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レオパレス21の組織ぐるみの不正はなぜ長期間にわたって発覚しなかったのか

JUGEMテーマ:ビジネス

 

時事通信が2019318日付の記事で、

「施工不良、創業者社長が指示=意図的・組織的な疑いも−レオパレスの第三者委報告」

という見出し記事を報じていました。

 

記事によると、

・賃貸アパート大手のレオパレス21318日に第三者委員会の中間報告を公表した

・報告書は、問題の物件を建設した当時の深山祐助社長(創業者)が指示していたと認定した

・深山社長(当時)は、設計図と異なる建築部材を使うよう指示していた

・この指示により、「界壁」など屋根裏の壁や外壁の施工不良につながったと指摘した

ということだそうです。

 

つまり、第三者委員会は、

・一連の施工不良は組織的・構造的な問題

・不正は組織ぐるみで意図的に行われた

・施工不良問題は、一部の部署や役職員の問題ではない

・不正は、トップによる会社ぐるみのもの

と認定したわけです。

 

深山社長(当時)の違法な指示が指示が「敷金無料型」のレオパレス21事業を始めた1985年頃からなのか、それともバブル景気に沸いていた1990年前後なのかは、それ以降なのかはわかりませんが、これだけ長期間にわたって、組織ぐるみの大規模な不正が継続していたことが外部に発覚しなかったことに私は驚きを持っています。

 

思いつくまま上げてみますが、

・内部監査

・建築確認検査

・上場審査

ISO認証審査

・国や業界団体による住宅系の各種認定制度

・・・

など、色々な「監査等」があります。

しかし、世間から「2軒隣の住人のおならの音が聞こえる」と揶揄されるぐらい悪評が数多く立っていたにもかかわらず、発覚しなかったのはなぜだろう??と思います。

 

レオパレス21は、ISO9001は、最初の施工不良問題が発覚した時点(2018年)に認証を返上していますが、内部監査を除き、その他の「外部監査」については、そのままです。

「組織ぐるみの違法性が確定」するのは、刑事、民事裁判の結果、というのが公式なものになるのかもしれません。

しかし、すでに現時点で、これだけの会社ぐるみの「悪行」が明らかになっている以上、各種の監査や審査結果は、見直しされるべきと思います。

 

具体的には、私見ですが「株式上場」については「廃止」あるいは「監理ポストや整理ポスト」にすべき事案に思います。

 

レオパレス21は、318日に、蘆田茂執行役員が記者会見で、

「組織的に違法なものを造った認識はない」

と述べ、当時の深山社長を含む経営陣に違法性の認識はなかったと強調した、そうです。

けれども、第三者委員会の評価を否定するのであれば、「経営陣が違法性を認識していなかった」とする論拠や根拠を出してほしいものです。

 

繰り返しになりますが、長期間にわたってなぜ、会社ぐるみの不正は発覚しなかったのか?・・・この点について、不祥事、コンプライアンス、マネジメント系の学者たちは研究し、行政を含めて、仕組みの見直しをする必要があります。

そうでなければ、各種の認定、検査、監査制度はなんのために存在するのか?という話になるし、消費者はもちろん、賃貸住宅のオーナーも守れない信頼性のないくず制度ということになってしまうと思います。

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:42
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