く、役員報酬の決定に関する株主総会が開催されていない)

3)従業員の給与水準が異常に高く、タレントのマネジメント(プロモーション)をしっかりやっていない

4)子会社(森社長が理事長を務める映画関連事業)の人件費負担を容認できない

 

あくまでも、上記事項は、軍団側からの説明で、森社長側は週刊新潮を通じて説明していますが、これらを見比べると、双方の理解が異なっているようです。

ただ、仮に「たけし軍団の主張」を事実として考えてみると、2月に、たけしさん(オフィス北野の取締役に名前を連ねているらしい)を交えて話し合いがされ、森社長からは謝罪と経営改善の約束があったにもかかわらず、事態に変化が見られなかったことが、331日で退社することになった「たけしさん独立の真相」といえるのかもしれません。

 

仮に、倫理観や感情論を除き、株式の移動に会社法上の手続きに不備がなかった場合(違法行為がなかった場合)、報道では、オフィス北野の株式の65%を森社長が保有し、たけしさんは30%だそうです。

つまり、森社長は「オーナー社長」ということになり、「役員や従業員の給与が高すぎる」などとたけしさんが騒いだところで、取締役会では「否決」、株主総会を開いても「否決」となり、「何も変わらない」わけです。

つまり、森社長が安定株主である以上、会社法上は「たけしさんは対抗できない」わけです。

 

こうなると、「たけしさんが対抗する手段」は、「売り上げを減らすこと」しかありません。

芸能事務所の場合、「商品がタレント」であるので、「主力タレントが辞める」ことで、一気に業績は落ちるわけです。

したがって、売上が落ちれば、

・事務所スタッフを減らす

・役員報酬や給与体系を見直す

・別のタレントのプロモーション活動に精を出す

といった要は「経営改善を必然的に取り組む」しかなくなるわけです。

ですから、たけしさんの独立は「オフィス北野の経営改革をするための荒療治」とも言えます。

(後編に続く)

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現役引退を発表した女子パシュート金メダリストの菊池彩花選手

JUGEMテーマ:スポーツ

 

201848日に、平昌五輪スピードスケート女子で女子団体追い抜き金メダルを獲得した菊池彩花選手(30)が現役引退を表明したそうです。

 

ご存知のように、菊池選手は、橋本聖子選手、岡崎朋美選手といったスピードスケート女子の五輪メダリスト輩出している名門実業団の「富士急」所属です。

引退発表は、富士急スケート部の創部50周年記念祝賀会の席上で明らかにされました。

 

ネットニュースによると、今後は、(ネットニュースより引用)

「指導者として後進の育成やスケート界発展のために精進していきたいと考えています。

これから日本中、世界中にスケートの楽しさや魅力を伝えていけるようにこれから頑張っていきたいと思います。

ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」

とあいさつしたそうです。

 

菊池選手の社会人以降の歩みを「超ざっくり」表現すれば、現在の富士急スケート部の監督は、カルガリー五輪のスピードスケート男子500mで銅メダルを獲得した黒岩彰さんですが、現在はスケート部顧問の長田照正さんが、菊池選手をスカウトし、黒岩さんのもとで実力を蓄え、ヨハンコーチが指導するナショナルチームで力を開花させた、という感じなのかもしれません。

 

長田さんによると、菊池選手がまだ高校生2年生だった200412月に、「浅間選抜」で長野県の浅間温泉国際スケートセンターに行ったときに、

「すごく身体が大きくて、背が高くて、長距離的な氷を上から下に押す滑りをしていた」

菊池選手に目が留まります。

・進路は決まっていない

・日本人離れしたオランダ人の滑りに似ている

45年掛けたらどうにかなりそうだ

・黙々と一人で滑っていて練習熱心な所が良い

・ヒザも腰も高くて、滑りは、すべてダメだった

と感じて、スカウトしたそうです。

 

菊池選手は身長170センチと体格には恵まれていますが、佐久長聖高校時代は、超高校級という成績を残していないため長田顧問がスカウトしなければ、「金メダリスト」はもちろん「オリンピア」にもなれなかったかもしれません。

 

