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2017年のノーベル文学賞

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2017年のノーベル文学賞に「カズオ・イシグロ氏」が選ばれました。

私は、この一報を、ホテルで仕事をしている最中にスマホに自動的に送られてきた「ヤフーニュース速報」で知りました。

 

・・・恥ずかしながら、「カズオ・イシグロ氏」を存じ上げず、「日本名だけど、一体誰?」とすぐにインターネットでプロフィールを検索してしまいました。

 

メディアで報じられていることの「丸写し」ですが、カズオ・イシグロ氏は、

◆日系イギリス人

1954年に長崎で生まれ、5歳のとき、日本人の両親とともにイギリスに移住

◆海洋学者だった父親が北海油田の調査に参加し、1982年イギリス国籍を取得

◆ケント大学(学士)やイーストアングリア大学(修士)で英文学を専攻

1989年に出版された「日の名残り」で、イギリスで最も権威のある文学賞「ブッカー賞」を受賞

2005年に出版された「わたしを離さないで」は、2010年に映画化され、2011年に日本でも公開

という経歴です。

 

作品を読んだことがないので、私は、評価はできません。

ただ、母国語が「英語圏」なので、ノーベル文学賞候補として毎年名前が挙がる日本人にはなじみの深い村上春樹氏より、世界的には、カズオ・イシグロ氏の方が著名で、実績も村上氏より上という声もネットを見ている限りあるようです。

 

さて、私が注目したのは、「日本人のノーベル賞受賞者」です。

ご存知のように、ノーベル賞は、一般的には、

・物理学

・化学

・生理学・医学

・文学

・平和

・経済学

の「5分野+1分野」があります。

 

歴史的には、「日本人」の受賞者は、経済学賞以外は、受賞者がいます。

「日本人」としてのカウントが、ややこしいのは「出生時」、「評価対象の業績時」、「受賞時」です。

この問題が発生したのは、2008年にノーベル物理学賞を受賞した「南部陽一郎先生」の時が最初だと思います。

南部先生は、1970年(当時49歳)に米国籍を取得していますが、ノーベル賞として評価された研究は日本国籍時で、受賞時は米国籍でした。

私の記憶では、当初は「日本人受賞者数のカウントから外していた」ように思いますが、「ある時」から「かつて日本国籍を保有していた人を含めて日本人受賞者は」という表現にメディアは変わったように思います。

 

その「ある時」ですが、2014年にノーベル物理学賞を受賞した「中村修二先生」から「日本人」としての捉え方が「もわーん」としてきました。

なぜなら、中村先生は、誰しもが「日本人」と思っていたら、アメリカでの研究を続ける都合上、2000年に米国籍を取得しており、日本の国籍法としては、その時点で自動的に日本国籍は消滅していることになるからです。

 

さて、今回の「カズオ・イシグロ氏」ですが、「Wikipedia」では、「元日本国籍の受賞者」として掲載されていました。

成人してから、研究上の都合で日本国籍を離脱した南部先生や中村先生と違って、カズオ・イシグロ氏は、日本語をしゃべりませんから、「日本人」としてカウントするのは、「ノーベル賞の歴史的な記録」としては必要ですが、純粋な「日本人受賞者」とするのは「ちょっとこじつけ」のような感じがします。

 

ただ、マスコミ的には「日本人」と関連付けると、「記事に関心を持つ人が増えて購買数やアクセス数が伸びる」というビジネス上の理由もあるので「ノーベル賞の日本人受賞者」を強調するのは仕方がないでしょう。

 

話は変わりますが、現在、山梨学院大学に在籍する長野県塩尻市出身の女子57キロ級の柔道家で「出口クリスタ」選手がいます。

彼女は、日本人とカナダ人のハーフで、実力だけでなくルックス的にも優れているので、中学時代から注目されていました。

しかし、選手層の厚い日本での代表になるのは厳しいと、東京五輪はカナダ国籍を選択し、カナダ代表での出場を狙っているそうです。

 

また、かつて、バルセロナ五輪女子バレーボールでアメリカ代表として銅メダリストとなった堀江陽子氏(ヨーコ・セッターランド)は、高校在学中は日本国籍でしたが、実業団入りせず大学進学で日本代表の道を事実上絶たれ、米国籍を選択しました。

現在は、日本に生活拠点がありますが米国籍のままですが、「オリンピックの日本人メダリスト数」のカウントとしては、このようなケースは現状、「日本人」にカウントしていません。

 

平昌五輪の女子フィギュアでは、おそらくアメリカ代表として「長洲未来」選手が選ばれそうですが、メダリストとなったら、長洲選手はアメリカ生まれですが、日本語がしゃべれることからきっと日本メディアは、かなり話題にするでしょうね。

 

話題がどんどん脱線していきましたが、「国籍」と政治家がよく使う「出身地」(地方選出の国会銀の二世議員のほとんどは実際には東京育ち)は、「なんだかよくわからない」というのが感想です(笑)

 

それにしても、村上春樹氏は、「取れる取れる」といわれ続けているうちは「受賞できない」気がします。

村上さんには、受賞してもらうまで長生きしてもらいたいですね。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ562号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 07:33
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