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神戸市立東須磨小学校の教員イジメ問題

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若干、旧聞に属する話題ですが、「神戸市立東須磨小学校の教員イジメ」問題です。

各メディアの報道を聞くたびに、「なぜ、こんなおぞましいイジメが見過ごされてきたのだろう」と思います。

 

うろ覚えですが、メディアの報道によると、

・複数のベテラン教員が若手教員に激辛カレーを食べるよう強要した

・ベテラン教員は、若手教員を呼び捨てにしている

・いじめの首謀者である30代男性教員はセクハラをしていた

・いじめの首謀者である30代男性教員は、若手教員の新車の上に乗ってふざけた

・・・

その他、情報源は週刊誌(文春、新潮)ですが、文字にするのもはばかられるような、セクハラ、パワハラもあったようです。

週刊誌の記者が、いじめの首謀者である30代男性教員の幼少期を知る知人にインタビューしたところ、その知人は、

「昔と変わっていない」

「昔から先生の前ではおとなしい」

「大人が見ていない前では、悪ふざけやいじめをしていた」

といったようなことを語ったそうです。

 

私自身「聖人君子」ではないので、人のことを言えた義理ではありませんが、本質的には、人には、「権威欲」や「征服欲」、「悪ふざけ欲」などがあると思います。

それを多くの人は、職場や家庭を含め社会環境の中で、自分自身の理性で押さえ、その社会環境を制御するもの(例:法律、モラル、コンプライアンス、警察、上司など)に管理(抑止)されて、実際の行動をとることはありません。

 

しかし、東須磨小学校の「教員イジメ」は、発生し、それを被害者教員は校長に訴えていたにも関わらず見過ごされたわけです。

つまり、いじめ加害者教員に、セクハラ、パワハラ、いじめを理性で押さえる力がないのであれば(そもそもは、そんな人間を教師にしてはいけないのですが)、組織(東須磨小学校、教育委員会)が教員間のセクハラ、パワハラからのいじめに気づき、対処を取らなければいけないのです。

 

報道情報の範囲ですが、若手教員は、新任教員として赴任した2017年度に当時教頭だった前校長(2018年度に校長となり2019年度は別の学校に転任)に飲み会への参加を強要され、それを断った頃からいじめが始まったそうです。

その後、前校長にいじめ被害を訴え、他の教員からもこうしたいじめについて問題提起されていたにもかかわらず、単なる聞き取りと注意喚起程度しか実態調査や対応を取っていなかったようです。

 

いじめ問題が表面化してから、前校長は「執務室にいることが多く気づかなかった」、現校長は「問題についての引継ぎは無かった」と傍からみるといい訳しかしていません。

仮に、本当に前校長と現校長が「いじめ問題」に気づいていなかったのであれば、管理職としての感性が乏しく著しく校長としての力量に欠けていると思います。

また、いじめ被害者や他の教員から、いじめ被害についての情報が上がっているにもかかわらず、適切な対応が取られていなかったわけで、調査方法など実態把握がずさんであったとしか言いようがありません。

 

また、デイリー新潮の報道(20191018日)によると、神戸市教育委員会の総務部は「神戸市の採用試験を経た行政職」が就き、学校教育部は「小中学校の教頭経験者」が就いているそうです。

つまり、将来的に、校長になって現場に戻る「予備軍」が教育委員会の学校教育部職員として従事しているので、本来の役目である学校の管理監督業務が十分に機能していない、というのです。

 

教育評論家の尾木直樹氏によれば、教員採用試験の倍率が3倍を切ると、採用した職員の質が著しく低下するといわれているそうです。

2000年前後は、小学校教員の採用試験倍率は10倍以上あったものの、最近では、東京都の場合、1.1倍になっているそうです。

 

・教員の待遇や勤務形態を中心とした職場環境整備

・校長、教頭など管理職としてふさわしくない人材の降格システムの整備

・教員間の職場トラブルに関するホットライン体制の整備

・・・

少なくともこうした対策を取らなければ、今回のような「教員イジメ」は、またどこかで顕在化するでしょうし、根本解決には至らないことは間違いないでしょう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ669号より)

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 05:23
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