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正則学園高校教職員のストと英語の正則教授法

JUGEMテーマ:ニュース

 

201918日付のTokyo MXテレビが、

「正則学園高で教員スト 理事長への「早朝あいさつ」廃止求め」

というニュースを報じていました。

 

報道によると、

 

・学校の始業は午前8時ですが、実際は7時前に出勤する理事長への「あいさつ」が長年の慣例となっている

 

・多くの教員がほぼ毎日、6時半ごろに出勤しているが、時間外手当は出ていない

 

・理事長へのあいさつに遅れてくる先生たちは、いつもどう喝される

 

・理事長は強制的に出勤させていないと言うが、みんな軒並み6時半すぎには出勤している

 

・学校側は教員らの訴えに対して、ホームページなどを通じて「教職員に対する早朝あいさつの強要をしている事実はありません」とコメントし、真っ向から反論している

 

・教員らは「理事長のための時間を生徒のために使いたい」として、今後も授業に影響のない範囲で早朝のストライキを続けていく方針

 

・「理事長へのあいさつ」という慣例への抗議以外にも、1日に14時間半にも及ぶ長時間労働の改善、残業代の支払い、非常勤講師の待遇改善などを求めている

 

・教員らは私立学校の労働環境改善に取り組む組合に加盟し、団体交渉を求めている

 

・・・・

ということのようです。

 

一般論ですが、最近の公立校の教員の職場環境は「ブラック」といわれています。

その理由は、「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」(特給法)があるからです。

簡単に言えば、第三条に、

 

「教育職員(校長、副校長及び教頭を除く。以下この条において同じ。)には、その者の給料月額の百分の四に相当する額を基準として、条例で定めるところにより、教職調整額を支給しなければならない」

 

「教育職員については、時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない」

 

という規定があるからです。

要は、給与を調整手当として支給する代わりに、残業代はない、ということです。

別の言い方をすれば、

「教員は、自主的・自発的に(時間外に)業務をしているのであって、職務命令による労働ではないから残業とは認められない」

という理屈です。

 

この規定が、少なくとも現代社会にはそぐわないことは、素人目にも明らかですが、現状は、このような理由で「ブラックな労働環境」となっているわけです。

 

私立学校の場合は、法律上、どのようになっているかわかりませんが、多くの教育者は、

「子どもたちのためなら時間外業務はしょうがない」

「教育という仕事は面白いしやりがいがある」

という「想い」があり、学校経営はその上で成立しています。

今の言葉で言えば「やりがい搾取」な仕事が教師なのでしょう。

 

それにしても、今どき「朝7時に毎日、理事長へのあいさつ」とは驚きです。

仮に慣例で行うとしても、朝礼の際に理事長が職員室に顔を出して、職員全体が一度に理事長にあいさつすればいいだけの話です。

学校側は「あいさつは強要ではない」といいますが、記事にあるように「ボケ」「あほ」など理事長に恫喝されているならパワハラですし、音声データがあるなら、労働基準監督署も動くのではないでしょうか。

 

そういえば、某N大学は、20185月に、教職員組合が理事長の解任などの要望書を大学側に突き付けていましたが、その後どうなったんでしょう。

報復人事を受けていなければよいのですが。。。

 

話は、正則学園に戻りますが、「正則」の名前の由来は、英語教育から来ているんですね。

英語教育には、

・正則教授法:外国人教師に付いて発音、会話中心の学習をすること

・変則教授法:日本人の教官について訓読(翻訳)の教授を受けること

があり、要は、「会話か文法か」です。

英語教育の歴史の詳細は省きますが、日本は、変則教授法を採用し、「話せないけど、読める、訳せる」の教育を突き進んだわけです。

 

またまた、脱線しますが、大学受験当時、共通一次の英語の模試の結果が、努力しても上がらず、「SIM同時通訳方式」(SIM:Simultaneous Interpretation Method)を購入して学習した思い出があります。

結果的には、共通一次試験では英語の点数は、それまでの模試結果と比較して驚異的にアップしましたが、得意だったはずの国語(特に現代文)の点数があり得ないぐらいの低得点(涙)

SIM式英語で、直訳直解は身に付いたけど、日本語がおかしくなっていたのかもしれません。

実家に眠っているはずのSIM式教材は、カセットテープだったはずなので、もう使えないだろうなぁ。

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 11:00
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