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うまいだけでは芸術家は食っていけない

JUGEMテーマ:日記・一般

 

趣味のマラソンイベントは、東京マラソンの一般参加中止決定以降、続々と中止が決定し、様子見をしている大会も、感染者拡大が治まる雰囲気がないので、「ギリギリまで粘って結果的には中止」というパターンが多いです。

 

本業の仕事関連では、新型コロナウイルスの影響で、今週予定していた仕事がいくつか延期になりました。

こういう時こそ、「時間ができた時にお願いします」と言われたまま「明確な期限がないことを言い訳」に、たまっている仕事(例:書籍原稿、研修会資料作成、業務経歴資料の更新など)を片付けるチャンスです。

 

話題は全く変わりますが、テレビ朝日系で日曜夜に放映中の「ポツンと一軒家」。

NHKの大河ドラマを見た後に、チャンネルを「ポツンと・・・」に切り替えると、70歳に近い彫刻家のご家庭が取材対象でした。

番組最後の10分程度しか見ていませんが、印象的なのは、取材陣が彫刻家のご主人に「息子さんには(彫刻家)を継がせないんですか?」と質問すると、「興味がないから教えない。無理やりやらせて逆恨みされたら困る。芸術で食べていくのは難しいこと」とおっしゃっていたことです。

 

私が見たシーンだけなので、間違っているかもしれませんが、その彫刻家の方は、つい10年ほど前までは、お弟子さんが通算で1000人ほどいたそうです。

彫刻品を売って生計をたてられたのはわずかの期間で、その後は「口」(要は彫刻教室の指導者)で稼いだ、と。

現在、放映中のNHK朝ドラの「スカーレット」は、女性陶芸家が主人公ですが、主人公に陶芸を教えた元旦那は、現在(劇中)は、陶芸家を生業にしていません。

ふたりのひとり息子は「陶芸家」を目指しているが、かつて大学の先生だった師匠には「(陶芸で)食べられるまでは生地屋(芸術品でない普段使いのお皿や湯飲みをせっせと作る)をやったらどうか」と勧められています。

 

当たり前のことですが、芸術家は、名前が売れないと、いくら上手に絵が描けたり、お皿や壺を作れても、生活ができるほどの対価は得られないのです。

これが「職人」の世界になれば、努力である程度の腕前になりますし、工業製品と違った「手作り」を求める客層が必ずいるので、ごはんが食べられます。

 

私の専門の「マネジメントシステム」は、芸術家集団を組織として効果的に管理する仕組みは作れたとしても、継続的に芸術家を輩出していく仕組みは、「必ず作れる」ものではありません。

「職人集団の組織」であれば、まだ、比較的継続的に生み出す仕組みができるかもしれませんが。

 

またまた話は変わって、昨日開催された名古屋ウィメンズマラソンで東京五輪の女子マラソン最後の1枠は、若干22歳のワコール所属の一山麻緒選手が日本人選手国内最高タイム(日本歴代4位)の快走で獲得しました。

ワコールの大先輩で、アテネ以降4大会連続出場中の福士加代子選手は、マラソンでの出場権を逃してしまいました。

しかし、取材陣の「1万メートルでの五輪挑戦は?」という問いに、新国立競技場を走ってみたいし、可能性があるなら挑戦したい、というような含みを持たせた、つまりは「完全否定」はしませんでした。

私が高校生の頃は、「帰宅部」でしたが、体育の授業で100mを「13.3秒」で走ったら、体育の先生が「一流になるのは無理だけど、陸上部に入って(俺の指導のもとで)練習すれば、12秒台半ばで走れるようにしてやる」と陸上部に勧誘された記憶があります。

実際、入部して練習に励み「12.5秒」で走れるようになったかどうかはわかりませんが、凡人はそんなに頑張っても12秒台ですが、才能がある人であれば、同じような努力をしても10秒台後半で走れちゃうわけです。

世間的には、福士さんに対して、「もう4大会も五輪に出場したんだし、2013年の世界陸上のマラソンでは銅メダルを獲得しているんだから」という声もあるかもしれませんが、「やるなら今しかない」の気持ちが残っているなら、凡人はやりたくても絶対に無理なことなので、頑張って1万メートル代表にチャレンジして欲しいな、と思います。

新谷仁美選手と福士加代子選手が、東京五輪の舞台に立つのを見てみたいです。

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 10:23
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