RSS | ATOM | SEARCH
常磐道あおり運転初公判と被告の運転免許再取得の意向に対する世間の反応

JUGEMテーマ:ニュース

 

2019年7〜8月に、3ヶ所の高速道路で発生した「あおり運転事件」の初公判が2020年7月27日に水戸地裁で始まったそうです。

会社役員の宮崎文夫被告は、起訴内容について、「違っているところはありません」と起訴内容をすべて認めたそうです。

 

この事件は、多くの日本国民に恐怖を与えました。

その結果、「妨害運転罪」という新たな罪も法律に加わりました。

それにしても、国民の多くが「これはひどい」と実感し、社会的な影響が大きくなった理由は、被害者の車に搭載されたドライブレコーダーの映像でしょう。

ドライブレコーダーがない時代であれば、仮に、「あおり運転被害」が被害者から警察に被害届が提出されても、「証拠がないから被害届は受理できない」と門前払いされたでしょう。

仮に、逮捕できたとしても、今度は検察で「裁判を成立させるための証拠が不十分だから立件は難しい」と不起訴になったかもしれません。

 

確かに、宮崎文夫被告に対して検討された容疑の中で、

・被害者を「殺すぞ」などと怒鳴りながら顔を複数回にわたって殴った(傷害罪)

・適切な車間距離の保持をしなかった(道路交通法違反)

・数キロにわたって男性の車に蛇行や割り込みの進路妨害や急ブレーキを繰り返した(暴行罪)

・常磐道上り線上に無理やり停車させた(強要罪?)

・ディーラーに対して3日間の約束で車を借りたのに22日後に返却した行為(詐欺罪)

のうち、「殴った証拠」は、被害者が直後に病院に駆け込んで診断書を医師に書いてもらえば、証拠が残ります。

また、「ディーラーに車を約束期日までに返却しなかった」ことも事実なので、動かぬ証拠があります。

しかし、車間距離の保持、急ブレーキを繰り返した、無理矢理停車させられた・・・といった点は「ドライブレコーダーが無かった」としたら、立証が極めて困難だったでしょう。

 

それにしても、この事件が日本社会に与えた影響は、大きかったですが、「懲役刑を課すことができる強要罪」は、個人的には「ちょっと厳しすぎるのでは」と思います。

大々的に報じられたことで、社会的制裁もすでに十分に加えられていると思います。

 

各メディアが報じた初公判の様子は、ドライブレコーダーの映像や警察署に連行されるときに「東住吉警察署は嫌だ」とゴネた様子からは想像できないぐらい神妙な表情で、かつ、傍聴席に向かって社会を騒がせたことへの謝罪と反省を述べたそうです。

「法廷戦術だ」と捉えることもできますが、事件後に、被害映像を見る機会や事件当時を客観的に振り返って「あれは、やりすぎだった」と心底、反省したのではないかと思います。

 

この初公判を報じたヤフーニュースをいくつか見ましたが、ヤフコメは、きびしいものばかりです。

多くの意見が、「宮崎被告は罪を償った後に運転免許を再取得したい」という意向に反応して「2度と免許が取得できないような措置を取るべき」との意見が多いです。

個人的には、技術的な問題はあるかもしれませんが、「運転履歴や運転状況が監視できる状態」を条件に再取得はしてもいいのではないかと思います。

少し話はそれますが、欧米では「性犯罪の前歴者」に対して「GPSを利用して監視する」制度があるそうです。

これと同じように、あおり運転する人は、「直情的な性格」が要因だと思うので、「運転中にイラっとした時」に「このまま煽り運転をしてしまえば、免許を取り消される可能性があるし、警察にこの行為を監視されている」という状況を作れば、抑止になるはずです。

 

都会生活ならまだしも、地方で暮らすとしたら、「運転免許が取れない」というのは、生活権の侵害に当たるように思います。

「宮崎被告の運転免許再取得反対」の声がかなり多いことに、個人的には少し多いことに驚いた次第です。

 

【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと

(ブイツーソリューション刊)

http://www.v2-solution.com/booklist/978-4-434-26285-2.html

 

“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/

 

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001

author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 08:45
comments(0), -, - -
Comment