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浄水場「活性炭」談合疑惑で立入検査を受けている組織のマネジメントシステム

JUGEMテーマ:ビジネス

 

「談合」とは、言わずものがですが、大辞林によると「競争入札の際に、複数の入札参加者が前もって相談し、入札価格や落札者などを協定しておくこと」です。

一般論ですが、いうまでもなく、この行為は「公序良俗に違反」しています。

2017221日の各メディアの報道では、

「首都圏各地の浄水場で水の浄化に使われる「活性炭」の入札をめぐり、談合を繰り返していた疑いがあるとして、公正取引委員会は、大手化学メーカーの「クラレ」と大阪ガスの子会社「大阪ガスケミカル」、それに水処理会社の「水ing」など10社余りに立ち入り検査をしている」

と報じていました。

 

報道によると、

◆各社は東京の金町浄水場や埼玉の朝霞浄水場など首都圏各地の浄水場で水の浄化に使われる「活性炭」の入札をめぐり、受注業者を事前に決める談合を繰り返していた疑いがある

◆浄水場では川の水に含まれるアンモニアや油などの有害物質を吸着して取り除くために大量の活性炭が必要

◆(20171月に)朝霞浄水場の入札では4億6000万円で落札されるなど、年間、数十億円規模で談合が疑われている

◆公正取引委員会はほかの地域の浄水場の入札でも談合がなかったか調べることにしている

そうです。

 

この「談合疑惑」自体は、今後の続報を待ちたいと思いますが、談合疑惑により立ち入り検査を受けている各社は、国際規格ISOの認証を受けている企業が多いです。

また、各社のウェブサイトをみると、例えばクラレでは、コンプライアンスについて「行動規範」をもうけて社員に解説していることが記載されています。

http://www.kuraray.co.jp/csr/report2016/management/02.html

しかし、談合が事実であれば、絵に描いた餅ですね。

 

談合疑惑があるとされた多くの企業が取得しているISO認証規格は、品質マネジメントシステム(ISO9001)や環境マネジメントシステム(ISO14001)ですが、「水ing」は、民間企業初の「ISO55001(アセットマネジメント)」認証取得組織として、ISO認証業界では有名な会社です。

(ちなみに、認証機関は、株式会社日本環境認証機構(JACO))

 

ISO900114001なら知っているけど、ISO55001ってなんだ?」

という方も多いと思うので、簡単に解説すると、アセットマネジメント(ISO55001)とは、

「組織の資産管理体制の構築、実施、維持、改善のための要求事項を規定した国際規格で、組織の資産(アセット)をライフサイクルを通じて、コスト、リスク、パフォーマンスのバランスを保ちながら、最大の可用性と収益性を確保するためのマネジメントシステム」

です。

 

ISO認証制度の信頼性確保のためにも、今回立ち入り検査を受けている組織を認証している認証機関(認証機関を審査する認定機関(JAB:公益財団法人日本適合性認定協会もですね))は、これまでのマネジメントシステム審査が適切に実施されていたのか、また、マネジメントシステム審査が影響をおよばせることができる範疇でどのような審査を心がけていくべきかについて、しっかりと議論し、検証、改善をしていってほしいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ530号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:ISOマネジメントシステム全般, 11:40
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