菊池選手のエピソードとして私が個人的に好きなのは、

・佐久長聖高校まで往復3時間半かけて通学していたこと

2016年夏に氷上トレーニング中の転倒・接触で、右足を大怪我し復活したこと

です。

菊池選手の実家のある南相木村と佐久長聖高校のある佐久市は、往復で約70キロあり、高低差が約400mもあります。(おそらく往路は下り基調、帰路は上り基調)

菊池選手は雨の日も1日に休まずに、自転車通学をやり切ったそうですから、「並外れた努力ができる才能の持ち主」です。

また、大けがを負った後のリハビリ中も弱音を吐くことなく、必死に復帰を目指したそうです。

やはり超一流のスポーツ選手には、凡人と違った先天的な「才能」がベースにあることは間違いないですが、才能に溺れることなく、練習に励む姿は、尊敬してしまいます。

「練習嫌いの一流選手」がいたとしたら、ファンとしては、少しシラケてしまいますね。

 

それと、これは男性目線かもしれませんが、私見ですが、菊池彩花選手は、平昌五輪に出場した日本人の女子アスリートの中では、一番美人選手だったと思います。

しかも、女優の木村文乃さんにかなりそっくりで、お二人とも1987年生まれの同学年です。

 

「引退=寿退社」だと、ちょっと寂しすぎましたが、菊池選手は「後進の指導をする」とのことなので、大会など公の場で、お目にかかる機会はまだありそうです。

経験を生かしてた指導と才能ある選手の発掘にこれからは期待したいです。

 

 

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 15:06
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精神疾患男性が20年以上自宅監禁されていたことに三田市は気づけなかったのだろうか?

JUGEMテーマ:ニュース

 

201847日のニュースで、

40代の男性が長期間にわたり、自宅敷地内に設置されたプレハブ内の檻で生活させられて、男性の父親(73歳)が監禁容疑で逮捕された」

ということを知りました。

 

ニュース報道によると、

◆監禁されていたのは、兵庫県三田市に住む精神疾患がある男性(42歳)

◆監禁されていた期間は、義務教育を終えた以降とみられ、20年以上であった可能性がある

◆男性は障害者手帳を取得していた

◆逮捕容疑は、2018118日午前10時ごろから19日午後10時ごろまでの間、自宅に隣接するプレハブ内の木製檻(高さ約1メートル、幅約1.8メートル、奥行き約90センチ)の中に男性を閉じ込めたこと

◆三田市によると、116日に福祉関係の相談員から「行動を制限されている男性がいる」との通報が入った

◆三田市の職員が118日に確認のため訪問したところ、自宅横のプレハブに木製のおりがあり、中に男性が座っていた

◆檻には南京錠が付いており、床にシートが敷かれていた

◆毛布のようなものもあり、プレハブにはエアコンや暖房器具があった

という。

 

テレビやネットのニュースをチェックすると、男性の父親は、

「暴れるので檻入れていた」

と三田市に説明しているそうです。

ただ、食事は自宅のリビングで取り、入浴もしていたという話ですから、個人的には「同情の余地がある事件」だと思います。

 

監禁されていた男性の精神疾患の程度がわかりませんが、

・暴れる

・わめき散らす

・突拍子もない行動をとる

といった周囲に深刻な迷惑をかける行為に至る可能性があった精神疾患であれば、

「食事や風呂以外の家族の目が届かない通常の時間帯」

は、「監禁するしかなかった」のかな、と思います。

 

男性の父親は、現在では無職ですが、20数年前から監禁していたのであれば、仕事で日中は外出していたでしょうから、「犬や猫のように檻に入れて行動を制限する」しか、社会に迷惑を掛けない方法はなかった、と考えたのかもしれません。

 

話題は変わりますが、数年前に「親がすでに亡くなっているのに年金を不正受給している事件」が相次いで発覚しました。

その際には、「生きていた場合の年齢」や「医療機関の利用の有無」を市がモニタリングしていれば「変だ、おかしい」と異変に気付くことができたのではないか、と言われました。

今回のケースも、三田市は、「男性が精神疾患のある障害者であること」を把握していたそうです。

一般論ですが、精神疾患の場合、障害者手帳の更新は、主治医か専門医の診断書が必要になるはずです。

この男性の障害者手帳の更新状況がどうだったのか、報道情報の限りではわかりませんが、更新のタイミングや市の担当セクションの家庭訪問など、「容易に異常に気づくことが可能な仕組み」があったのか否かが、気になるところです。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 16:36
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