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脱プラスチック化が追い風になった“食べられる容器”開発メーカー

JUGEMテーマ:ビジネス

 

201958日付の中京テレビ(キャッチ)が、

「脱プラスチックで海外からも注目、“食べられる器”」

について報道していました。

 

報道によると、(※引用:一部編集)

・岐阜県高山市の宮川朝市で、話題になっているのが「コマコーヒー」のエスプレッソ

・このエスプレッソは、カップがクッキーでできていて、砂糖でコーティングされている

・飲み終わった後は、カップを食べることができる

・また、高山名物「飛騨牛のにぎり」の下が、あおさ入りの手焼きせんべいのものもある

・これは飛騨牛を楽しんだ後にせんべいを食べることができる

・店主は、「ごみになるのはちょっと困る。せんべいなら食べてもらえる」と考えた

・テイクアウトしたお皿を、ごみとして捨てるのではなくそのまま食べる動きが加速している

・愛知県碧南市の「丸繁製菓」では“食べられる器”を作っている

・原料となるデンプンやタマネギ、白身魚などの粉を機械に入れ、そのままプレス

・しばらくすると、食べられる器が完成し、味は香ばしく、焼きたてのせんべいのよう

・丸繁製菓では、もともと「アイスモナカの皮」を作っている

・碧南市は、アイスモナカの皮を作る会社が9社あり、碧南の知られざる地場産業

・丸繁製菓の商品のコンセプトは“おいしく食べて、ごみをゼロにする”

・現在、「焼きとうもろこし」「紫いも」「えびせんべい」「オニオン」の4種類の味がある

・開発したのは8年前ですが、全く売れなかった

・スターバックスなどの「脱プラスチック化」で環境への一般の方の意識が変わってきた

・これまでは年間3000枚ほどの販売数が、201913月だけで、すでに倍以上を売り上げ

・ハワイで68年の歴史を持つかき氷の有名店「マツモトシェイブアイス」からも注文が入った

・ハワイでプラスチックの規制が厳しくなり、社長の奥さまが丸繁製菓を探して注文してきた

・丸繁製菓では、食べられる箸も開発した

・箸は畳の素材「イグサ」の産地である、熊本から依頼され、味も“イグサ味”で作った

(引用編集ここまで)

ということだそうです。

 

環境マネジメントに取り組む組織が、ドリップコーヒーのくずを消臭剤や脱臭剤、肥料や防虫対策、タバコの灰皿の脱臭剤に利用していたり、来訪者に出すお茶を茶殻が発生しない「粉茶」にしているケースはよく見るアイディアです。

それにしても、「食べられる容器」とは、モナカの皮メーカーならではのアイディアだな、と思います。

 

報道映像では、デンプンやタマネギ、白身魚などを配合し、水分量が少ない粉を機械に入れてプレスしている工程が流れていましたが、いいアイディアなので、すぐに真似されそうで、特許取得しているのかな、と感じました。

 

環境的にはいいアイディアです。

観光地で食べ歩きを楽しむ機会が、案外ありますが、最近困るのが「食べ終わった後のごみ」です。

世の中が「エコ」の時代になり、「ごみは持ち帰りましょう」という考えが推進されているのはわかりますが、ごみ箱もどんどん設置個所が減らされていて、車利用ならともかく、電車利用だと不便さを感じることも消費者目線で多いです。

また、商品を提供するサイドからしても、自分の店で販売したゴミがマナーの悪い廃棄に繋がることは本意ではないし、イメージ低下や周辺地域から苦情は必須でしょう。

 

そのままこのアイディアを使うことは難しいと思いますが、弁当容器や総菜など食品トレーも「食べられる容器」になると容器ごみの量はかなり減らすことができると思います。

弁当容器などサイズの大きい容器は、その場で食べて消費するのではなく、洗っておいて後日、茹でると調理できるような仕様にすれば、便利な気がします。

ただ、食品安全面を考えると、例えば弁当容器を「食べられる容器」にしても、フィルムなどの外装の包装容器は必要になってしまうでしょう。

それでも、ごみの容積的には、相当削減に貢献することは間違いないです。

 

それにしても、一昔前の「環境負荷削減」といえば、家庭やオフィスにおけるエコが世間のイメージの中心でした。

しかし、省エネ家電やこうした「脱プラスチック化」の流れから、プラスチックゴミ自体が発生しない商品開発は生まれ、世間一般の「環境負荷削減」に対する意識が「単なる節約活動」から、「製品革新や新規商品開発」といったところまで概念が広がるのはいいことだなと思います。

ゆくゆくは「ミスロスの削減、効率化、業務や活動をよりよくする活動」も「環境活動」という概念が定着することを期待したいです・・・がまだ、一般的には難しいのかもしれません。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ645号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:53
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