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言葉の“言い間違え”を考える

JUGEMテーマ:日記・一般

 

政治家、特に大臣クラスになると「ことばの言い間違え」について、マスメディアはもちろん、世間は厳しいです。

 

現麻生副総理兼財務大臣が「未曾有(みぞう)」を「みぞうゆう」、「有無(うむ)」を「ゆうむ」と読み間違えるのは有名な話です。

最近では、五輪担当相を辞任した桜田義孝衆院議員が「石巻(いしのまき)」を「いしまき」と読み間違えて「有名な被災地のひとつなのに」と非難されていました。

 

また、フジテレビアナウンサーの三田友梨佳アナは、201948日の夜のニュースで2024年から1000円札の肖像画となる「北里柴三郎」を「きたさと“しぶ”さぶろう」と読み間違えていました。

 

アナウンサーやタレントのこの手の言い間違えは、「(発音を)噛んだ」とされることも多いですが、政治家の場合は「言い間違え」というより「教養」や「見識」を疑われ、信頼を失墜させてしまいます。

 

日本音声学会(音声研究)で、20081230日に発表された論文に、

・寺尾康氏 『言い間違い資料による言語産出モデルの検証』

という論文があるそうです。

この論文で寺尾氏は、言い間違いについて、

「成人の健常な言語能力を持つ日本語を母語とする話者が故意にではなく行った、発話の意図からの逸脱をさす。これに読み誤りやごく打ち解けた場での不正解な発音は含めない」

と定義し「故意にではない」ことが最も重要だと指摘しています。

また、「言い間違いの分類」を以下ように分類しています。 

                                         

(以下、引用)

・代用 「ジャカン カップ」(ジャパンカップ)

・付加 「草野均さん司会の司会で」(草野均さんの司会で)

・欠落 「なかじ」(なかじま)

・交換 「ながせばはない」(話せば長い)

・混成 「しょったい」(招待+接待)  

(引用ここまで)

 

この分類だと、桜田元大臣の「いしまき」は「欠落」にあたると思います。

ただ、素人考えですが、桜田氏は元々「石巻市」について「いしまきし」として認識していたのでしょう。

だから、言い間違えを指摘されても、頭の中にインプットされている「いしまき」を再度発してしまったのでしょう。

 

「言い間違え」について、「教養不足」や「発音の際に噛んだ」というミス以外の視点で捉えると「病気説」が考えられます。

調べてみると、脳卒中、若年性アルツハイマーなどが疑われるケースがあるそうです。

ただ、脳卒中の場合は、

・「とけい」を「めがね」と言うように、他の単語に言い間違えてしまう「語性錯語」

・「とけい」を「とてん」「とけん」などと発音を間違える「字性錯語」

のような言い間違えになるようなので、麻生氏や桜田氏の場合は、「元々の認識ミス」が言い間違えの原因なのかもしれないですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ641号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:一般コラム, 05:42
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