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埋蔵携帯の価値は1兆7013億円?!
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2017918日付の読売新聞が、

「使われずに自宅に保管されている埋蔵携帯電話の価値が総額17013億円の上る」

という試算結果をゲオが発表していたことを記事にしていました。

 

記事によると、

◆調査は、関西大学の宮本勝浩名誉教授の協力のもと実施

◆携帯電話の1人当たりの平均保有台数から平均契約台数を差し引いた数字に、携帯電話の保有者数をかけたものを「埋蔵携帯台数」と定義

◆埋蔵携帯台数に、中古携帯の平均買い取り価格をかけることで算出

2015年の調査時は、16489億円で、2年で約500億円増加

◆ゲオは、「不要な携帯端末を売るという習慣が根付いていない」、「『埋蔵携帯』が中古市場に出回れば、携帯市場全体の更なる活性化が期待できる」とコメント

だという。

 

最初、この記事を見たときに、「自宅で眠っている携帯の金や銀など希少価値の高い金属を取り出した時の価格」を指しているのかと勘違いしました。

記事をよく読むと「携帯そのもの」の価値のようですが、感覚的には「こんなに、価値があるんですか?」です。

そもそも、中古市場で、ガラ携帯とか旧機種のスマホが、マニアを除いて、一般的に「中古の携帯やスマホの機能」に価値があるとは思いません。

 

仮に価値があるのであれば、「携帯内の残っているデータ」ではないでしょうか。

情報技術に疎いのでよくわかりませんが、携帯やスマホのデータを消去しても、特殊なソフトを使えば、殆どのデータは復活できるといわれています。

また、ガラ携は、セキュリティが甘いといわれているそうで、スマホよりデータを復活させることも容易だそうです。

 

記事では、ゲオのコメントとして「埋蔵携帯が中古市場に出回れば活性化が図れる」と言っていますが、それは、中古携帯等に登録されているアドレスや検索履歴などがビックデータになり得るという話なのではないでしょうか。

 

中古市場といえば、ピアノやバイクの買い取りCMをよく耳にしますし、実際、二束三文で買取して、修理して海外に輸出すれば、利益が相当出るそうですが、埋蔵携帯にデータ以外の価値があるとしたら、ピアノやバイクのように「発展途上国への中古携帯の輸出」なのでしょうか?

 

この記事の真の狙いがどこにあるかわかりませんが、仮にゲオが言うように「1兆円以上の価値が埋蔵携帯」にあるのであれば、未来永劫続くビジネスとは思えませんが、うまくやれば、そこそこの商売にはなるのかもしれないですね。

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 14:51
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