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なぜ41年間もクボタの検査成績書改ざんは続いたのだろうか

JUGEMテーマ:ビジネス

 

ニュースを聞いた時は、少し「唖然」としました。

それは、「クボタ」が、製鉄所などに納める部品のデータを41年間に亘って改ざんしていたからです。

 

各メディアの報道によると、

・クボタは20189月、金属を加工するための部品「圧延用ロール」の一部などで、取引先に提出する検査成績書に、実際と異なる数値を記載していたと発表していた

・その後の調査の結果、201310月以降に出荷された製品のうち、およそ21%で、「硬さ」を示すデータが、品質基準を満たしているように改ざんされていた

・この改ざんは、41年前の1977年から行われていた

・クボタは、社長ら5人の役員報酬を12月から2カ月間減額する

・監査制度を充実させることなどで再発防止に努める

そうです。

 

ニュース情報を調べてみた範囲ですが、知りたい情報は、

201310月以降の出荷製品の内、約21%で硬さが品質基準を満たしていなかった」

ことはわかりますが、「品質基準からどの程度の外れ」があったのかを知りたいところです。

 

この手の「検査記録不正」があった時に、必ず議論になるのが、「もともと発注者は、厳しめの基準で品質要求してきているから、少しぐらい基準値から下回っても実質的な影響はない」というものです。

 

確かに、ものによっては、そうしたケースもあると思いますが、そうであれば、正攻法で考えれば「特採」を発注者に申請すればいいのです。

 

それにしても、社長の会見をニュースで見て、感覚的な意見ですが、

「謝罪に誠意が感じられない」

ものでした。

 

現在放映中のハラスメントゲームでは、コンプライアンス室長の秋津が、「役員の年収は管理職の4倍ですよ」と役員も会社の厳しい難局に対して身を削るべき、といったセリフを役員会で吐きましたが、今回、クボタのとった措置である「役員報酬の2ヶ月の減俸」では、「とりあえず、責任を取ったよ」という体にしか見えませんでした。

 

日本企業の場合、ジョブローテーションがありますから、内部監査や内部通報制度が機能していれば、41年間に亘って検査成績書のデータ改ざんが見過ごされるわけがありません。

明らかに「多少の書き換えなら問題ない」との「社内での常識化」していたのでしょう。

 

ちなみに、クボタの「圧延用ロール」を製造する部門は、鉄鋼業界に強いISO認証機関が審査を担当して認証書を発行しています。

しっかりと認証審査が実施されていたのか、また、組織がとった再発防止策は妥当で有効性があるのか、といった点をしっかりチェックして欲しいものです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ622号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 07:21
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