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乳幼児の家庭内での思わぬ事故を注意喚起したNITEの存在意義アピール術

JUGEMテーマ:ニュース

 

夕方のテレビニュースで各テレビが報じていましたが、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が、

「乳幼児が、家庭内で家具や電気製品を倒したり、触ったりしたことによる、思わぬ事故について、注意を呼びかけている」

と発表したそうです。

 

NITEによれば、例えば、

◆部屋に置いてある加湿器の蒸気の吹き出し口に、子どもが手を触れてしまい、やけどをしてしまう

◆引き出しを開けて、タンスによじ登り、タンスごと倒れて下敷きになる

◆テレビなど電化製品の電気コードに足をかけて転倒する

といった事故事例を実験映像付きで注意喚起していました。

 

NITEによると、6歳までの乳幼児が、家庭内で動き回ったことで起きた製品事故は、2015年度までの5年間で60件確認されているといいます。

しかも、60件のうち、死亡事故が2件、重傷事故が12件となっているそうなので、NITEが確認できていない乳幼児の家庭内における事故やヒヤリハット事例は、おそらく相当数になるでしょう。

 

私の実家でも、甥や姪が遊びに来るときは、固定電話機の脇に置いてある文具(ボールペン、ハサミ、カッターナイフ)や小銭の貯金箱(口に入れる恐れを回避)、棚の上の壊れやすい置物、電気の延長コードなどは、一斉に片づけられます。

甥や姪の近くには、大人が常に誰かいますが、目を離したすきに、何をしだすか予測不能なので、事前のリスク回避です。

 

ただ、最近は「置物」に関しては、両親(甥や姪からみた祖父母)はかなり寛容で、以前ほど、徹底して片付けしたりしてないみたいですね。

「遊びに使っちゃダメ」「見て触るときはよそ見しないでしっかり持つ」としつけしたうえで、子供が言いつけを守らずに壊せば、悲しそうな表情をして、子供たちに「無言で反省」を促したり、壊れた瀬戸物の置物をボンドで修復して、祖父母なりの「なんでもかんでも危ないからと手に触れさせないのはよくない、教育のための投資」と「壊れること」をしょうがないと割り切っている感じです。

 

私自身は、小さい時の記憶は、都合の悪い部分は「自然消去」されているかもしれませんが、記憶に残っている古い記憶では、幼稚園生か小学校1年生ぐらいの時の1230日に妹とふざけていて、窓ガラス(団地の5階の外に面した窓ガラス)を破壊してしまったことです。

近所のガラス屋さんは、すでに仕事納めになっており、その年のお正月の間は、確か、段ボールか厚紙で窓ガラスを応急処置的にふさいでいたので、お正月の間中、なんとなくバツが悪かった記憶が鮮明に残っています。

 

小学校低学年の時は、私の人生で一番多く「歴史上の偉人の伝記」を読みまくった時期でしたが、その時、野口英世が幼少のころに囲炉裏に落ちて、左手をやけどした逸話は、子供として「衝撃」で、「火のまわりで遊んではいけない」と子供なりに強く脳裏に刻まれました。

 

話は完全に脱線ですが、「乳幼児に対する注意喚起」したNITEは、私が社会人になったころは「通商産業検査所」と言われました。

その後、独立行政法人通則法の以下の条文に規定されているように、

「・・・国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもののうち、民間の主体にゆだねた場合には必ずしも実施されないおそれがあるもの・・・」

という性質の組織は、省庁から切り離され、「製品評価技術基盤機構」として改組されました。

ちなみに、NITEは行政執行法人なので、役職員の身分は国家公務員です。

この手の「調査・研究」は、独法の通則にもあるように「民間主体では採算が取れない業務」ですから、省庁の外郭団体がやるしかない業務といえるでしょうね。

ただ、斜に見れば「国民生活に役立つ情報を発信して、存在意義をアピールしていくぞ」というNITEの強い危機感の表れかもしれません。

存在意義が薄れれば、いつ、事業仕分けで「必要なし」と言われるかわからないですから、こういうアピールは組織戦略と捉えることもできるでしょう。

 

 

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 19:13
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