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経営管理における“外部の課題”

JUGEMテーマ:ビジネス

 

教育機関のLMJのメルマガで、LMJ ISOフォーラム主幹の大藤好樹氏が、

ISO90014.1で言うところの“外部の課題”は「問題点」ではない」旨の主張をしていました。

結論から言えば、同感です。

 

このことは、ISOマネジメントシステムの関係者だけでなく、企業経営者、管理者を含めて、「経営管理」について関心がある人なら、「問題点を見つけて解決に向けての手段を計画し、実行していくこと」は「あるべき行動」ではあるが、財政的事情、技術的事情、利害関係者との調整などさまざまな状況を勘案して優先順位をつけて「組織がやるべきこと」を決めるのが経営なので、「解決していない」あるいは「解決に向けての行動が必須」ということではないのが現実でしょうし、もちろん、ISO規格でも要求はしていません。

 

「外部の課題の明確化」については、もちろん、全てを解決できれば、素晴らしく、望ましいことではありますが、組織が捉えるべきことは「外部の状況の変化をしっかり組織で情報をキャッチして把握し、世の中の変化に対応したマネジメントをしなさい」ということでしょう。

 

話は脱線しますが、この「世の中の変化」ですが、常に意識していないと、意外と難しく、変化から取り残されて行きます。

フリーランスになると、ものごとが「客観的に捉えることができる」というメリットはもちろんあります。

しかし、組織にいると、業界ニュース、業界団体の会合、専門誌、関係者との意見交換、最新の関係顧客のニーズ、新たに開発された技術情報・・・といった情報の入手が非常に貧弱になります。

ある技術士(機械)の方と雑談していた時に「独立後、3年ぐらいは技術士としてニーズがあったが、それ以降は、新しい技術革新についていけなくなった」(→その後、マネジメントシステムの世界へ)とおっしゃっていました。

 

私自身も、サラリーマンの頃は、業界の会合、関連学会開催の講演会等に積極的に出席して、発言もしていました。

しかし、フリーになると、「目先の仕事をこなすこと=売り上げに直結」なので、せっせと「稼げるときに稼ごう」精神で(笑)スケジュール帳が真っ黒になるぐらい仕事を埋めていた時期がありました。

しかし、あるとき、業界関係者と話していると「ヤバい、最新情報をフォローしていない」自分に気づくことがしばしばでできました。

変な話ですが、人様の組織に訪問して「業務方針は?」、「事業計画は?」、「年度目標は?」、「教育計画は?」・・・「これらの予算計画は?」・・・といったことを問いかけしているのに、自分自身は「目先を追っかけているばっかりじゃん」とある時、猛省し、定期的に所属学会や外部講習会に参加するようにしました。

 

話題を少し「世の中の変化」の話に戻しますが、冒頭に紹介した大藤好樹氏のコラムによれば、「世の中の変化として、昔に比べて差別用語に厳しい目が向けられるようになった」と述べられています。

事例を挙げれば、

・めくら判→チェックせずに判を押すこと:適当な言い換えことばがない

・はだ色→「薄だいだい色」に言い換え

といった用語は、以前は「普通の日常会話」でしたが、いまでは、多様性の観点から使用がされないようになっています。

 

私個人の経験では、今話題の「日本郵政」です。

私が仕事で最初に関わったのは、1999年頃ですが、日本郵政の仕事をする際に「注意事項」について教育を受けました。

印象に残っている禁止用語に「片手落ち」があります。

今の人なら「そんな言葉を使ったらいけないのは当たり前じゃん」だと思いますが、20年前だと「ついつい、会話の中で使っちゃいそう」と言葉遣いに慎重になったものです。

 

古い話で恐縮ですが、30年ほど前に童話の「ちびくろサンボ」を販売していたの出版社が、自主的に販売を止めたことがニュースになりましたが、「ちび」も「くろ」も今では、テレビ出演者が生放送で思わず口にすると、「不適切な表現がありました。お詫びします」の時代です。

時代の変化に迎合はしたくないですが、ついて行けるように、アンテナを張り続ける努力とそうした行動をするモチベーションが落ちないようにしないとまずいな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ678号より)

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:24
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