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社会的な緊急事態に対するフリーランスの覚悟

JUGEMテーマ:ニュース

 

2020年3月18日付の週刊女性PRIMEが、

「新型コロナで西田敏行が政府に“俳優の危機”を訴える、過去にも“仕事仲間”を激励」

という見出しの記事を掲載していました。

 

記事によれば、

・芸能界でも、映画やドラマの撮影中止やイベントの中止など多大な影響が出ている

・舞台を中心に活動する俳優はコロナウイルスの影響について、

「予定していた公演が次々に中止になり、いつまで続くのか……そう思うと本当に怖い」

「舞台俳優は、公演が中止になると生活ができなくなってしまうという人も多い」

「劇団も公演がなくなって大変なので、保障してほしいとも言えない」

「これからもどんどん中止になっていくので、バイトを増やして生活していくしかない」

と語った。

・そんななか俳優たちの仕事と生活を守ろうと声を上げたのが、西田敏行だ

・3月5日、『日本俳優連合』は安倍首相ら宛に要望書を提出した

(筆者注:日本俳優連合の理事長は西田敏行氏)

・要望書のなかで西田氏は、

「私たちは、不特定多数の人々が集まるイベントなどの開催自粛を受け、中止を受け入れている」

「出演者へのキャンセル料等の話し合いには到底至らないケースが多い」

「生活に困窮する事態が見えており、仕事と収入の双方が失われ、生きる危機に瀕する事態です」

と、俳優たちの現状について訴えた。

・政府が発表した緊急対策には、コロナウイルスについての助成金が盛り込まれている

・助成金はが、企業に雇われた保護者の場合は1日8330円、フリーランスは4100円

・西田氏の要望書は、「雇用・非雇用の別のないご対応でご配慮下さい」と締められている

(記事からの引用(一部編集)ここまで)

 

俳優に限らず、雇用や発注に関しては、フリーランスの立場は弱いです。

「そういう契約に関して不利な立場を承知でフリーランスになったんだろ」と厳しいことをおっしゃる人もいますが、「ひとりで頑張る」のは、雇用側と対等な交渉をする上では、雇用側との関係が良好な時はいいですが、経済や雇用側の経営環境が悪化すると、とても対等とは言えない条件を押し付けられることもあるので、業界団体等で「組合」組織を作って、団体交渉する工夫をしています。

 

今回、政府が支給を決めた助成金に関しては、「政府の要請」に基づく「臨時休業」なので、正規雇用、フリーランスに対して支給されるのは、当然ですが、その額については、差が出るのは、フリーランス側(例:日本俳優連合)からすると「法律にしたがって税金を支払っているのだから、助成額に差が出るのは納得できない」と感じるのは普通でしょう。

 

よく、サラリーマンは、失業保険を毎月の給与から天引きされて支払っているけど、フリーランスは支払っていないんだから、「差が出るのは当たり前」論を展開する人も多いですが、今回の政府の緊急対策支援は、「失業」に伴うものではなく、「自由主義経済の世の中における政府の要請」なので、失業保険とは別物で考えるべきと思います。

 

ただ、私もフリーランスなので、このような世の中の非常事態に対して、「フリーランスのデメリット」は職業選択する上で、理解しておくべきでしょう。

「フリー」を選ぶことで「夢もあるがリスクも大きい」ことを理解できなかったら、フリーランスを選んではダメだと思います。

私の場合、仕事柄、例えば小売業や飲食店経営のように元手が大きくかかりませんが、それでも、病気や事故で収入が無ければ、毎月経費は掛かっていますから、単月で見れば「赤字」です。

そのリスク回避のために病気や事故時に支給される保険に加盟しています。

 

年金でいえば、老齢基礎年金に上乗せする「国民年金基金」がありますが、フリーランス業界(例:俳優、芸術家、スポーツ選手・・・)もこうした社会的な緊急事態の備えた基金を創設して備えるしかないのかな、と思います。

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:42
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