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小田急線の沿線火災と緊急事態の対応手順

JUGEMテーマ:ニュース

 

2017910日の16時過ぎに発生した「小田急線の走行中の列車に火事が燃え移った」ニュースは、衝撃でした。

これから、いろいろな側面で検証されていくと思いますが、報道されている記事から感想をまとめておきたいと思います。

 

《火事の状況》

◆小田急線沿い(代々木八幡と参宮橋間)の建物(ボクシングジム)から出火

◆消防から警察と小田急に「走行中の列車を停める」よう指示が入る

◆警察署員が踏切りの非常ボタンを作動し、自動的に走行中の各列車が停止

◆走行中の列車がボクシングジムで発生した火災付近で停車

◆緊急停車した列車に火事が燃え移る

◆消防が燃え移った車両の運転士に車両の移動を指示

◆およそ300人の乗客は、電車から降りて、線路を移動し避難(けが人はなし)

 

《感想》

◆警察は、緊急停止ボタンを作動する際に、列車の位置は確認できなかったのだろうか?

(よりによって、火災現場の真横で列車が停止するとは、タイミングが悪すぎる)

◆消防は、なぜ列車を停止するように指示したのか?

(火事が列車に与える安全上の問題?消火活動上の問題?)

 

この火災の「そもそも」は「ボクシングジムの火災」であるため、ボクシングジムの火災原因が調査され、原因究明からの再発防止は、当然のこととして図る必要がある。

しかし、影響が今後大きい問題は「線路に面した沿線火災の場合の最適手順はどうあるべきか?」である。

 

結果論として、新宿駅と経堂間は、出火から5時間半にわたり運転を見合わせ、約71000人に影響が出る事態となった。

結果論で、関係者には申し訳ないが、単なるボクシングジム火災であれば、これほど長い時間、電車の運転が見合わせられるという事態にはならなかったでしょう。

やはり、ポイントは、「沿線火災が発生した場合の手順」にある。

技術的に可能であれば、列車を緊急停止ボタンを押した際に、火災現場の近くで列車が停まらないようにできるのが一番だった。

さらには、緊急停止した際に、列車の運転士が自己判断で、列車を即座に火災現場から少し移動できれば、ここまで列車が「不通」になることはなかったであろう。

 

火災訓練はもちろん、緊急事態のマニュアルは、各社ごと訓練し、手順も確立していると思う。

しかし、今回のような火事については、鉄道会社だけでなく、警察、消防、地域住民などの間で、手順を確立させておく必要があるでしょう。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 09:47
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