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日本人選手として31年ぶりにボストンマラソンを制した川内優輝選手

JUGEMテーマ:スポーツ

 

日本時間の16日夜中に、うれしいニュースがネットで流れていました。

「公務員ランナー」こと、埼玉県庁(県立久喜高等学校職員)所属の川内優輝選手が、アメリカのマサチューセッツ州で第122回ボストン・マラソンで2時間1558秒をマークして初優勝しました。

日本勢の優勝は、9回目(8人)で、1987年大会覇者の瀬古利彦氏以来31年ぶりの快挙です。

(瀬古選手がボストンマラソン制した1987年(1981年も優勝しているので2回目)は、川内選手の生まれた年)

 

ボストンマラソンの優勝を受けて、川内選手のボストンマラソンに関わる色々なエピソードが報じられています。

私が「川内選手らしいな」と思ったのは、ボストンマラソン出場の経緯です。

日刊スポーツによると、(記事を一部編集引用)

「川内選手の代理人であるラーナー・ブレッド氏が2017年夏に大学の先輩に当たる往年の名ランナービル・ロジャース氏(ボストンマラソン3連覇)と野球のレッドソックス−マーリンズ戦を観戦した際に、ロジャース氏が川内選手へ向けて、ボストンマラソンの出場のラブコールをした。

その動画をブレッド氏からもらった川内選手は30分以内に出場する意向を伝えた」

そうです。

 

川内選手は、20092月の別府大分毎日マラソンが初フルマラソンで、今回のボストンマラソンまでに、フルマラソンを81レース走り、2時間20分以内は79レース(世界記録)、優勝は、33回を数えます。

2009年:3回(別府大分毎日、東京、福岡国際)

2010年:2回(東京、福岡国際)

2011年:5回(東京、大邱(世界陸上)、大阪、福岡国際、防府読売)

2012年:9回(優勝5回、海外3レース)

2013年:11回(優勝5回、海外6レース)

2014年:13回(優勝7回、海外5レース)

2015年:13回(優勝5回、海外6レース)

2016年:9回(優勝2回、海外5レース)

2017年:12回(優勝7回、海外7レース)

2018年:4回(優勝4回、海外3レース)

 

川内選手の初優勝は、20124月のかすみがうらマラソンですが、この時の川内選手は世間的には、まだ有名ではなくて、「埼玉県庁に勤務している市民ランナーなのにすごいなぁ」と思った記憶があります。

(私も20124月のかすみがうらマラソン(通算4回目のフルマラソン)を走り、3時間336秒(当時の自己ベスト)でした)

 

川内選手の特徴として、有名なのは「レースを最高の練習の場としている」ことです。

この方法は、練習時間に制約のある市民ランナーとしては、「常識的な方法」として、今では認識されるようになりましたが、川内選手がやりだしたころは、「常識外れ」と言われており、感慨深いものがあります。

 

また、川内選手の特徴として「日本全国の地方大会や海外レースにたくさんチャレンジしている」ことです。

これは、川内選手に直接はっきり聞いたわけではありませんが、「最強の市民ランナー」として有名になったことで、全国の市民マラソンから「ゲストランナー」としてのオファーが殺到していること、および、サブテン(2時間10分以内)の記録を保持していることで、海外のレースからも招待してもらえることが関係していると思います。

川内選手をゲストランナーとして招待した大会事務局関係者(千歳JALマラソン、釧路湿原マラソン)に聞いたことがありますが、「公務員」という立場もあるせいか、「交通費と宿泊費以外は原則受け取っていない」そうです。

したがって、サラリーマンでかつ、スポンサーが付いているわけではないので、招待選手として「交通費、宿泊費」が提供される大会を選んで参加することは、川内選手の競技活動としては、最大のメリットになるわけです。

 

話題をボストンマラソン2018に戻しますが、今回の優勝タイムは「2時間15分台」と、「超高速化」した現代マラソンにおいてタイムだけ見れば平凡です。

しかし、気温は5度前後で、強い雨が降っていたことから、体感温度はマイナス気温であったでしょうから「強烈な悪コンディション」です。

また、エントリーした選手は、持ちタイムが、

2時間4分台:3

2時間5分台:3

2時間6分台:3

2時間7分台:1

で持ちタイム「2時間814秒」の川内選手は、持ちタイム11番目の選手でした。

そんな中での「ワールドマラソンメジャーズ」(東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨーク+五輪、世界選手権)のひとつであるボストンマラソン制覇は、「快挙」です。

当初、川内選手は、「目立たないように集団の中に潜む」作戦でした。
しかし、ケニア、エチオピア勢がスローペースになったことで、最初から仕掛けて先頭集団のペースをアップさせて、体脂肪がなく後半失速した優勝候補たちをしり目に「世界一のラスト2.195キロ」ともいわれる得意の後半の追い上げで粘り切った「作戦勝ち」といえるレース展開だったと思います。

 

それにしても、川内選手は、「寒さに強いランナー」です。

「暑いのは苦手」(これは体質的な問題ですから、後天的に極端に鍛えられません)と自覚して、2019年世界陸上がドーハ、2020年が東京五輪と「代表レースは暑い季節」になることから、「代表引退」を表明しています。

けれども、「サブ2時間20分」や「サブ10」、「各都道府県のフルマラソン最高記録」など、「多様なマラソンの価値観における記録」を作って、「市民ランナーの星」として、輝き続けて欲しいと思います。

 

 

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 13:52
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