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マネジメントシステム審査員(MS要員)認証機関の統合

JUGEMテーマ:ビジネス

 

「平成」も残すところあと約1週間。

新聞や雑誌、テレビでは「平成」を振り返る特集が目立ちます。

私自身は、ふだんは、「西暦」を仕事では使用しているし、「元号」だとできごとや人物を調べる際に「何年前」、「何歳」などがわかりにくいので、西暦でものごとは考えることが多い。

したがって、メディアが特集を組んで振り返るほどの「平成」に対する熱量はないかもしれません。

 

そうは言いつつも、平成を振り返る特集は、ついつい見てしまいます。

新聞で「日本の金融機関」について、平成を振り返る記事がありました。

詳細は記憶していませんし、金融機関とは、仕事上、縁が深いわけではありませんが、「平成の時代に銀行の数が極端に減った」というのは、素人目にもはっきりしています。

 

日本の銀行は、ご存知のように、

・バブル景気が崩壊した1990年代以降、殆どが過剰融資による不良債権で経営体力を失った

・不透明な融資体制や護送船団方式により国際競争力が喪失した

1997年には北海道拓殖銀行と証券会社の山一證券が破綻した

1998年には日本長期信用銀行と日本債券信用銀行が破綻した

・これらを契機に「大手銀行の経営不安」がささやかれるようになった

1999年以降、銀行の再編が急激に進んだ

・銀行再編により、規模の経済性、多角化による経済性、コスト削減効果が期待された

1980年代は、「都銀13行」「大手20行」といわれていたが、現在は4大銀行になった

(※4大銀行:三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそな)

という変遷をしてきました。

 

銀行の統合によるメガバンクの誕生は、

・欧米のメガバンクと競争できる国際金融ビジネスを展開できる銀行ができた

・ペイオフに対して、問題銀行の経営危機に対する不安が解消できた

・メガバンクの信用力がさらに上がった

というメリットはありました。

 

ただ、これは、「金融庁や銀行側の理屈」によるメリットです。

企業や個人については、「目に見えるメリット」はあまりないように思います。

銀行や関連企業に勤務していた人の立場で考えれば、各銀行とも大規模なリストラを実施しており、メガバンクの誕生で、新たな雇用機会が生まれたという話は殆どありません。

また、銀行の支店や出張所の統廃合により、経営効率は上がりましたが、ユーザーの利便性は損なわれた面もあるでしょう。

 

これは銀行の統合例ですが、「統合によるメリット」は、統合側におけるメリットであることが多く、ユーザーサイドには、あまりメリットがないことの方が多いように思います。

 

話題はガラッと変わって「マネジメントシステム」系の話になりますが、201941日に、環境マネジメントシステム審査員を登録管理している「一般社団法人産業環境管理協会環境マネジメントシステム審査員評価登録センター(CEAR)」が、2019101日より業務を「一般財団法人日本要員認証協会マネジメントシステム審査員評価センター(JRCA)」に移管する予定であることを発表しました。

http://www.jemai.or.jp/cear/ems/dd4ht3000000041x-att/a1554077614281.pdf

 

JRCAは、スタート時点では「品質マネジメントシステム審査員」の評価登録のみでしたが、その後、ISMS(情報セキュリティ)やFSMS(食品安全)の審査員評価登録機関の業務を吸収して業務範囲を拡大してきました。

したがって、私たち業界人の中では、41日の業務移管の発表を聞いた際には、「とうとう環境審査員の登録もJRCAに移ったか」という声が殆どです。

 

業務移管の目的について、JRCACEARのウェブサイトでは、

・登録業務の一元化で、複数のMS審査員資格に登録いただく際の拡張性を高める

・資格基準や申請手続きの共通化を進めることで審査員評価登録制度の利便性を向上させる

・日本で唯一の総合的なMS審査員要員認証機関としてプレゼンスを高め、価値を向上させる

としています。

 

内部事情は分かりませんが、他国のマネジメントシステム審査員評価登録機関(例:IRCA(イギリス))も各種マネジメントシステム審査員の評価登録業務を行っているので、マネジメントシステムの種類ごとに審査員評価機関がわかれていた日本がむしろ遅れていたのかもしれません。

登録料が値下げされる、などといったユーザーサイドがわかりやすい目先のメリットは業務移管により発生しないものと思います。

個人的には、継続的能力開発の場の研修内容が「品質でもあり環境でもあり、情報にも関係ある」といった教育が増えているので、「共通的に認めていただく」といった効率化があるとありがたいな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ641号より)

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 09:25
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