- アドラー心理学「嫌われる勇気」
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2017.02.26 Sunday
JUGEMテーマ:日記・一般
以前のコラムで少し触れましたが、「アドラー心理学」が注目されていますね。
100万部を超える大ベストセラーになった「嫌われる勇気」を読んで「自分自身を変えることができた」という著名人が多く、興味を持った人も多いようです。
「病は気から」ではないですが、先行きが見えない不安な時代だからこそ、人は「心理学」や「自己啓発」に関心を持ち、「考え方を変えることで自分を変えて気持ちを充実させたい」と考えるのかもしれません。
いまさらですが、アドラー心理学の本質は、
「他者から嫌われることを恐れない「嫌われる勇気」を持ちえたとき、人は初めて自分だけの人生を歩みはじめることができる」
という考えですね。
つまり、
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
としています。
そして、「他者から自分がどのように思われるかはコントロールできないもの」だから、「自分の課題と他者の課題を分けること」により、対人関係の悩みから解放されると考えるわけです。
要は、人間の行動は過去の経験に原因があるという「人の行動はトラウマによる支配」という考えを否定していますね。
例えば、「過去にいじめを受けた経験がもとで引きこもりになった」という原因論説があるとします。
これに対してアドラーは、行動は原因論ではなく「目的論」。
つまり
「引きこもったほうが楽である」
「引きこもることでまわりから心配されて心地よい」
と考えます。
よって、「行動を変えたい」ならば「目的を見直す」なのです。
まとめると、
「原因を気にするのではなく、目的に気持ちを向けることで前へ進んでいこう」
という考えが、アドラー心理学の狙いなのでしょう。
話は変わりますが、2017年1月から、フジテレビの木曜劇場枠で「嫌われる勇気を持った人物が警視庁の刑事だったら」というアドラー心理学をコンセプトにしたドラマが始まりました。
このドラマの制作が発表されたときに、私は、「もしドラ」を思い浮かべました。
本自体は「もしドラ」の方がもう少し売れましたが、ドラマの視聴率は散々でした。
(ちなみに、私はしっかり全話を見ました)
フジテレビのドラマ「嫌われる勇気」は一話完結ものなので、続けてみなくても大丈夫なところがありがたいです。
ドラマにも注目してみたいですね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ527号より)
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