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政権のやりたい放題にならされてしまった国民

JUGEMテーマ:日記・一般

 

202023日の衆議院予算委員会で、国民民主党の渡辺周委員が、黒川弘務東京高検検事長(62)の定年延長が国家公務員法に基づいて閣議決定されたことについて質問しました。

渡辺氏の質問に対して、森雅子法務大臣は、法的に問題ないとの見解を示したそうです。

ご存知のように、検察庁法では、検事総長の定年は65歳、それ以外の検察官は63歳と定めており、定年延長の規定はありません。

 

各メディアの報道では、森法務大臣は、定年延長の法的根拠について、

「検察庁法は国家公務員法の特別法。特別法に書いていないことは一般法の国家公務員法が適用される」

定年延長の理由については、

「重大かつ複雑、困難な事件の捜査・公判に対応するため、黒川氏の指揮監督が不可欠だと判断した」

と答弁したと報じています。

 

この人事について、以前から週刊誌報道では、

・政権は、親安倍派の黒川氏を次期検事総長にしたい

・現在検事総長の稲田伸夫氏(63)は、名古屋高検検事長を次期検事総長に指名するのでは

・名古屋高検検事長の林真琴氏は今年の7月に63歳(定年)になる

・黒川東京高検検事長は菅官房長官など政権中枢に近い

・林名古屋高検検事長は、政治色がなくリーダータイプ

・黒川東京高検検事長は28日で63歳(定年)を迎える

と報道されていました。

 

つまり、2020131日に閣議決定された黒川氏の定年延長は、表向きは、カルロス・ゴーン被告の国外逃亡により検察業務に影響が出ないため、と言われていますが、状況的に見て、親安倍派の黒川氏を東京高検検事長に留まらせ、林氏の時期検事総長の芽を摘みたかったのでしょう。

 

その理由は、素人でもわかることですが、

・安倍総理に降りかかっている疑惑「桜を見る会」参加者の買収疑惑(政治資金規正法違反)

・政治家のIR疑惑(秋元司衆院議員は逮捕・起訴)

・菅原一秀前経産相の辞任(政治資金規正法違反)

・河井案里議員への莫大な選挙資金疑惑

・河井克行前法務大臣の辞任

といった「刑事事件に発展する可能性のある政治家」を封じ込めるためでしょう。

黒川氏は、司法修習生時から「秀才」と言われていたそうですが、法務省事務次官に上り詰めることができたのは、現政権寄りの思想・行動が評価されたからと言われています。

したがって、安倍政権は、今、黒川氏を辞めさせるのは得策ではないわけです。

 

現に、2009年の石川知裕衆院議員(当時)以来、約10年ぶりの政治家逮捕(IR疑惑の秋元氏)を森本宏特捜部長が指揮したのは、時期検事総長人事(林氏)をにらんでのこと、と言われていました。

つまり、政権に忖度する必要が、次期検事総長人事で無くなると仮定すれば、自らの功名を上げるために、バンバン取り締まれるわけです。

 

それにしても、この件を含めて、現政権を振り返れば、「政権を取ってしまえばなんでもあり」で、法治国家、民主主義国家とは、世界に胸を張って言い難い日本になっています。

ぼんぼん育ちだと、自然とまわりから甘やかされて、ルールのある子どもの遊びでも、形勢が不利になると「新ルール適用」を宣言すれば、まわりは何も言えない環境で育ってしまうのでしょう。

したがって、一般常識のある大人なら、検察庁法無視の定年延長の決定を、「厚顔無恥」なふるまいだ、と内心は「恥ずかしい」と思うでしょうけれど、おそらく「何が悪いの?」、「担当局(今回は法務大臣)も法律上の問題はない、と言っているではないか」とまったく、悪びれる感覚はないのでしょう。

 

世間も、薄々は、「安倍政権だけでなく、政権を取れば多少のズルや利権は享受されてもしょうがない」と思っているのだと思いますが、安倍政権はちょっとやり過ぎで、節度がない気がします。

それにしても、こうした「なんでもあり」のふるまいについて、ネットではそこそこ報じられていますが、テレビの一般ニュースでは、まるで報道されていませんし、世間もあまり騒ぎ立てません。「何を言っても損をするだけ、言うだけ無駄」の空気が「今の常識」として日本中に蔓延しているのかもしれません。

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 09:13
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