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なぜ「点滴連続殺人事件」はもっと早く防げなかったのか?

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西日本豪雨災害の話題に少し隠れてしまっていますが、20169月に横浜市神奈川区の大口病院(現在は、横浜はじめ病院)で発生した「点滴連続殺人事件」の容疑者とされる31歳の看護師が201877日に逮捕されました。

 

直接の逮捕容疑は、二人の高齢の入院患者(当時88歳)の点滴に消毒薬(ヂアミトール)を投入した疑いとなっていますが、同時期に死亡していた別の2人の入院患者の遺体からもヂアミトールが検出されているそうです。

 

また、事件発生前の79月の82日間で48人の患者が死亡したが、その後の約70日間の間は死亡者がゼロということから、実際には、「もっと多くの被害者がいた」可能性があります。

また、容疑者自身も「20人以上にやった」と供述しているといわれるのですが、事件発覚前の志望者は、医師により「老衰による自然死」との扱いがされており、すべて火葬済みのため、事件化することはないでしょう。

 

警察、検察側としては、逮捕容疑以外の「死亡」について立件したくても、証拠がまず出てこないでしょうから、裁判で有罪にすることは、ほぼできないでしょう。

 

それにしても、現在、私たちが知らされている情報だと、容疑者は、

◆自分の勤務時に患者に死なれると、家族への説明が面倒だった

患者が亡くなったときに同僚から自分の落ち度を指摘されたことがあった

混入を繰り返すうちに感覚がマヒしていった

などと話しているそうです。

 

「容疑者はサイコパスではないか」という人格の二面性を問う意見も出始めていますが、私は、今考えれば「99%合格といわれた看護学校の推薦入試を落とした試験官」は、「看護師としての素養がないこと」を見抜いていたのかもしれません。

 

容疑者とされる看護師は、自供しているうえに、死刑になっても構わない、と述べているといわれており、裁判を通して、罪を償っていただくしかありません。

しかし、それだけでなく、終末期医療にかかわる医療体制についても、見直しが本来必要でしょう。

素人目に不思議なのは、

・連日のように亡くなっていたのに病院側は「異常」となぜ捉えなかったのか

・なぜ、「老衰死」と死亡診断書では判断されてしまったのか

といった点です。

もっと、早い段階で、容疑者の「点滴への消毒液混入」を防げなかったのか、検証することも忘れてはなりません。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:05
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