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スパコン補助金不正受給事件

JUGEMテーマ:ニュース

 

テレビのワイドショーでは、相変わらず「日馬富士暴行事件と貴乃花親方と白鵬の確執」について報じられています。

しかし、2017125日に、東京地検特捜部は、スーパーコンピューターの開発を手掛けるベンチャー企業「ペジーコンピューティング」の斉藤元章社長らが、国立研究開発法人のNEDOから助成金約4億3千万円をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑で逮捕したというニュースが報じられました。

 

ニュースを見た瞬間は「単なる助成金詐欺事件かな?」と思いましたが、調べていくと、

◆斉藤社長は、NHKの「プロフェッショナル」に出演予定(1211日放送予定⇒取止め)だった

◆ペジー社の顧問に、準強姦容疑があった元TBSワシントン支局長の山口敬之氏が就いている

◆斉藤社長は新潟大学医学部出身の放射線科の医師

2003年に日本人初の米国コンピュータ業界栄誉賞(医療部門)を受賞

といったことがわかり、「またしても官邸に近い人物の山口氏がからんでいるのか」と「なんだかきな臭いぞ」と感じました。

 

それにしても、日本経済新聞の報道(127日)によれば、ペジー社が開発した

◆省電力のスパコン「暁光」は、毎秒約1京9千兆回の計算速度を記録

201711月に発表された世界のスパコンランキングの計算速度部門で4位(日本国内では1位)

◆ペジー社が共同開発したスパコン「菖蒲」も、消費電力性能部門で世界1位となった

というから、「国益になる研究」をされているように思います。

 

東洋経済の報道だと、助成金は、

・設立10年以内

・資本金10億円以下の研究開発型ベンチャー企業を対象

・新規性・革新性の高い実用開発事業について5億円を限度として費用の3分の2以内を補助

される仕組みで、ペジー社は、

・経費として約77300万円を申告し、499559000円を受給していた

・このうち「外注費」として申請された43600万円のうち数億円分が「水増し」の可能性があった

というから、助成額の上限ギリギリになるように、外注経費を水増しして申告し、企業負担としては「実質ゼロ」となるように開発事業費を「調整」したのでしょう。

 

それにしても、斉藤容疑者の経歴は、同世代の私からしたら、まぶしいぐらい華麗です。

医師免許を取得しながらも、アメリカにわたり、医療に関する画像解析技術の開発がIT事業の始まりだったと思いますが、省エネ性能が高く計算速度も世界トップレベルのスパコンを開発する「技術力の高いITベンチャーの旗手」であった斉藤容疑者が、なぜ、助成金詐欺などというセコイ詐欺を働いたのか、動機が知りたいです。

山口氏を顧問として受け入れ、官邸など政府中心とパイプを作るための資金作りが詐欺の動機だったとしたら、なんだか、闇が隠されていそうです。

単なる助成金詐欺なのか、この事件を皮切りにもっと本質的な真相が明らかにされるのか、東京地検の今後の捜査に注目したいと思います。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:21
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