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北陸新幹線工事における配水管破裂事故の信頼回復に必要なこと

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20181127日付の京都新聞によると、

「北陸新幹線工事で配水管破損」

が発生したそうです。

 

記事によると、

・京都市左京区の宝が池公園内で、北陸新幹線のルート選定のための掘削工事中に業者が配水管を破損させた

・この破損によって、大規模な断水が発生した

・京都府域を縦断するルートは生態系や地下水に多大な影響を及ぼす可能性がある

・発注元の鉄道建設・運輸施設整備支援機構の幹部が1126日に市役所と府庁を訪れて謝罪した

・ずさんな調査に京都市と京都府の不信感が広がっている

そうです。

 

他のメディアが報じた記事も確認しましたが、配水管破裂事故の原因は、

「地下1.3メートル地点にある配水管に重機を使って作業していた下請け業者が気づかなかった」

ためです。

 

直接的な原因は、

「下請け業者が配水管に気づかなかった」

ことになってしまいますが、

真の問題は、発注者である鉄道建設・運輸施設整備支援機構が、

「京都市上下水道局の図面を下請け業者に渡していなかったこと」

という初歩的なミスのようです。

 

一般的に、掘削する場合、地下埋設物について、事前に確認します。

鉄道建設・運輸施設整備支援機構も、事前に、

・京都市上下水道局:配水管を管理

・京都市建設局:配水管以外の埋設物管理

の2つの部局から宝が池公園の地下埋設物の位置図を入手していたそうです。

 

しかし、建設局の位置図に「すべての地下埋設物が記載されている」と鉄道建設・運輸施設整備支援機構の担当者は勘違いして、下請け業者に、上下水道局の配管図を渡していなかったそうです。

 

今回の工事は、北陸新幹線の敦賀−新大阪ルートの詳細なルート選定のための地盤や地質調査によるボーリング工事だそうですが、京都府と京都市は、今回のミスで、鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対して不信感を抱いているそうです。

 

そもそも、京都は、歴史的埋蔵物が多く出土される地域ですし、ルートは、原生林や日本酒製造で有名な伏見につながる地下水脈もあり、「何がどこに埋まっているかはっきりしているはずの配水管を破裂させる」といった初歩的なミスで、今後を不安視しているそうです。

 

鉄道建設・運輸施設整備支援機構は、信頼回復のためには、謝罪だけでなく、事故に対する「真の原因追及」と「再発防止策」をしっかり計画し、丁寧に京都府や京都市に説明するしかないでしょう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ622号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 20:27
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