RSS | ATOM | SEARCH
テレビは不安を解消するための道具で真実を伝えるための道具ではない

JUGEMテーマ:ニュース

 

各メディアが、2019年2月21日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で「羽鳥慎一キャスターと宇賀なつみアナの緊迫した様子」について報じています。

 

私は、たまたまリアルタイムでこのシーンを見ていましたが、振り返っておきたいと思います。

 

・緊迫したシーンになったのは、木曜日恒例の玉川徹氏の「そもそも総研」

 

・玉川氏が、ウーマンラッシュアワー・村本大輔氏とジャーナリスト・安田順平氏と2019年2月15日のトークライブ後に対談した

 

・対談の中で、村本氏が「テレビは不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具ではない」と発言

 

・村本氏は続けて、自身のスタンスについて「間違っていてもいいから発信し続けること。自分の見たものを発信することが誰かの何かを刺激する。どっちの意見だとしても喋らないといけない。炎上したら広がる。広がったら考える人がいる」と語った

 

・玉川氏が村本氏の「テレビは不安を解消する・・・」についてどう思いますか?と質問

 

・羽鳥氏は、「僕は違うと思う。広めるために炎上させようというのはダメだと思う。(テレビが)視聴者を安心させるためのもので、それじゃダメなんですか?」

 

・宇賀なつみアナ(32)がテレビについて、娯楽としての魅力を認めつつ「報道という世界に憧れて入って来た自分は、ちょっと現実は違ったなと思って、情けなかったり悔しかったりすることは確かにあります」と発言

 

・それに対して、羽鳥キャスターは「どこが違うの?」と返し、宇賀アナが口ごもったところ「ウソ言っているの?」と問いかけた

 

・・・・・

という感じです。

 

私の感想ですが、玉川氏の問いかけは、明らかに村本氏の

「テレビは不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具ではない」

に対するものでした。

 

しかし、羽鳥氏は、そこではなく、村本氏の

「(喋ることで)炎上したら広がる。広がったら考える人がいる」

の部分に反応した気がします。

確かに村本氏が「炎上」という言葉を使ったのは、「情報拡散」を例える「比喩」だとわかりますが、言葉としての「炎上」はネガティブです。

 

私の感覚では、玉川氏は、村本氏の「テレビは不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具ではない」に賛否は別にして「うーん」とある意味、感心して他の出演者に「どう思いますか?」と問いかけたわけです。

 

余談ですが、最近は「女優」ではなくすっかり「コメンテイター」と化している高木美保さんも村本氏の「炎上・・・」に対する回答をしようとしていて、玉川さんに「私が聞きたいのはそうじゃなくて・・・」と発言を途中で遮られていたように見えました。

 

2019年2月21日付の女性自身によると、Twitterの声として、

《テレビが視聴者を安心させることばかり伝えて、知るべきことから目を背けさせてるのをどう考えてるか》

 《耳や目に心地よく思考しなくていい娯楽番組だらけにしてはいけないと思う。需要という点でいうなら日本の将来を考えるような情報こそ必要》

 《伝える側がそうやって思考停止してどうするんだ》

などを紹介していました。

 

私の感想は、

・羽鳥氏は、感情的になり過ぎ

・羽鳥氏は、自分の生きてきた立場と仲間を否定されたとむきになり過ぎ

・宇賀アナの立場では、反論すると会社批判になりかねず、口ごもるのは無理もない

・羽鳥氏と宇賀アナの立場を考えれば、あのやり取りは「パワハラ」である

・玉川氏は明確に「テレビは不安を解消するための道具で、真実を伝えるための道具ではない」についてどう思うか、と問うべきだった

と考えます。

 

あと、よく言われる話ですが、テレビや新聞、雑誌には視聴者、読者もいるが、影響力の大きいスポンサーもいる、というメディアの特性を認識しないといけないのかもしれません。

要は、メディアリテラシーです。

宇賀アナもきっとそうだと思いますが、私たちは「マスメディアは真実を伝えてくれるものだ」と信じて期待している部分があります。

しかし、それでは本来はまずいのですが、マスメディアは、政権への忖度、スポンサーへの忖度、視聴率といったものに影響され、当たり障りのない内容を発信しているのです。

だから、村本流の表現でいえば、

・テレビでは真実を伝えていない

・テレビは不安を解消するための道具になっている

となるわけです。

 

それにしても、ネットで、「羽鳥、宇賀」や「羽鳥、村本」などと入力して検索すると、多くのメディアが「2月21日放送のモーニングショーの“緊迫したシーン”」の話題を取り上げています。

結果的には、「テレビの在り方を見なさん考えてみてください」と言いたかった村本氏の狙い通りになったわけなんだよな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ634号より)

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ
7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 07:45
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://blog.logcom.jp/trackback/867720