- 口永良部島の噴火と避難訓練の成果
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2015.05.30 SaturdayJUGEMテーマ:ニュース
2015年5月30日付の毎日新聞によると、
「29日午前9時59分に新岳(626メートル)が爆発的噴火をして噴火警戒レベルが最高の5に引き上げられた鹿児島県屋久島町の口永良部島では、町の全島避難指示を受けて、住民ら137人全員が午後4時半ごろまでに島外への避難を終えた」
と報じていました。
今回の噴火は、マグマ噴火が起きた1966年と同じ程度だそうで、火山活動が終息する見通しはまったく立っておらず、避難が長期化する可能性もあると気象庁は発表している。
また、ニュースなどで専門家の意見を聞いていると、マグマは、山の全面から流れ出る可能性もあるらしく、島の各居住区にマグマが流れだす恐れもあるという。
ニュースを見ていて、感心したのは、82世帯137人の島民(旅行者含む)が無事に、かつ、スムーズに、島外(屋久島)に避難できたことである。
噴火が起きてから、港に集中することなく、124人は、新岳から北西に約5キロ離れた高台の番屋ケ峰に避難したという。
そして、他の13人は島東部の湯向地区などにいたが、2人が県の防災ヘリで屋久島の病院に搬送されたそうで、72歳の男性は、噴煙で顔などをやけどし軽症で、82歳の男性は心臓病が悪化し体調不良になったが、命に別条はないという。
ニュース映像を見ると、噴煙は、昨年、水蒸気爆発した御嶽山より、ものすごく高く吹き上がっているが、島民が慌てることなく、一時避難し、それから、島外に脱出できたことは、日常からの避難訓練の成果であるといわれている。
月並みだが、やはり、「いざ」を想定して、島民ひとりひとりに、きちんと避難手順を認識させておくことが大事なのだ。
話は少しそれるが、全国にある原子力発電所が、徐々に、稼働しだす雰囲気にある。
原子力発電所の安全性が確認されたから、というが、想定される被害に対して、地域住民に対する避難活動が円滑にできるかどうかまで、検証されているわけではない。
いろいろな事情があり、原発を再稼働せざるを得ないのかもしれないが、せめて、原発そのものの安全性だけでなく、想定される事故に対する避難手順の妥当性確認まで含めて、再稼働へのゴーサインを出さなければ、不十分ではないだろうか、と思う。
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- Comment
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- 避難生活は、きついですね。
一日も早い復興を祈ります。 - 猫間温泉旅館主, 2015/05/30 10:10 AM
- 管理者の承認待ちコメントです。
- -, 2015/05/30 9:19 AM
- 避難生活は、きついですね。
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