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食品ロス削減推進法

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2019年5月24日の参議院本会議で、全会一致で「食品ロス削減推進法」が成立しました。

 

参議院のウェブサイトによれば、「食品ロスの削減の推進に関する法律」の概要は、

 

・食品ロスの削減の定義(第2条)

 →まだ食べることができる食品が廃棄されないようにするための社会的な取組

 

・責務等(第3条〜第7条)

 →国・地方公共団体・事業者の責務、消費者の役割、関係者相互の連携協力

 

・食品廃棄物の発生抑制等に関する施策における食品ロスの削減の推進(第8条)

 →食品リサイクル法等に基づく食品廃棄物の発生抑制等に関する施策の実施に

当たっては、この法律の趣旨・内容を踏まえ、食品ロスの削減を適切に推進

 

・食品ロス削減月間(第9条)

 →食品ロスの削減に関する理解と関心を深めるため、食品ロス削減月間(10 月)を設ける

 

・基本方針等(第11条〜13条)

 →・政府は、食品ロスの削減の推進に関する基本方針を策定(閣議決定)

・都道府県・市町村は、基本方針を踏まえ、食品ロス削減推進計画を策定

 

・基本的施策(第14条〜19条)

 →1)消費者、事業者等に対する教育・学習の振興、知識の普及・啓発等

※必要量に応じた食品の販売・購入、販売・購入をした食品を無駄にしないための

取組等、消費者と事業者との連携協力による食品ロスの削減の重要性についての

理解を深めるための啓発を含む

2)食品関連事業者等の取組に対する支援

3)食品ロスの削減に関し顕著な功績がある者に対する表彰

4)食品ロスの実態調査、食品ロスの効果的な削減方法等に関する調査研究

5)食品ロスの削減についての先進的な取組等の情報の収集・提供

6)フードバンク活動の支援、フードバンク活動のための食品の提供等に

伴って生ずる責任の在り方に関する調査・検討

 

・・・

といった内容のようです。

 

私は仕事柄、食品関連産業に訪問することが多いですが、この法律成立に伴う食品関連事業者の実質的な影響は限定的だと思います。

食品リサイクル法では、食品製造業者、卸売業者、小売業者のリサイクル率が規定されており、また、多くの食品関連産業で、食品ロスを削減するための取組みとして、賞味期限の見直し、在庫管理の見直しなどを計画的に実施しています。

 

どちらかといえば、食品ロス削減推進法の制定で影響があるのは、都道府県や市町村の方かもしれません。

例えば、条項に「食品ロス削減推進計画」を都道府県や市町村は作成することになっていますので、食品関連の営業許可を出す保健所などを通じて、どのように食品関連産業に指導されていくか、注目です。

 

月並ですが、食品ロスを減らす大きな要素は、

・消費者の賞味期限や消費期限に対する意識改革

・フードバンクの設置、利用推進とそのシステム

が大きいでしょう。

 

私は、腐敗する食品ではない常温保存の食品は、消費期限は目安程度にしか考えていないので、購入するときも、自宅で食べるときも、あまり気にしていません。

何年も期限を過ぎていない限りは、臭いをかいで、問題ないと判断すれば自己責任で食べてしまうし、多少、品質が落ちていても、加熱調理したり、香辛料を混ぜて調理し、工夫して食べてしまいます。

また、冷蔵食品は、出張などで食べ残した時は、冷凍保存しておいて、早めに食べるようにしています。

したがって、自宅では、ほとんど「食品残渣」自体が発生しません。

 

しかし、一般的には、賞味期限や消費期限を過ぎていたら捨てるようで、私の友人・知人に聞くと多くの人は、「期限切れは食べないのが当たり前だし、お店で買うときも棚の奥の方から期限の長い商品を探し出す」と言っていました。

おそらく、多くの人の思考が「できるだけ長い賞味期限の商品を購入したい」という発想でしょう。

この発想から、いわゆる「1/3ルール」が卸売、小売店にはあり、90日の賞味期限の製品なら60日を過ぎたら不良在庫として廃棄するところが多い訳で、これが食品ロスの大きな要素のひとつになっています。

消費者のこうした点の意識改革が食品ロス削減の鍵になる気がします。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ646号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:58
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