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現代社会は多様化する雇用形態に敬意を払う必要がある

JUGEMテーマ:ビジネス

 

私の友人が創業社長をしている会社が、品川からフジテレビ本社の近くに社屋を移転したので、3月初旬に訪問してきました。

訪問した日は、私がこの会社と関わった15年前から在籍している社員の方が何人かいらしたので、昔話に花が咲きました。

私が当時、その会社でよく関わった人の中には、その後、この会社を離れ、今では東証一部上場企業に成長した会社の代表取締役をされている方もいますし、独立して、多くの従業員を抱える起業家となった方もいます。

 

その会社に残っている方も、働き方は様々で、順調にその会社でキャリアを積んで幹部になっている方もいれば、はた目には「社員」ですが、「企業内独立」をして「委託社員」として活動をしている人もいます。

私は、仕事柄、様々な組織に訪問させていただきますが、今の時代の働き方は、私が社会に出た頃とは格段に違って、多様化しているな、と思います。

 

昔は、役員か、社員か、契約社員か、アルバイトか、パートか、程度の形態でした。

当たり前ですが、これらの形態は、すべて、「会社に雇用されている」立場です。

その後、派遣、請負契約、委託契約といった働き方の形態も出てきました。

言わずもがなですが、派遣は、派遣会社に雇用されていて、給料も派遣会社から支給されます。

ただし、仕事の指示命令系統は、派遣先の指示で動きます。

したがって、マネジメントシステム認証の適用範囲に、派遣社員がいる場合は、対象人員から除外するのではなく含めるのが通常です。

 

わかりずらいのは、「請負」と「委託」です。

結論から言えば、

「請負」:発注元がある仕事の完成を依頼し、その完成品の対価として報酬を支払う

(業務の完成を依頼するので、完成までの過程に発注元は基本的に関与しない)

「委託」:発注元が任せた業務を受注者が行う。

(請負と異なり、完成品を納入する義務はない。発注者は業務の実行を依頼するので、仮に期待した成果が出なかったとしても、任された業務を行えば、報酬が発生する)

という違いがあります。

 

いずれにせよ、請負、委託、いずれも社会保険は、発注者の範疇ではない(近年では、社会保険に入っていないと契約しない発注元も多い)し、契約解除も社員と比較してしやすいので、発注者はそういうコスト的な意味でメリットがあります。

また受注者は、依頼された仕事をいつどこでやるかは、受注者側の自由なので、自らの裁量で、他の仕事を受託することも可能です。

 

ライフスタイルが多様化した現代ですから、就労形態も多様化するのは、ある意味、当然ですね。

うまくマネジメントするポイントは、それぞれの立場で働く人に敬意を払うことでしょう。

パートアルバイト、外注だから、上だとか、下だとか、見下した仕事をするのではなく、「その分野でのプロ」としてお互いが認め合うことでしょう。

先日、ある認証会社の方と名刺交換したら、名刺に「契約○○」と書いてありました。

名刺を持たせて仕事をさせる以上、外部からは「その会社の看板で仕事をしている」のだから、社員、契約社員、派遣社員、アルバイトなど、雇用形態は関係ありません。

この会社は、なぜ「契約○○」という名称で名刺を作ったのか、理解に苦しみますが、きっと根底には「正社員が上、契約社員は下」という差別意識があるのかもしれません。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ689号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:37
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