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ドラマBiz“原島浩美がモノ申す”には裏テーマがある

JUGEMテーマ:ビジネス

 

テレビ東京の『ドラマBiz』(ドラマビズ)が面白いです。

このテレビドラマ枠は、「20183月まで月曜日22時枠の番組として放送されていた『日経スペシャル 未来世紀ジパング〜沸騰現場の経済学〜』」が、水曜日22時枠へ移動になったことに伴い、その後釜として20184月から新たに設置されたドラマ枠です。

 

このドラマ枠は、民放の一般的な3か月(1クール)1作となっていて、現在放送中の「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!〜この女に賭けろ〜」(以下、原島浩美がモノ申すと表記)が4作目(主演は真木よう子さん)です。

ちなみに、

1作:ヘッドハンター 主演:江口洋介さん

2作:ラストチャンス 再生請負人 主演:仲村トオルさん

3作:ハラスメントゲーム 主演:唐沢寿明さん

で、現在、放送中の「原島浩美がモノ申す」を含めて、ビジネスものですが、テレビ東京の筆頭株主が日本経済新聞社であることもあって、他の民放で企画される「企業ものドラマ」より硬派なつくりとなっています。

 

原作は、1993年から1997年にかけて『モーニング』(講談社)で連載された漫画で、都市銀行で働く女性総合職の主人公。

主人公の原島浩美が、大胆な発想と行動力で、業績不振の支店の立て直し等を手掛け、上り詰める様子を描いた作品です。

ビジネス物は、時代の変化が早く「20年前の作品」だと、現代社会とマッチしない面が見られるのが常ですが、うまく脚本で修正しているのか、4話まで放送されましたが、現在の社会でも通用する話題となっています。

 

原島浩美の「恐れながら申し上げます」が決め台詞で、主演の真木よう子さんが、「天然な鈍感さと強さを併せ持つ、キュートな銀行員」として描かれていて、おもしろいです。

 

私が感じた「原島浩美がモノ申す」評ですが、必ず、毎回、ビジネスにおける裏テーマがあります。

例えば、

1話:営業情報の共有化

2話:鬼怒川の天然資源を生かした再開発

3話:ベンチャー企業に欠けている財務に強い役員

4話:客先の層でよい評価と悪い評価が分かれる営業マン

です。

 

1話は、別の言い方をすれば、ナレッジマネジメント。

今では、営業情報、開発情報、現場でのヒヤリ・ハット・・・など「組織の知識」を共有化することは常識となりつつある概念ですが、それでも、「営業部門」では、まだまだ「個人の財産」として、同僚であっても共有しない企業文化が強い会社も多いです。

 

4話の「評価が分かれる社員」も「ビジネスあるある」です。

事なかれ主義、前例主義が横行する組織で出世するには「無難に対応する」「波風立てつそつなく業績を上げる」が鉄則です。

そこで、中間管理職は、部下に対する苦情に敏感になり、「苦情=使えない奴」と烙印を押します。

しかし、それでは、「原石」を葬り去ることになる可能性があります。詳細は省きますが、評価される理由、評価されない理由をしっかり管理職として分析すれば「配置管理」で結果を残せるわけです。

 

ネット上では、主人公の原島浩美を演じる真木よう子さんのセリフ回しが苦手、という声が多いです。

個人的には、真木よう子さんは美人さんだし、キリっとした役柄の多かった真木さんの「天然」キャラの演出は面白いですが、一般的には、「正義感がある」「天然である」「物怖じしない」・・・というキャラクターを出し切れていない、と感じられるようです。

 

元々、「女性の管理職を増やす」という頭取(古谷一行さん)の方針が「失敗だった」と想わせるために副頭取(柳葉敏郎さん)が「トラブルメーカー」として原島浩美を管理職(支店の営業課長)に抜擢しましたが、なかなかミスをしない。副支店長(三宅弘城さん)がキーになりそうですが、残りの放送回も楽しみにしたいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ633号より)

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 05:55
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