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日本相撲協会の中に女人禁制の意味を正しく理解している人はいない?!(前編)

JUGEMテーマ:スポーツ

 

201844日に京都府舞鶴市で行われた大相撲春巡業で、

「あいさつ中に突然倒れた舞鶴市の多々見市長の救命措置で駆け上がった女性に、日本相撲協会側が土俵を下りるよう求めるアナウンスを流した」

ことが問題となっています。

 

これまでのマスメディアの報道によると、

◆女性に土俵を降りるよう、アナウンスを流した

◆アナウンス以外にも、女性に向かって土俵を下りるよう協会員が直接指示していた

◆土俵に上がった女性のうち、少なくとも1人は現役の看護師だった

そうです。

 

ご存知のように、大相撲では「土俵は女人禁制」とされています。

これまでも、「土俵の女人禁制問題」は、大阪場所の表彰式で、当時の太田房江知事が土俵にあがれず、男性の副知事に代役してもらったケースやわんぱく相撲の地方大会で女子児童が優勝し、決勝大会を開催する国技館の土俵に上がれない(現在も女子は国技館の土俵に上がれない)ケースがあり、その都度、話題になっていました。

 

《“土俵上は女人禁制”を前提とした場合》

争点が発散するので、「土俵は女人禁制」を前提とした場合を考えてみたいと思います。

この場合、土俵上で実施される「通常の行事」、つまり、主催者などの開催挨拶、力士の土俵入り、力士の取組(試合)、表彰式・・・などは、「女人禁制」だとしたら、日本相撲協会は、事前に関係団体・関係者に周知していただき、「女性は土俵に上がれないこと」を守ってもらえばいいでしょう。

 

しかし、今回の多々見良三市長(医師:結果的にはくも膜下出血が倒れた原因)のケースの場合、日本相撲協会として、

◆土俵上で人が倒れた場合の体制と手順が確立されていたか

◆土俵下に医師、看護師、救急救命士といった医療従事者を配備していたか

AEDは近くに備えられていたか

といったことがポイントだと思います。

これらが、確立していなかったとしたら、アナウンスや協会員から指示があった「女性は土俵を降りてください」という案内は、間違っているといえるでしょう。

 

YouTubeで、多々見市長が倒れた際の映像を見ましたが、緊急事態に備えた担当医師はいたのかもしれませんが、いち早く心臓マッサージをしているのは女性(多々見市長が経営する病院に勤務されていた看護師)で、医師らしき人はいません。

今回のケースはくも膜下出血であり、1秒でも早い処置が必要だったわけで、常識論として「女性だから土俵に上がってはダメ」という状況でないことは明らかです。

 

仮に、百歩譲って、

「多々見市長が倒れる→医療従事者が駆けつけて処置する」

という状況が「10秒以内で開始され、土俵の上が野次馬だらけになった」、ということであれば、「女性は降りてください」のアナウンスは、少しだけ理解できます。

しかし、そのケースであったなら、「医療従事者以外の方は土俵から降りてください」が適切なアナウンスです。

したがって、今回のケースは「女性は土俵から降りろ」と教条的に日本相撲協会の協会員は、わめいているだけで、「事態の緊急性と重要性についてとっさの判断ができなかった」という失態なわけです。

 

つまり、個人的には、「緊急事態は女性だから土俵に上がるな」という理屈は、おかしいと思いますが、仮に「土俵上は女人禁制を堅持する」のであれば、日本相撲協会は、常に土俵下に、緊急医療体制を整えておく必要があるわけです。

今回、そのような体制がしっかり準備されていたのか否かが、今後の日本相撲協会の見直し(改善)ポイントとなるでしょう。

(後編に続く)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ588号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:スポーツ・芸能に関する話, 10:59
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