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業務の公平性・公正性という観点での利害関係者の特定

JUGEMテーマ:ビジネス

 

2017115日に、豊洲市場の地下水モニタリング調査の9回目の調査結果が世間を騒然とさせたことは記憶に新しいです。

環境基準値の最大79倍となるベンゼンが検出されたというのは、それだけで、マスコミはもちろんですが、一般人にとっては衝撃です。

 

専門家の中には、「飲用水に用いることはない」とか「そもそもの環境基準値が厳しく設定されている」など値いう理由で、「実質問題なし」とコメントされている有識者もいます。

しかし、「イメージ」ということだけで考えれば、日本国内だけでなく、世界的にも、

「豊洲=汚染物質が除去されていない汚い場所」

との認識は確固たるものとなったでしょう。

これでは、このまま豊洲移転を進めても、市場としては成り立たないのではないでしょうか。

 

そもそも論になりますが、「築地」というブランドは、世界的にもいまや有名です。

それを捨てて豊洲に移転するということ自体が「無駄」だったのかもしれません。

当時は、築地は業者がパンパンに入居し、「営業しながら改修作業はできない」→「移転」という発想だったと思いますが、大規模オフィスの建て替え作業のように、56年計画で、部分的に移転させながら築地の改修工事を完了させることだって、技術者たちが知恵を絞れば、技術的には可能だったはずです。

また、築地市場の豊洲移転が決まった頃に比べ、築地に入居する業者の数は、現在はかなり減少しているとも言われ、結果論ですが今なら営業しながらの改修は可能でしょう。

 

やはり「豊洲移転ありき」で「築地改修は無理というストーリー」が「豊洲に移転する利権」などと絡みあって、こうなったのでしょう。

 

過去8回の水質調査結果との違いについて、「業者選定」「検査方法」についても検証が必要でしょう。

業者選定については、建設関連業者が調査を実施したといわれ、施工会社=検査会社ということで、利害関係が問題視されていますが当然でしょう。

また、報道では、調査会社幹部に都職員のOBがいるといわれ、これも利害関係上、グレーです。

 

話は逸れますが、利害関係といえば、報道番組のコメンテイターも利害関係をもっと重視するべきではないでしょうか。

前回都知事選の時に、一時、嵐の櫻井翔さんのお父さんが候補者に上がりました。

この際、確か、日本テレビは報道番組「zero」のキャスターを務める櫻井翔さんの出演を見合わせたはずです。

しかし、テレビ朝日の「羽鳥慎一のモーニングショー」では、都関連の報道で相変わらず元都知事のご子息である石原良純氏出演している。少なくとも、築地移転問題決定時の知事は石原慎太郎氏であり、関連報道の際は、出演を控えるか、退席するべきではないだろうか。

 

これからの時代、「業務の公平性・公正性」という観点で、「利害関係者」ということについて、もっと慎重に扱うべき仕事が多くなっていくと考えた方がよいのだと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ525号より)

 

 

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 05:47
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