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イタリアの新型コロナウイルスによる死亡率が8.3%と高い理由

JUGEMテーマ:日記・一般

 

新型コロナウイルスの感染者数が、ヨーロッパを中心に激増しています。

「真実」はなんなのかわかりませんが、これまでの一連の報道情報から考えると、

・感染者数はPCR検査受診数に比例するので、実態に合わない

PCR検査を制限している日本の感染者数は、特に実態と差異がある

PCR検査をむやみやたらと実施すると軽症者まで入院させることになり医療崩壊が起きる

といったことは、「真実」のようです。

 

確かに、インフルエンザを例に取れば、インフルエンザは検査方法が確立しており、タミフル、リレンザ、ゾフルーザといった体内で増殖するのを抑える薬が開発されています。

したがって、高熱が発生すれば、病院やクリニックで受診し、感染の有無を確認し、薬を処方してもらえばいいわけです。

言わずもがなですが、持病があったり、高齢者で体力が極めてない、重症である、といった状況でない限り、インフルエンザの場合、入院することはなく、「人との接触を避け自宅で静養してください」となります。

 

新型コロナウイルスも、ウイルスのメカニズムが完全に解明されたわけではありませんが、これまでの報道から、

・感染しても一気に重症化しない

・感染しても潜伏期間が長く、自覚症状がない

・潜伏期間でも他人に感染する

・インフルエンザより感染性が高い

・エアロゾル感染する可能性もある

・糞便からもウイルスは排出されるのでトイレの排水のエアロゾル感染にも注意が必要

といったことがわかってきています。

 

そのため、イベントの自粛や移動制限のお願いが政府や各自治体から出ているわけです。

繰り返しますが、これまでの情報から整理すると、PCR検査を受診しても、検査精度が100%ではないし、医療機関に患者が溢れるから、重症者以外は、自宅でじっとして静養ください、というのが、日本の新型コロナウイルスに対する方針でしょう。

 

さて、ここで疑問が生じます。

感染者数は、「国によって事情が違う」のであてにならないは自明です。

例えば、お隣の韓国のようにPCR検査をじゃんじゃん受ければ、「公式に確認された感染者数」が増えるのは当然です。

日本の場合は、「微熱が続き限りなく怪しい人」に検査を絞っていますから、

・自覚症状がないまま自然治癒した人

・軽症者で自宅静養しているうちに自然治癒した人

は感染者数にカウントされません。

 

つまり、感染者数と死亡者数の関係、つまり「死亡率」は、日本の場合「比較的高い数字が出てもおかしくない」はずです。

例えば、2020320日(12時)の厚労省発表では、

・日本:感染者数950人、死亡者33名→死亡率(致死率)は、約3.47

です。

比較するために「PCR検査を積極的に実施している韓国」と比較すると

・韓国:感染者数8652人、死亡者94人→死亡率は、約1.09

となり、予想通り、「検査数が少ない日本は韓国より死亡率が高く出る」という仮説の通りになります。

 

しかし、ヨーロッパの数字と比較してみると、

・イタリア:感染者数41035人、死亡者3405人→死亡率は、約8.30

・スペイン:感染者数17147人、死亡者数767人→死亡率は、約4.47%

・フランス:感染者数10995人、死亡者数372人→死亡率は、約3.38%

・ドイツ:感染者数10999人、死亡者数20人→死亡率は、約0.18%

・イギリス:感染者数3269人、死亡者数144人→死亡率は、約4.41

となります。

さきほどの、日本と韓国の例で考えた仮説にあてはめると、死亡率が極端に低いドイツは、韓国同様にPCR検査をやりまくっている方針といえるでしょうし、死亡率が34%台のイギリス、フランス、スペインが、日本同様に、微熱が何日も続く、濃厚感染者と接触していた、といった「感染の可能性が高い人を中心としたPCR検査の方針」といえると思います。

 

ただ、WHOが発表した新型コロナウイルスの死亡率は、2%です。

そこから考えると「イタリアの死亡率は高すぎ」です。

報道によると、「イタリアは世界2位の高齢化社会(65歳以上が22%)だから死亡者が多い」と報じている記事もありますが、日本は65歳以上の人口は28%とイタリアより多いですから,高齢化率だけがイタリアの死亡率の多さとは言えません。

 

2020320日付の産経新聞では、

・死者の99%は感染前に別の疾患を抱えていた

・感染による死者のうち、3つ以上の疾患を抱えていた人は49%、全く疾患がなかった人は0.8

・死者の76%は高血圧で、36%は糖尿病にかかっていた

・感染者の平均年齢は63歳だが、死者の平均は79.5歳と高い

・最初の患者は風邪と思って病院に来ており、医師は対応後、十分消毒しなかった

320日までに、治療にあたった医師の14人が死亡

・医療関係者の感染は約3千人にのぼった

との報道がありました。

 

したがって、イタリアの死亡率の高さは、病院に入院、または通院して治療を受けている高血圧や糖尿病患者がクラスター感染したことによるものではないかと思います。

病気を治しに行った病院で集団感染し、重症化しお亡くなりになった方が増大したのだとしたら、現状のイタリアは、医療従事者が感染源として大きな要素を締めていたことになり、なんだかな、です。

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 09:55
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