- 傷害容疑で逮捕された熊ケ谷親方(横綱白鵬の所属する宮城野部屋の部屋付親方)
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2015.09.03 ThursdayJUGEMテーマ:スポーツ
2015年9月3日付のデイリースポーツによると、
(以下、引用)
「今年に入って満員御礼が続くなど人気復活が顕著な大相撲界に衝撃が走った。警視庁捜査1課は2日、7月に名古屋市内のマンション一室などで知人の男性(31)=東京都墨田区=に金属バットで数十回殴るなど暴行し、約2週間のけがをさせた傷害の疑いで、宮城野部屋(墨田区)に所属する熊ケ谷親方(元十両金親)の山村和行容疑者(45)を逮捕した。捜査1課によると、本人は容疑を認めている。」
という報道がありました。
わたしは、熊ケ谷親方ともちろん面識がないですが、今までのメディアの報道でも、素行はあまりよろしくなかったと記憶しています。なので、この事件をニュースで知った時も、「意外」な感じより「やっぱりね」という想いでした。
大相撲の世界で、親方として残るためには、最低「十両経験」がないとなれませんが、やはり、親方となって指導する上では、少なくとも「幕内経験」がないと、ハクとしても、物足りない感じがします。
熊ケ谷親方は、数年前(2010年頃)まで、確か、宮城野親方を名乗って「宮城野部屋のトップ」でした。
親方名跡は70近くあったと思いますが、部屋の数はぐーんと少なく、多くの親方は「部屋付親方」となるケースが多いです。
現役時代の実績的には、熊ケ谷親方は、十両ですから、普通なら、「部屋付親方」として引退後、角界に残れれば、御の字のハズです。
しかし、どうして、「部屋持ち親方になれたのか?」といえば、現役時代に所属していた部屋が北の湖部屋(今の理事長である北の湖親方)で、自分の子飼い親方を増やしたかった北の湖親方が、先々代の宮城野親方の娘婿として結婚させ、先代の宮城野親方の名跡を譲り受け(譲った宮城野親方は、熊ケ谷親方になった)部屋持ち親方となったわけです。
なんだか、このあたりの「自らの地盤固め的政略結婚」は、経済の世界や学者の世界でもありますが、真の適任者がその地位についていないから、ロクなことになりません。
熊ケ谷親方は、政略結婚で宮城野親方となりましたが、愛人に話した不適切な内容(白鵬の八百長疑惑)がマスコミに流れ、その処分で、部屋付親方を辞めるよう協会から勧告を受け、熊ケ谷親方の名跡を持っていた先代の宮城野親方と名跡交換して、熊ケ谷親方になって、今に至っています。
しかし、今回の事件で、きびしい処分は必至でしょう。
仮に「大甘な処分」だったら、北の湖理事長の弟子でもあるわけで、相当な批判が集まることは間違いないでしょう。
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