- ハラスメントゲーム
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2018.12.01 Saturday
JUGEMテーマ:スポーツ
箱根駅伝の強豪校のひとつである駒澤大学の大八木弘明監督が、大学に対して、パワハラ告発したそうです。
(2018年11月27日付AERA)
ご存知のように、駒大陸上部は箱根駅伝で2008年に総合優勝して以来、優勝からは遠ざかっていますが、この10年間の成績は2位が4回、3位が3回と上位争いにほぼ絡んでいます。
しかし、2018年1月2-3日の箱根では、12位と駒澤大学としては、振るいませんでした。
大八木監督は、OBである中畑清元DeNA監督や長谷部駒澤大学学長、弁護士などが同席したホルモン屋さんでの会合で、「監督辞任」を強要された、という話だそうです。
しかし、記事によると、
・2年前に、前陸上部長の訴えがあった
・調査したところ、大八木監督はスポンサー企業と年間契約していた
・この1千万円の報酬は陸上部大八木名義の銀行口座に振り込まれていた
・契約内容を確認すると、陸上部の学生らに関する条項もあった
・陸上部の口座は大学で管理すべきと顧問弁護士が判断した
という背景があったそうです。
つまり、大八木監督は、駒澤大学を箱根駅伝の強豪校に育てた功労者ではあるけれど、コンプライアンス的に看過できない事実を大学側が知り、そのことで、辞表を書くことを迫った、というのが本質のようです。
政治家の国会でのスキャンダルに対する説明責任でも、よく「ブーメラン」のごとく自分に返ってくることがありますが、記事の内容が真実だとすると、大八木監督が投げた球が、見事に打ち返された状況といえるのでしょう。
月並ですが、名伯楽になると、スポーツメーカーからの誘惑も多いでしょうから、契約時は、細心の注意が必要だったのでしょう。
話は全く変わりますが、現在、テレビ東京系で唐沢寿明さん主演の「ハラスメントゲーム」が放映されています。
唐沢さんが演じる主人公の秋津渉は、大手スーパー「マルオーホールディングス」のコンプライアンス室長という設定で、パワハラ疑惑で地方店の店長に左遷されて7年目、いきなり本社に呼び戻された。
秋津自身が、おやじギャグやセクハラ、モラハラもどきの発言をするキャラクターで、正攻法で正義をかざすコンプライアンス室の女子社員(広瀬アリスさん)や顧問弁護士(古川雄大さん)に行動や発言を注意されつつも、社内のパワーバランスや理不尽さを知り尽くし、最終的には解決に導いていく、という痛快なドラマです。
ドラマは、終盤戦に向かっていますが、ドラマの背景にあるのは丸尾社長(滝藤賢一さん)と脇田常務(高嶋政宏さん)の権力闘争の行方に注目です。
それにしても、脚本を担当する井上由美子さんのうまさが光ります。
私の中で井上さんは、キムタクドラマの「ギフト」や「エンジン」のイメージが強いですが、調べてみると、近年は、「マチベン」や「白い巨塔」、「緊急取調室」など社会派ドラマを数多く手掛けています。
2018年12月3日放送回では、出川哲朗さんがゲスト出演するそうで、ちょっと楽しみですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ622号より)
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