RSS | ATOM | SEARCH
さようなら三江線

JUGEMテーマ:ニュース

JUGEMテーマ:日記・一般

 

先日、2018331日で廃止になるJR西日本の三江線に乗車してきました。

三江線と聞いても、ピンとこないと思いますが、広島県の「三次駅」と島根県の「江津駅」を結んでいる路線なので「三江線」という名がつけられています。

 

この路線が廃止になる理由は、言わずもがなですが、

・赤字である

(年間約4500万円の収入に対し、赤字は約9億円)

・公共性に乏しい

(「平均通過人員が83人」(1日平均で1キロ当たり何人が乗車しているか))

という点が理由です。

 

この路線が計画されたのは大正時代でした。

しかし建設が進められたのは、1930年代からで、全線開通は1975年と遅かったのです。

1975年は、昭和50年ですから、当然、計画当時とは違って、モータリゼーションの波が地方に訪れていました。

また、建設当時は、橋梁技術、トンネル技術未熟で、蒸気機関車を想定しているため、勾配の緩い場所を走るように計画されたため、江の川を沿うような路線となっていて、全長は108キロもあるのに、直線距離で結べば、約60キロで、時間がかかるのです。

 

ただ、そのおかげで、「観光路線」としては、感覚的には、乗車時間の80%以上の時間、江の川を眺めていられるので、景色を楽しむには良い路線です。

「景色が良いのなら観光路線として残せばいいのに」と思いたくなりますが、「観光路線」としては、やや長すぎる距離と時間です。

直通運転の列車に乗れば、所要時間は3時間半程度ですが、乗り換え便だと、約4時間50分かかり、しかも乗継便を含めて、上下とも13本しか全線を結ぶ列車がないので、廃線間際の今の時期と鉄道ファンでなければ、「まるまる1日費やしてしまう」ので、よっぽど三江線沿線を気に入らない限りは「観光路線」としてが便が悪いです。

 

さて、私は、広島駅で前泊し、芸備線に乗って三次に行き、102分発の列車(石見川本行き。石見川本に到着後、約1時間20分後に江津行きと接続している)に乗りました。

通常、地方ローカル線は、高校生の通学時間帯を除いて「ガラガラ」ですが、廃止が近づき、なんと「整列乗車」(出発20分前ぐらいにならないと扉があかない)システムになっていました。

私は、三次駅へ接続列車で向かうと混雑するだろう、と想像し(芸備線と福塩線が発車前10分以内に相次いで三次駅に到着する)1本早い列車で三次に向かいましたが、駅前を散策している間に、整列乗車の列は長くなっていて、ギリギリ通路側の席を確保できた感じでした。

 

車窓のすばらしさは言うまでもありませんが、車内は大混雑で、とてもあと数日で廃止になる路線とは思えない大盛況ぶりです。

私が乗車したのは平日でしたが、ざっと見た感覚では、「平均年齢70歳以上」です。

つまり、普段なら絶対に列車での旅を選択しないような、70過ぎのおばちゃんグループなどが乗客の多数なのです。

 

車窓に目をやると、乗用車で列車を追いかけて撮影している人も多数です。

列車速度が遅いので、乗用車で十分に追いつけるんですよね。

一番、撮影者が多かったように感じた場所は「宇都井駅」付近です。

この駅は、ホームの高さが地上から20メートルもあり、116段の階段のみで行き来する駅で、ファンの間では「天空の駅」と呼ばれる名所です。

 

331日の廃線後は、バス路線に転換されます。

しかし、バスも列車同様、便数が少なく、また、乗り換え時間もあることで、三次から江津までは、510時間とかかるようです。(生活路線ですから通しで乗る人を想定していないダイヤです)

 

さよなら三江線。

ありがとう三江線。

乗車後の感想としては、「宇都井駅」の「116段の階段」は、廃線後にレンタカーで回ってみたいな、と思いました。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ585号より)

 

 

 

 

 

 

【好評発売中!】
『ちょロジ ニュースで学ぶ
7
つの思考法』(パブラボ刊)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434176552/bloglogcom-22/ref=nosim/

【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】
(パソコンでアクセスしている方)

author:有賀正彦, category:一般コラム, 05:12
comments(0), trackbacks(0), - -
Comment









Trackback
url: http://blog.logcom.jp/trackback/867375