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検察庁人事に“余人を持って替え難い”はありえない

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2020年10月7日付の毎日新聞が、

「検察庁法改正案、臨時国会提出見送りへ 定年延長「特例規定」修正案固まらず」

という見出し記事を報道していました。

 

記事によれば、

・政府は26日召集予定の次期臨時国会で、検察庁法改正案を提出することを見送る方針

・内閣の裁量で検察幹部の定年を最大3年間延ばせる「特例規定」の修正案が固まっていない

・野党が日本学術会議の会員任命問題への追及を強めるため対立法案を先送りする思惑がある

・検察庁法改正案は、2021年1月召集の通常国会に、国家公務員法改正案などと共に再提出

・検察庁法改正案は、検事総長を除く検察官の定年を63歳から65歳へ段階的に引き上げる

・63歳で幹部から退く役職定年も設けられたが、内閣が認める特例規定が問題視された

・政府は特例規定の撤回を含む条文修正を経て速やかに再提案する意向だった

・しかし、菅内閣への移行に伴う党役員の交代などで与党との調整が遅れていた

・政府・与党は21年度当初予算案編成を優先させるため、臨時国会を12月上旬までに終えたい

・日本学術会議問題もあり人事介入の印象がある検察庁法改正案の再提出は得策でないと判断

・・・

とのことです。

 

そもそも、民間の中小企業と違って、司法試験を突破し、優秀な日本人が集まっている検察庁人事に「余人を持って替え難い」・・・つまり「他の人に代わりにやらせることができない」、「その人にしかできない」仕事など、基本的に存在しないはずです。

 

「この人にしかできない」・・・そんな状況にならないために、「役職定年」を設けているわけで、仮に、現在進行形の刑事事件などに関し「余人を持って替え難い」事案が、万が一生じた場合は、定年延長ではなく、「定年の範囲内で役職延長」を認めればよいだけです。

そもそも、「内閣が認める最大3年の定年延長の例外規定」など、どのような規定に文章を練り上げたとしても「本来独立性が担保されるべき検察庁人事に内閣の恣意的意向」が配慮されていると疑われることは確実です。

 

野党にしても、少子高齢化や人生90年時代(注:政府の言う“人生100年時代”は年金の支給年齢引き上げを国民に当たり前に思わせるプロパガンダだと思うのであえて90年と表現しました)という今のご時世ですから、「定年を63歳から65歳」(検事総長以外)にすることは、異論はないでしょう。

 

個人的には、選挙で選ばれないが、実質的に政権に影響力のある首相補佐官、官房副長官などの「特別公務員の定年制」と「比例代表単独候補の定年制」を設けて欲しいと思います。

前者については、たとえば、現在の官房副長官は、安倍政権時代から引き続きその任にあたっていますが、今回の「学術会議問題」や「政府が運営する各種委員人事」にも「政権批判する人は選ばない」というゴリゴリの言論統制思考の方といわれ、一般論で捉えれば「老人性妄想」が入ってもおかしくない年齢です。

また、首相補佐官や内閣広報官などは、首相が任命できるのですが、現状、定年はないはずです。定年を「何歳に設定する」かは、議論があるところですが、「定年がない」のは、変だな、と思います。

後者については、選挙区で選ばれる国会議員は、私は、「有権者が選ぶ」のですから、法律で「国会議員の定年」を設けることはないと思います。しかし、選挙区で落選した人の比例代表で拾われるケースはともかく、比例単独は「党が恣意的に選べる」わけで、こちらは、例えば「70歳」など、定年を設けるべきと思います。

 

それにしても、「多様性を認め合う」ことが、国を成長させることだと私は思いますが、どんどん「煙ったい人は排除する」ということが当たり前のような状況に向かっている日本は、おかしいぞ、と思います。

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 10:25
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