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経営者から本音を聞き出す工夫

JUGEMテーマ:ビジネス

 

マネジメントシステムの監査(内部監査、二者監査、認証審査)において、経営トップの考えを聞き出すのは、なかなか難しいです。

 

人間関係が非常に強固な状況であれば、いいのですが、通常は、関係が深い方だとしても「仕事上の付き合いによる顔見知り」ですし、二者監査や認証審査であれば、「初対面」のケースも多々あるでしょう。

 

また、マネジメントシステムの監査の場合、近年は規格の中身自体がどんどん「経営そのものの仕組み」の要求事項に近くなっています。

そのため、聞く側は、どうしても「経営に対する本音の考え方」を知りたいのですが、経営者の認識としては、例えば、

・守秘義務があるといっても、なぜうちの収支や営業利益を話さなければならないんだ

・外部の人にうちの経営が分かるはずがない

・マネジメントシステムについての気づきは期待するが経営について見てもらう気はない

・経営計画は俺の胸の内に秘めておくものであって審査を通じて従業員に知られたくない

・審査なので、監査員に良い印象を持ってもらうために良いことしか話さない

といっは発想があるケースがあります。

そのため、「聞きだすテクニック」以前に、「必要以上に余計なことは話したくない」という壁があると思います。

 

「壁」を取り除くのは、月並みですが、信頼関係が一番です。

しかし、初対面の場合、なかなか難しいので、「一期一会」的に毎回の監査で監査員が変わるよりは、「なぁなぁ」や「癒着」にならない範囲で、何度か継続的に訪問できるよう監査を計画管理した方がいいと思います。

 

一般的な「聞き出す工夫」としては、

・経営者の話しやすい話題から入る

・一般社会情報の話題から入り、経営者の興味を確認してその話題を切り口にする

・コストアップ要因など経営面で気になるところをお聞きする

・監査側の業務経歴などバックグラウンドを知らせ、経営者に話の方向を定めてもらう

・弱みは業界全体の課題であることが多く、そこを切り口にする

・組織の強みから聞く。強みは話しやすい

・・・・・

などです。

 

マネジメントシステム監査は、もともとは、商取引の条件として要求されていたこともあり、「要求事項について外形的なことが整っており整合しているか」といった「検査」のような監査だった時代もあります。

しかし、いまでは、マネジメントシステムの導入・確率は、組織の経営システムの信頼性の証としても社会から期待されています。

当たり前ですが、コミュニケーション能力が高くないとなかなかこの仕事は務まらないです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ635号より)

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:26
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