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日本を代表する女性審査員が審査で心掛けていること

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ISOマネジメントシステム審査の世界は、認証機関の事務局を除き、審査員は、まだまだ男性審査員が多い世界です。

セクター規格の審査は、特定された職務経験が必要なので、例えば航空宇宙の場合、女性審査員は、日本では殆ど聞いたことがありません。

しかし、食品安全マネジメントシステムの審査員は、女性審査員がかなり活躍されています。

品質や環境マネジメントシステム審査の世界で、個人的には、「日本を代表する女性審査員のひとり」と思っている方がいらっしゃいます。

この方曰く、審査で心掛けていることは「審査料金に見合う納得感を持っていただけること」だそうで、そのきっかけは、ある病院のトップに「医師を審査員の前に1時間、座らせてインタビューを受けさせます。その時間に、腕の良い外科医が手術をすると相当の収益があげられます。それに見合うだけの結果を、審査を通してご提供ください」と言われたことだったそうです。

 

認証審査は、「継続的改善の仕組み」、「マネジメントシステムの有効性」、「一貫して要求事項を満たす製品・サービスを提供し続けられる仕組み」・・・といったことの検証なので、「売上増加」、「リピート数向上」といった業績向上の指標と結び付けて捉えることは、難しいです。

変な話、「大規模な製品回収」や「事故の発生」や「組織不祥事の発生」がなかった場合、「たまたま」なのか「マネジメントシステムが確立していたから」なのかは、検証しようがありません。

「外部審査の効用」という観点で捉えると、行政機関に訪問すると、「ISO認証は辞めたけどISOの仕組みは維持しています」という自治体がいくつもあります。

程度問題はありますが、私の印象では、認証を継続している自治体職員の方が「改善に前向き」です。

しかし、外部審査を受けていない自治体は、内心では「事なかれ主義」、「新しいことを初めて失敗するのはリスク」という風土があるのか、「改善」や「提案」といったことに後ろ向きな印象があります。

認証業界の片隅にいる私が「審査費用は莫大なコストでは決してないですよ」というと自己弁護に聞こえて説得力がないですが、敢えて申し上げれば、「改善や改革」、「利害関係者のニーズを取り入れ、新たなことを提案する組織風土」を築き維持することを考えたら、「審査費用やそれに関る費用は決して高いものではない」と思います。

 

少し脱線したので、話題を日本を代表するある女性審査員に戻しますが、この方が審査で心掛けていることのひとつに、「すばらしい取り組みがあった場合、しっかり賞賛するだけでなく、理由もあわせてわかりやすく伝えること」があるそうです。

私も経験がありますが、現場では、当たり前の取組みも、最終会議でトップに説明すると、「現場がこんなこともやっていたとは知りませんでした」と驚かれ、感謝されることがあります。

現場の良い取り組みや仕組みについて見つける力は、当然ですが、審査員の力量のひとつですね!

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ693号より)

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 06:27
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