RSS | ATOM | SEARCH
ラベル

JUGEMテーマ:日記・一般

 

学生時代の友人と飲んでいる時に、「学歴」の話になりました。

その友人の現在は、傍から見れば、人生の成功者で、幸せに暮らしています。

しかし、飲むと若かりし頃の悔しかった思い出がよみがえるようです。

 

就職先は中堅メーカーでしたが、国立大学卒業の先輩たちから出身大学をバカにされ、入社時点で上に上がれないシステムに気づき、悔しかったそうです。

 

家庭の事情があり、10年ほどでその会社を退職し、故郷に戻って教員を目指した時も悔しい思いをしたそうです。

この友人は、私と一緒に大学院を修了しましたが、その後、別の大学に入学しています。

その理由は、やはり学歴。

 

友人は、地元の国立大学に入学し、2回目の大学生をしました。

飲んでいる時なので、詳しくは語りませんでしたが、採用試験では、毎年厳しいことを言われ、正規採用ではない非常勤講師は、隣県の高校に勤務していました。

私も彼も「工業高校教諭」の教員免許は持っていますが、当時、なぜ、2回目の大学入学をしたのかわかりませんでした。

「理科や数学の教員免許を取って採用の可能性を広げるためなのかな」

と漠然と思っていましたが、彼曰く「そこまでさせるなよ」の気持ちだった悔しい経験が採用段階で何度もあったようです。

 

ただ、皮肉なことに、当時、学歴をバカにされ採用されなかった地元の教育委員会から教員をやってくれないか、という連絡が近年は毎年あるそうです。

ご多分に漏れず教員人材が不足しているのでしょう。

彼曰く「今さら何を!」の気持ちでいっぱいだそうです。

 

定時制高校に勤務していた時に、頭はいいけど、家庭事情で進学できなかった人は、資格を取りまくっていたそうです。

資格を取りまくって、学歴に負けないレベルに自分のラベルを貼り換えて行かないと、世の中の仕組み上、上に立てない。

理不尽だなぁ、と思ってもそれが現実だ、と教師をしながら、強く感じたそうです。

 

私の仕事仲間で、60才近くになって大学院の博士課程に入学し、博士号を取得した方がいます。

その方は、ある専門分野の世界では知識が豊富で、国家資格である技術士の資格もあるので、バリバリ仕事をされています。

しかし、博士号を取得したら、まわりの見る目が全然変わった、といいます。

「博士号を取得するために努力はしたけど、自分自身はそんなに変わっていないのに」とおっしゃっていました。

 

実力があっても、ラベルを貼り換えて行かないと評価されない、採用されない、出世できないことが世の中の仕組み上、たくさんあります。

私がサラリーマンを辞めるときに、職場のある先輩から言われたのは「コンサルタントの世界は経験や実力ももちろん大事だけど、学歴がものをいう世界。厳しいよ」と私の学歴から将来を案じてくれた先輩もいました。

私は、独立後、学生時代の友人のようなあからさまな学歴差別は受けてこなかった(もしかしたら、私自身が能天気に差別されていることに気づかなかっただけ?)のですが、世間一般では、ことばにはしなくても、こうした理不尽さに悔しい想いをしている人は、たくさんいるのでしょう。

 

高校の同級生と飲んだ時も、その旧友は都市銀行勤務(現在は関連会社に転籍)なのですが、入社式の時に大学のランクで席が決まっていて、先輩から、「お前たちはあそこに座っている奴らから使われる存在なんだ」と言われ「入社時点ですでに経営幹部コースと中堅幹部コースがきっちり分かれているんだ」と社会人になったとたんに痛感したそうです。

 

大きな組織は、こうした序列をつけないと人事管理ができないのかもしれませんが、同じ大卒でも体育会系出身者には、外回りの仕事、といったように与えられる仕事があらかじめ決まっていて、よほど実力者に気に入られるなど、飛躍のチャンスがない限り、評価されるチャンス自体が与えられないのです。

 

・・・冒頭の話に戻りますが、そんな愚痴を言っていた友人も私も、現役世代としての人生は後半戦。

就職した当時の日本なら、楽隠居する年齢に近づいてしまいました。

ただ、まだまだ「このままで終わらせたくない」と信念を持っているライフワークもあるので、もうちょっと地道に頑張ろうと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ664号より)

 

【好評発売中!】
『ISOの復権 マネジメントシステム認証制度が社会的価値を持つために必要なこと

(ブイツーソリューション刊)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434262858/bloglogcom-22/ref=nosim/

 

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:一般コラム, 06:03
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://blog.logcom.jp/trackback/867952