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日本の社会システム
JUGEMテーマ:ニュース

20161月に、東京都大田区で、痛ましい事件が発生した。

それは、3歳児の「新井礼人ちゃん」が全身にあざのある状態で死亡したのだ。

 

礼人ちゃんは、死亡時に、全身にあざがあり、硬膜下血腫や両眼底出血などのけがを負っていたという。

暴行を加えたのは、指定暴力団住吉会系組員のN容疑者(20)で、「夕食中に自分にガンをつけてきたので頭にきた。人生に悔いはない」と容疑を認めているという。

ニュース報道では、N容疑者は礼人ちゃんの母親(22)と交際しており、母親も暴行を受けたため、礼人ちゃんへの暴行を止められなかったという。

 

それにしても、母親も、小さな子供を死に追いやるような暴行を加え、反省するどころか、「人生に悔いはない」と平気で口にするような男となぜ付き合ってしまったのか、と思う。

礼人ちゃんが亡くなった今、悔いてもしょうがないが、母親も反省しなければならない。

 

この事件が防げたのかどうかは、わからないが、今の時代は、基本的に周りの大人は、赤の他人の子供に対して干渉できない。

半分想像であるが、かつての日本は、「家制度」であり、核家族化せずに一族が同じ家、あるいは近隣にいた。

したがって、親以外の身内(祖父母、叔父叔母、年上の従妹など)によっての「しつけ」があり、子供のしつけだけでなく「親の未熟さ」をフォローする「しつけ」もあった。

 

また、家族は地域社会とも密接につながっており、近所や地域の大人からも「しつけ」がされた。

私自身の記憶でも、幼少の頃、団地に住んでいたが、親以外の近所の大人とキャッチボールをしたり、竹馬や自転車の乗り方を教えてもらったり、悪いことをすれば注意されたりして、育った。

また、電車に乗っていて、騒いでいる子供がいれば、見知らぬおとながきちんと叱ってくれた。

 

しかし、今、そんなことをしていたら、実の親に「うちの子供に関わらないでください」と直接か、間接かは別にして、まぁ、基本的には喜ばれないだろう。

また、一緒にキャッチボールをしていて、事故でもあった日には、「責任問題」も生じるためできるだけ関わらなうようにしよう、という意識も働く。

 

つまり、今の時代は、「実の親しか子供をしつけられない」のである。

したがって、「未成熟過ぎるバカな親」をもってしまった「子供」は最悪である。

身内からも、近所からも、地域からも基本的には、フォローしてもらえない。

日中は、保育園、幼稚園、小学校、中学校という学校があるが、自宅に帰れば、親しかいない。

その親が、まともでなければ、子供にとって行き場がなく、要は、セーフティネットがないのだ。

 

結局、リスクマネジメント能力がある大人は、「自分の生活スタイルや信条、家庭生活の環境上子供がいたらまともに育てられない」と考え、子供を作らない。

いい方は悪いが、「何も考えていない大人」が、自分の欲望だけで、「親としての能力がない」にもかかわらず、子供をつくっているわけだ。

 

話はそれるが、ビジネスの社会も同じだと思う、

最近は、旅客バスの事故や廃棄物の違法転売などのニュースが世間を賑わしている。

しかし、ビジネスも、自らの会社の位置づけをきちんと理解し、会社を取り巻く周辺の状況を把握し、リスクと機会を分析して、経営方針や戦略、事業計画を立てる能力がある組織はいい。

しかし、そうしたリスクと機会を分析できるから「新規参入」や「事業撤退」をちゃんと判断できるわけだ。

しかし、それができないにも関わらずすべての産業を自由にし過ぎると、経営資源もまともな事業ポリシーもマネジメント能力も、ないにも関わらずビジネスをするから、ブラックな会社が出現してくるわけだ。

 

本来、社会環境の変化を敏感に感じ取り、新たな政策や法制度を整備していくのが、行政の役割であり、各種取り組みを推進するのが、地域自治体や町内会など地元組織の役割であるはずである。

しかし、こうしたニュースは、枚挙にいとまがない。

少子高齢化問題を含め、日本の社会システムは、現状、うまく機能していないと思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ475号より)

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author:有賀正彦, category:ニュースを題材にした話, 04:49
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