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ビジネスホテルにおける「エコ清掃」とその問題

JUGEMテーマ:ビジネス

 

集計してみたら、2017年は、約160泊程度、ホテル(旅館、シティホテルもあるが、ほとんどがビジネスホテル)に宿泊していました。

ビジネスホテルに宿泊すると、最近目に付くのが、「エコ清掃」です。

 

エコ清掃とは、特に国が定めた基準はありませんが、一般的には、

 

「環境保護を考えた客室清掃でをさし、連泊時の客室清掃は、ベッド、リネン類(シーツ・ 枕カバー・浴衣) を交換せずベッドメイキングされることです。

また、客室の簡易な清掃、タオルおよびアメニティの交換は行われますが、念入りに掃除機をかけない場合もある」

 

ようです。

 

一応、ホテル側も、エコ清掃といっても「次に利用されるお客さまへの配慮」や「必要以上に時間が掛かる清掃の手間」を考えて、

・ベッドリネンは、申し出がない場合でも3連泊ごとに交換

・ベッドリネンの汚れがひどい場合、ホテル側の判断により交換する

という規定を多くの場合は、謳っています。

 

また、「エコ清掃にご協力」してくれた顧客には、

「ミネラルウォーターを1本進呈」

というのが、一般的です。

 

高級旅館やシティホテルしか利用されない人にとっては「エコ清掃って何?」という世界ですが、競争の激しいビジネスホテルの世界では、いまや「エコ清掃システム」は殆どのホテルで導入されています。

 

ホテルにとっては「環境にやさしいホテル」を標榜しているわけで、イメージアップにつながることがメリットも一つです。

「ベッドリネンを交換しない」こと以外に、

・冷蔵庫の電源OFF

・トイレットペーパーの使い切り交換

・風呂桶に体重に合わせた目盛りを表示

といった工夫は、確かに、環境にやさしいので、原則的にいいことだと思います。

 

ただ、暑い夏の日に、冷蔵庫が冷えていなかったり、部屋の空調がつけられていないと、がっかりする自分がいます。

アットホームな旅館であれば、クーラーや暖房を到着予定時刻の少し前に入れておいていただくのは常識で、おもてなしを感じたものでした。

 

そうした、ノスタルジックな思い出は、少し置いておくとして、「金銭的なホテル側のメリット」は、なんといっても「客室清掃費のコストダウン」です。

ホテルによって、仕組みは異なりますが、客室清掃を外部業者に委託する場合、「ひと部屋いくら」、「シーツ、タオル1枚いくら」の契約です。

部屋のサイズにもよりますが、感覚的には、エコ清掃によって、ホテル側の金額的メリットは、少なくとも23千円はあるはずです。

それにもかかわらず、「ご協力者にはミネラルウォーター1本」で承知させるとは、正直、「利用者の環境意識という善意に甘えてぼったくり過ぎ」と私は思います。

コストダウンした部分は、利用者にも還元するという精神で、金額ベースで、最低500円相当のサービスはして欲しいものだと思います。

 

また、「エコ清掃」によって、「アメニティ類の補充忘れ」「コップ類の洗い忘れ」もよくあります。

ひどい時は、2泊連続でエコ清掃にしましたが、2日とも、歯ブラシ、お茶の補充がなく、使用した湯飲み茶わんも清掃されていないので、フロントに2日連続で苦情連絡する羽目になってしまいました。

客室清掃の場合、一般的に、チェッカーさんが清掃結果を見回り、不備がないよう監視しますが、「エコ清掃」だと、チェックが甘くなる傾向があるように、経験則上、感じます。

「エコ清掃」意識が利用者に広がることは、環境面から言って、良いと思いますが、利用者への還元やエコ清掃によるサービス低下面も、ホテルや客室清掃専門会社は、しっかり管理・改善して欲しいものです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ597号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 08:56
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