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新千歳空港の限界と改善の余地

JUGEMテーマ:ニュース

 

201915日は、新千歳空港で合計105便の欠航があり、約2千人が新千歳空港で足止めとなり、一夜を過ごすことになりました。

 

201918日付の北海道新聞が、その要因などを報道していましたので、下記に整理しておきます。

 

(以下引用編集)

・大量の足止め利用者が発生した原因は、吹雪の時間帯、Uターンラッシュ、発着便数

15日午後4時頃、新千歳空港周辺は雪が激しくなった

・午後410時の降雪は22センチに達し、欠航便が急増した

5日は、滑走路2本の全面閉鎖はなかった

201612月に大雪で全面閉鎖となって600便以上が欠航した

・この時の教訓から、国は高性能作業車の導入し除雪体制を強化している

15日は、滑走路を交互に閉じて除雪し、発着全面停止は回避した

・滑走路1本だと、多数の便をさばくのは難しくなる

15日は、発着の多い午後6時台までの時間帯に(大雪が)ぶつかったことが響いた

・離着陸が停滞し、到着便は上空で待機中に燃料が減って引き返す

・出発便も待機が長引き、機体に散布した防氷剤の有効時間が過ぎて離陸できない

・欠航が多発し、影響が連鎖した

Uターン期の5日に計画された発着便数は約450便と通常より1割強多い

・満席の出発便が多く、少ない夜間でもあり、後続便への振り替えが困難だった

・空港に連絡するJRやバスも通常通り6日午前0時前に運行が終わり、乗客は行き場を失った

・新千歳空港は冬場も1日平均約400便が発着し、8年前より23割増えている

・観光立国を掲げる国は2年前、日中の枠を1時間当たり32回から42回に大きく広げた

・滑走路1本で運用する時もある冬場の発着便数は限界に来ている

(引用編集ここまで)

 

私は、新千歳空港を年間に少なくとも、4050回利用しているので、そんな乗客の立場から言えば、

・除雪体制のさらなる改善

・空港との連絡バス、JRの緊急運行体制のさらなる改善

・搭乗待ちをする乗客が判断しやすい館内放送や案内のさらなる改善

といった点を「もっと頑張って欲しい」と思います。

例えば、素人的には、「滑走路を交互に閉鎖して・・・」って、そもそも、高性能除雪機を導入しているんだから、除雪機の台数が少ないのなら、もっと導入して、2本の滑走路を同時に常時除雪して欲しい」とか「防氷剤の散布要員をもっと増やしてほしい」とか、人的、設備的資源を度外視した「無理難題」を言いたくなります。

しかし、記事にもあるように、こうした更なる改善を進めても、根本的には「限界」なのかもしれません。

 

つまり、冬場の新千歳空港利用には「足止めリスクがつきもの」という発想でいる必要があるのでしょう。

個人的に実施している防衛策としては、

・冬場は、LCC利用を避ける(機材効率を上げているため、遅れだすと欠航便が増える)

LCCを利用する場合は、午前の早い便を利用する(機材が空港に居れば閉鎖されない限りOK

ANAJALの予約であっても遅れや欠航が決まる前に変更できるチケットで予約する

・どうしても不在にできない仕事の場合は、予備日を設けて1日早く移動する

などです。

 

仕事の予定をバチバチに入れていた10年ほど前は、フライト予定に影響が生じやすい冬場は、平均23回、大幅な遅延や欠航、出発空港への引き返しにより、スケジュール変更をしてもらっていました。

また、何度か「空路から陸路」(要は鉄道)に切り替えての移動を冬場は、平均12回しています。

ただ、最近は、大雪だと、在来線のJRも運休の可能性が高いので、確実な移動手段ではなくなってしまいましたが。

 

そういえば、16日は、GLAYのボーカルTERUさんも新千歳空港で約3時間の足止めに遭遇し、ツイッターで以下のようなつぶやきをしたことがネットニュースで話題になっていました。

 

(以下、ツイッターを引用)

「どんな理由があるのか? 理解できないが。千歳から自分が乗る予定の便が2時間10分遅れになり、自分が乗る予定の便の30分後に出発する便が30分遅れで出発、1時間半後の便も30分遅れで飛ぶ予定。なぜこの便だけ2時間10分遅れなんだろう?」

 

「使用機到着遅れのアナウンスから、使用機は到着してるけど「使用機材の遅れ」と言うアナウンスに変わりました。使用機材の遅れってなんだろう? まだまだ遅れる気がします…」

 

「ちゃんとアナウンスしてくれないのは困る」

 

「日本は素晴らしい。誰一人としてクレームを入れる人がいない」

 

「企業には、これに甘んじることなく誠意を持って対応して欲しいと強く願います」

 

「本当にお疲れだったと思います。企業としての対応マニュアルもあると思うのでスタッフの方々も板挟みになり大変ですよね。お疲れ様でした」

 

(帰京後に)「無事荷物を受け取りました。長い1日だった〜(笑い)明日から学校の子達も多いですよね〜。子供も沢山いたから心配ですね。少しでも早くお布団に入れますように お疲れ様でした!」

(引用ここまで)

 

このTERUさんのつぶやきについて、ネットでは「関係者は頑張っているのに、影響力のある人がこうした発言をしてはいけない」などの批判も目立ちます。

個人的には、TERUさんのつぶやきは、「新千歳空港の状況報告」で、批判される内容ではないと思います。

ただ、一部のつぶやきだけを捉えれば、「TERUさんが空港の管理体制に苦情を出している」→「空港はちゃんと仕事しろ」と誤解して受取る人はいるはずなので、確かに、TERUさんの思いとは別の意図で世間に伝えある可能性がある(つまり社会への影響力が高い)ことは間違いないでしょう。

 

TERUさんではないですが、私も、TERUさんと同様に感じることがあります。

それは、「館内のアナウンス」です。

旅慣れた人なら、こうした遅延が生じているときは、出発予定が後の便が先に出発することは理解できます。

しかし、北海道新聞の記事にもあるように、到着していても、機体に散布した防氷剤の期限切れや機材のやりくり(例:団体客の予約が入っている、機材の次の行先の都合など)で、「乗客にとっては意味不明な待ち」が生じるわけです。

 

業務上の都合(機密情報)もあるとは思いますが、館内にいる乗客へのもっとわかりやすい説明に改善する、という努力は関係者で実施して欲しいと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 10:06
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