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幕下以下の力士の収入と力士の雇用上の位置づけ

JUGEMテーマ:スポーツ

 

2020年7月24日付の日刊スポーツが、

「50歳力士112年ぶり勝利 昭和入門の序二段華吹」

という見出し記事を報じていました。

 

記事によれば、(注:筆者が記事を編集)

・現役最年長50歳、西序二段68枚目の華吹(立浪)が、今場所初勝利を挙げた

・2連敗で迎えた西序二段66枚目の宇瑠寅(式秀)との一番で勝利した

・土俵中央で右回りに3回転させられたが、最後は左上手をがっちりつかんで上手投げ

・50代力士の白星は、1908年(明治41年)以来、112年ぶりだった

・華吹は5月28日に誕生日を迎え、昭和以降初となる50歳力士になっていた

・1986年(昭和61年)春場所が初土俵

・師匠の立浪親方(51=元小結旭豊)は年齢は上だが、入門は華吹が1年早い

・現役唯一の昭和入門で、昭和→平成→令和と3つの元号をまたいで土俵に立続けている

(以上、記事より)

だそうです。

 

このニュースを知った感想は、もちろん「序二段力士とはいえ凄い」の一言ですが、それと同時に、「生活はどうしているんだろう」と言う疑問がわきました。

 

ご存知のように、大相撲(力士は総勢約700人)の番付は、下から、序の口、序二段、三段目、幕下、十両、幕内とあり、月給やボーナスが支給されるのは、十両以上です。

ちなみに、ボーナスや手当を除いた月給は、十両が110万円、平幕が140万円、小結・関脇が180万円、大関が250万円、横綱が300万円です。

 

では、幕下以下はどうなっているかといえば、細かい手当を抜きにすると「年間6場所」(つまり2ヶ月おきに)で、場所ごとに「力士養成員」として「場所手当」が約7万7000円〜16万5000円もらえるそうです。

要は、ざっくり、年間に100万円前後の「収入」があるわけです。

 

力士は、フリーでは活動できないので、「部屋」に所属しますが、「部屋」が住居と食事は面倒を見てくれます。

したがって、「生活するだけなら困らない」ですし、日本相撲協会が「社会保険料は支払ってくれる」そうなので、その点は「場所手当」はまるまる手取りとなると思われます。

ただ、20代の力士や独身時代ならともかく、30才を超えてから「年収100万円」は、きつすぎます。

 

現実の力士の生活環境は、我々には想像するしかありませんが、普通なら、「力士としてのピークを過ぎる30代以降で、給料がもらえる十両から陥落したら、引退して別の仕事をする」と考えるのが普通ではないでしょうか。

そう考えると、「50歳で勝利」は「112年ぶりですごい」ですが、「現役力士として土俵に上がり続けていること」がもっとすごいと思います。

 

ちなみに、私は、「力士」は「公益財団法人日本相撲協会の職員」という身分だと思っていました。

しかし、調べてみると、最近まであいまいな立場(要は、労働者なのか個人事業主なのか)で、ある裁判の判例をきっかけに「個人事業主」という位置づけ(「準委任契約」)になったそうです。

給料があるのは、十両以上の力士全体の約1割なので、それ以外の9割の力士は、10代や20代前半の夢と希望がある力士を除き「よく続けられるな」とある意味感心します。

客観的には、そうしか見えませんが、高齢力士は意外と在籍しているようなので「部屋に留まって力士を続けるメリット」が他にもあるのかもしれませんね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ708号より)

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 15:53
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