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“モニタリング”と“監視”の違い

JUGEMテーマ:ビジネス

 

食品安全マネジメントシステム規格(ISO22000)が2018年に改訂されました。

初版は、2005年に制定されましたので、約13年ぶりの改訂です。

 

改訂のポイントはいろいろあるようですが、私が印象に残ったのは、

◆ハザード分析をする

◆重要なハザードを「CCP」と「OPRP」に分類する

◆「CCPプラン」と「OPRPプラン」を妥当性を確認する

◆「CCPプラン」と「OPRPプラン」をモニタリングして、検証して、アップデートする

という流れが明確になったことです。

 

それともうひとつが「モニタリング」という外来語です。

JISとして和訳すると「モニタリング」は「監視」と訳されます。

個人的には、私は違和感がないのですが、ただ、「監視」について、広辞苑を調べると、

◆監視:(悪事が起こらないように)見張ること

◆モニタリング:観測・調査・分析すること.監視すること

(注:モニタリングという言葉は第6版から登場).

新明解国語辞典では、

◆モニタリング:自然環境や市場の状況などを継続的に観察・測定すること

と定義されており、モニタリングと監視では、言葉としては、かなり概念が違っているのです。

 

実際、役所の文書でも、以下のようなケースを「モニタリング」として使っているそうです。

事例1

→環境のモニタリング:監視・追跡のために行う観測や調査、継続監視

事例2

→原子力施設のモニタリング:環境における放射性物質の蓄積状況を把握する、予期せぬ放射性物質の放出による周辺環境への影響の評価

事例3

→製剤開発のモニタリング:製造工程の性能を継続的にモニタリングし評価する、工程バリデーションの代替法

事例4

→介護支援のモニタリング:ケアマネジャーが常に把握しておくべき情報入手のために直接的面談を月に1回実施

 

このように考えていくと、他のマネジメントシステムでも「モニタリング」という英文はかなりあり、和訳する場合は「監視」より「モニタリング」の方が、意図にぴったり合っているといえるのかもしれません。

 

話がそれますが、食品安全マネジメントシステムに限らず、マネジメントシステム全般において「マネジメントシステムの変更管理」という概念は重要です。

マネジメントシステムの見直しは、「定期的」と「必要な時」があります。

「必要な時」は、例えば、

・製品・用途の変更

・原材料の変更

・工程の変更

・管理手段の変更

・クレーム

・新たな情報、等

になります。

要は、「初めて」「変更」「久しぶり」という「3H管理」ですね。

 

あと、紙面に余裕があるので、食品安全における基礎的な部分、つまり「一般的衛生管理」(PRPPrerequisite Program)で日常的に管理すべき8分野を挙げておきたいと思います。

PRPで日常的に管理する8分野】

1)使用水の衛生

2)食品が接触する表面の状態と清潔さ

3)交差汚染の防止

4)手指の洗浄,消毒設備およびトイレ設備の維持

5)汚染物質からの食品の保護

6)化学薬品の適切な取り扱い(表示・保管・使用)

7)従業員の健康状態

8)ペストコントロール

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ583号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 10:35
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