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近江商人の思想と行動哲学

JUGEMテーマ:ビジネス

 

「商人」といえば、日本の場合、古くは、大阪商人、伊勢商人、近江商人が「三大商人」ではないでしょうか?

私は、歴史学者ではないので、勝手な個人的解釈ですが、これらの地域出身者が「大商人」として名をはせ、財を成すことができた最大の理由は「地理的条件」ではないかと思っています。

 

大阪、伊勢は海に面しており交通の要所です。

近江は、「五街道」のひとつ、中山道が通っていましたから、インターネットはもちろん、車や鉄道がない時代は、東西の情報がいち早く入る場所でした。

現代社会は、インターネットが発達していますので、「情報」を入手する方法はさまざまですが、江戸時代の人の移動手段は、徒歩と船が主体でしょうから、人が行きかう場所に情報が集中し、いち早くトレンドをつかみ、商売につなげることができたのではないかと思います。

 

ちなみに、Wikipediaによれば、近江商人を発祥とする企業には、以下の企業があるそうです。

(ウィキペディアより引用)

◆高島屋(高島郡出身の商人飯田儀兵衛の婿養子である飯田新七が創業。社名は高島郡に由来)

◆白木屋(長浜出身の大村彦太郎が創業。1967年に東急百貨店に吸収)

◆藤崎(創業者藤治右衛門は日野出身との説がある)

◆山形屋(近江商人の血を引く羽前庄内出身の源衛門が創業)

◆西武鉄道、西武グループ、セゾングループ (愛知郡出身の堤康次郎が創業)

◆伊藤忠商事・丸紅(犬上郡出身の伊藤忠兵衛が創業)

◆住友財閥(初代総理事広瀬宰平は野洲郡出身、2代目伊庭貞剛は蒲生郡出身)

◆双日 母体となる 日商岩井、ニチメンとも、近江商人の流れを汲む。

◆トーメン(彦根出身の児玉一造が中心となって創業)

◆兼松(前身の一つである江商は、犬上郡出身の北川与一が創業)

◆ヤンマー(伊香郡出身の山岡孫吉が創業)

◆東洋紡(前身の一つである金巾製織は、滋賀県知事の勧奨から複数の近江商人が創業)

◆ワコール(仙台出身神崎郡育ちの塚本幸一が創業。社名は「江州に和す」に由来)

◆西川産業(八幡出身の西川仁右衛門が創業)

◆日本生命保険(彦根出身の弘世助三郎の呼びかけで創業)

◆武田薬品工業(日野発祥の薬種仲買商である近江屋喜助からののれん分け)

◆ニチレイ(前身である帝国水産は、野洲郡出身の西川貞二郎らが創業)

 

 

それから、近江商人の場合は、「思想、行動哲学」もしっかりしていて、現代の経営にも生かせると思います。

代表的な近江商人の思想として知られるものに、

【三方よし】

があります。

この「三方」とは「売り手、買い手、世間」を指します。

 

要は、

・売り手の都合だけで商いをしない

・買い手が真に満足するものを提供する

・世間に対して商売を通じて地域社会の発展に貢献する

という思想です。

 

また、その他の有名な思想としては、

【始末してきばる】

です。

これは、「無駄にせず倹約する」ことです。

要は、単に倹約するだけでなく、高くつくものであっても本当に良いものであれば長く使う。

長期的視点で物事を考える本気で取り組むこと、の意味です。

 

この考えは、商売だけに限らず、日常生活でも重要ですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ586号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 06:32
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