RSS | ATOM | SEARCH
ナイキ厚底シューズと黄金世代

JUGEMテーマ:スポーツ

 

202012日、3日に開催された第96回東京箱根間往復大学駅伝。

1回大会から数えて100周年ということでも注目を浴びた大会でしたが、結果は、青山学院大学が圧倒的な強さで5回目の総合優勝(往路1位、復路2位)を飾りました。

 

今大会で注目されたのは、新記録が多数生まれたことです。

・区間新記録は、10区間中7区間で生まれた

・区間新記録は、7区間で合計13選手

・往路新記録は4校

・復路新記録は1校

・総合新記録は2校

・来年のシード権確保の10校は全て11時間切り

 

テレビを見ている範囲ですが、気象条件がよく、いわゆる「マラソンに向いた天候」だったことも好記録連発の要因ではありますが、やはり何と言っても、「ナイキ社の厚底シューズ」の影響は大きかったといえるのではないでしょうか。

 

実際、今回の区間賞10選手中、10区区間賞かつ区間新の創価大学嶋津雄大選手を除いて、全てナイキ社の厚底シューズでした。

また、1月3日付の読売オンラインによれば、

「ナイキ社の厚底シューズ着用率は出場210選手の約85%」

だったそうです。

 

私も履いたことがあるので、実感がありますが、読売の記事では、

・「ヴェイパーフライ(VF)」シリーズは、超軽量ソールの厚底

・ソールに炭素繊維のプレートを埋め込まれており、クッション性や反発力を高める

2018年にはVFを履いた設楽悠太選手と大迫傑選手が、男子マラソンで日本記録を更新した

20197月発売のタイプは、選手から「今までより反発を受けやすい」と好評

201912月の全国高校駅伝でも多くの選手が着用した

と報じられていました。

 

私が履いたのは、練習をぜんぜんしていない状態なので、「好調時の使用時と不使用時のタイムの比較」ができていないのが残念です。

しかし、感覚論で恐縮ですが明らかに「なんだか走らされていてスピードが出る」という感覚は非常にあり、「ちゃんと練習した状態の時に、これで走ってみたい」と思いました。

 

今回の箱根駅伝は、しびれる展開はもちろん、「新時代到来」が明らかでした。

以前は、「駅伝はオーバーペースで入ったらダメ、後半必ず垂れるから」というのが常識でした。

例えば「花の2区」を走った多くの助っ人留学生で、持ちタイムが断然速くて、前評判が高かった選手も、前半飛ばし過ぎて、後半の権太坂で失速し、助っ人としての期待に反して67分台後半(去年までなら67分台でもめっちゃ速い)で終了、という感じのランナーも数多くいました。

しかし、ナイキ社の厚底シューズは、脚が持つので、前半からガンガン飛ばしても後半に大きく失速することなく次の区間につなぐレースができたわけです。

 

前評判の高かった東海大学が、青山学院大学に敗れた敗因は、色々ありますし、各区間個別のランナーの当日の体調もあったので、一概には言えませんが、ざっくりした全体的な感想としては「突っ込んで入ったか、落ち着いて入ったか」の違いが大きな差になって表れたように思います。

典型的なのは、東海大の3区と9区。

それぞれ、区間6位と8位ですから、役割はそこそこ果たしていますが、青山学院のランナーとのタイム差は、それぞれ49秒、142秒遅れでした。

トラックの持ちタイムならむしろ東海大のランナーの方が速いぐらいですから、結果論ですが、厚底シューズ(VF)の力を信じて前半から突っ込むべきだった気がします。

 

それにしても、東海大学4年生世代は、「黄金世代」と呼ばれました。

その理由は、高校駅伝の花の1区(10キロ)で、上位10選手のうち6人が入学し、世間からは両角監督のスカウト力が評価されるとともに「乱獲」と揶揄された世代だからです。

振り返れば、4年前は、「この世代が在学中に何回“3大駅伝”で優勝できるかな」とワクワクしていました。(※学生3大駅伝:出雲、全日本、箱根、と言われている)

結果的には、黄金世代1年の出雲駅伝、3年の箱根駅伝、4年の全日本駅伝と12大会中3つの優勝でした。

当初の期待のすごさを考えれば、少々物足りない結果ですが、この世代にはワクワクさせてもらった4年間で感謝しかないです。

それにしても、青山学院の原晋監督の指導力(最優先度を箱根に置き、ロード対策の中心の長い距離の走り込み)はすごいな、と思いますし、しばらく「箱根は青山学院」時代が続きそうです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ679号より)

 

 

 

 

【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと

(ブイツーソリューション刊)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434262858/bloglogcom-22/ref=nosim/

 

“できるビジネスマンのマネジメント本”(玄武書房)

https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/

 

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 07:14
comments(0), -, - -
Comment