- 「いきものがかり」の「放牧」をビジネス面で捉えてみました
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2017.01.07 Saturday
JUGEMテーマ:芸能
2017年1月5日に、NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の主題歌「ありがとう」などで知られる人気グループ「いきものがかり」が活動を休止すると、所属事務所が発表しました。
報道では、事務所のコメントとして、
「メンバー個々の活動に力を入れ、リフレッシュするのが主な理由で、休止期間は未定」
だそうです。
「休止」について、「いきものがかり」さんは公式ブログで「放牧」と表現し、
「10年間、3人で一生懸命に頑張ってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います」
と記し、
今後の活動について「好きなことをやってみたり、新しいことをはじめてみたり」、「またみなさん笑顔で、会いましょう」と活動再開をファンに約束していました。
「いきものがかり」さんは、ご存知の方も多いように、ボーカルの吉岡聖恵さんとギターの水野良樹さん、山下穂尊さんの3人のグループ。
もともとは、小学校からんぼ同級生の水野さんと山下さんが1999年に男性デュオとしてバンドを組み、そののち、吉岡さんがボーカルとして加わった。
ネットでの世間の声は、「放牧」について好意的に受け止める声が多い。
私も、突っ走ってきたグループには、「ソロ活動の時間」は、マンネリ化や新たな作品を生み出す源泉を構築する期間として必要だと思う。
ただ、ビジネス面で捉えた場合、活動休止からの復活は、その期間がどの程度になるかわかりませんが、現在ほどの人気はもう望めないのではないかと思います。
活動休止からの復活は、「X JAPAN」や「イエローモンキー」、個人では宇多田ヒカルさんなど枚挙にいとまがないぐらい例はありますが、休止期間中も「えっ、休んでいたの?」と思わせるような活動をしていないと、コアなファンは別ですが、一般的には、忘れ去られてしまうでしょう。
またファンの方には叱られてしまいますが、別の側面でみると、水野さんと山下さんには「やり切った感」(稼ぎ切った感)があるのかもしれません。
いきものがかりは、シングル、アルバム含めて、作品のほとんどの作詞作曲を水野さんと山下さんが担当し、ボーカルの吉岡さんが関わった作品はほとんどありません。
つまり、CDや配信セールスだけでも水野さんと山下さんは、吉岡さんよりも相当稼いでおり、休止しても、カラオケや楽曲使用料がたくさん入ってきます。
したがって、「復活待望論」や「この曲を世の中に発信したくてならない」という活動意欲が水野さんと山下さんに強烈に芽生えない限り、グループとしての「活動再開」は、相当先か、あるいは、プレミアム感が出て、セールス的にも効率的な「期間限定復活」ではないかと思います。
吉岡さん自身は、女性ですし、結婚・出産・子育てという問題も出てきます。
彼女に「歌いたい」という想いが強ければ、彼女のボーカル力に乗かってプロデュースしたい人が出てくるでしょう。
そうなれば、一般人にも歌声は定期的に伝わるので「世間から忘れ去られる」期間もなく、「グループ活動再開」もしやすいでしょう。
後半は「ビジネス面」のみで捉えた感想なので、ファンの中には「不快」に感じられる方もいるかもしれませんが、ご容赦いただけると幸いです。
いちファンとしては、もちろん、いつかは復活して欲しいし、また、ビジネス面では、今後の彼らの動向も気になるなぁ、と思います。
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