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説明能力の違いが大きい大企業と中小零細企業

JUGEMテーマ:ビジネス

 

大企業と中小零細企業に訪問して感じる一番の違いにひとつは「説明責任能力」です、

 

例えば、

◇御社におけるリスクと機会にはどのようなものがありますか?

◇そのリスクと機会をどのように管理していますか?

と訊ねれば、大企業であれば、

例えば、

・会社の内部の課題の洗い出し

・会社の外部の課題の洗い出し

・顧客や利害関係者のニーズの洗い出し

・顧客や利害関係者の期待の洗い出し

をして、

・リスクと機会の特定

・特定したリスクと機会の優先順位づけ

・目標や日常管理項目として位置づけて管理

・・・

というような説明を理路整然とされるでしょう。

 

中小零細企業では、仮に、管理しているリスクと機会は説明できても、どうしてそのリスクと機会を選択したのかの説明は、まずできないでしょう。

 

中小零細企業は、限られた要員で企業活動をしていますし、ものごとを突き詰めて考えたり、理論武装のトレーニングをするぐらいなら「手足を常に動かして目の前の仕事を着実に片付ける」ことが求められているので、経験値はたくさんたまっても、なかなか「経験論を一般論として置き返してなぜそうなるのか」を日頃考えるトレーニングがされていないからでしょう。

 

もちろん、大企業でも「結果ありき」で、問題点はもちろん、成功した場合も、その要因をしっかり分析して次につなげる組織内での議論を絶えずしていないと、社内で説明がつかなくなり、意見が通りません。

だから、大企業にいれば、知らず知らずのうちに、説明責任能力が身に付くわけです。

 

ある中小企業に訪問した時に、説明責任の話をしていたら、経営者に「あんまり難しいことを教えないでくださいね。うちの人間は、考える能力が低いから、考える作業は逆に非効率で、理屈はわからなくてもうちは手をしっかり動かした方が効率的な仕事ができますから」と言われてしまった。

 

その経営者は、社員教育の重要性や目標管理の重要性などをよく朝礼で話しているのを、私は何度も目の当たりに見ているから、「これが経営者の本心だったら、人が真っ当に育つはずがないじゃん」と感じた。

 

卵が先かニワトリが先か的な議論にもなってしまうが、自分の代だけで、商売を止めてしまうのでなければ、「組織の意図した成果と組織の能力」上、程度問題はあるが、「急がば回れ」(説明能力を鍛えることで、建設的な発想や業務運営ができる)なのではないかと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ490号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 12:48
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