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ISO マネジメントシステムの復権

JUGEMテーマ:ビジネス

 

私は、ISOマネジメントシステム規格の認定認証制度に仕事で関わるようになって、26年目になりました。

個人的には、当初、この制度に期待していたイメージと現状を比較すると、正直な所、やや期待はずれです。

 

ネット検索で、「ISO」、「ISO認証」などのワードを入れて検索すると、

「既存文書以外にISO用の文書や記録が単に増えただけだ」「手順書と記録作りに追われている」「認証機関に指摘されたことに振り回されて本来の会社の特徴が失われている」「“ISO=面倒で厄介”と言うアレルギー体質に自社社員が陥っている」など枚挙にいとまのないぐらいISOマネジメントシステムの運用やISO認証制度について否定的な意見がネット検索すればたくさん見つかります。

 

ISOマネジメントシステムを導入した組織が「組織運営に真の意味で活かし成果を上げている」と言うことであれば、ISOマネジメントシステム導入組織の価値は社会的に向上しているはずです。

そして、組織はマネジメントシステム規格を経営に活かすための正しい知識を持ち、マネジメントシステム規格を活用して仕事の仕組みを体系的に整理し、組織が目指す成果を効率的に導き出す経営管理のツールとしてもっと活用し、社会的にも価値ある制度として認識され、確固たる地位をもっと確立していたでしょう。

 

しかし、日本国内において認証組織数は減少気味の横ばい状態にあります。また「発注者の要求により認証というお墨付きを得ること自体が目的のみの組織」や「お墨付きを得るために形式的なルールを構築・指導すること自体が目的のコンサルタント」「組織の要望を最大限忖度し、お墨付きを形式的に付与することがビジネス的使命と考えている認証機関」はいまだに少なからずあり「ISO マネジメントシステム認証の価値」が停滞しています。

少し大袈裟に言えば、ISOが本来もつ良さは多くの組織やビジネスマン、社会に理解されず地に落ちてしまいました。本来、ISOマネジメントシステム認証制度が社会で担っているポジションは「社会的価値を持った制度」となることです。他の制度でいえば、英検やTOEICのように民間資格として認知され、大学受験の大学入学共通テストに活用されることです。ISOであれば例えば、証券市場の上場審査や各省庁の認定制度における活用が考えられます。けれども、こうした「能力証明」としての活用は進んでいないのが実態です。

 

私は、マネジメントシステムを経営ツールとして活用している組織が成功を収めることで、ISO マネジメントシステム規格やISO 認証制度の効用が社会的に認知され再評価されるのではない

かと考えますが、社会制度としてISOマネジメントシステムをもっと導入してもらうためのロビー活動も必要でしょう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ648号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:04
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