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私の仕事の「原点」
JUGEMテーマ:ビジネス
 

私の仕事は、コンサルタントである。

宣伝と自己紹介を兼ねた対外的なプロフィール的には、『企業に対する「経営コンサルティング」、「マネジメントシステム監査」、「講演会」、「研修会」を日々の業務活動』としている。

業務内容的には、業務プロセスの改善提案、リスクマネジメントシステム構築支援やそれらに関する教育や啓発活動が具体的な主な中身である。

要は、一言でいえば、企業に対して、「組織論」や「論理的思考を通じたものの見方考え方」を指導しているのが仕事である。

 

仕事柄、私が学校で学んできた学問を「経営学」だと思われる方が多い。

しかし、私が学んだ学問は「工学」である。

「経営コンサルタント」としての仕事上のスキルをどこで学んだのかといえば、社会人になってからの業務経験と大手コンサルティングファームに奉職していた時代に身に付けたものである。

 

また、「論理的なものの見方考え方」や「組織論」の重要性を実感して、ライフワークとして追及して伝えていきたい、と思うようになった『原点』は「学生時代に取り組んでいたスポーツ」の経験が大きい気がする。

 

振り返ってみると、子供の頃は、軟式野球やソフトボール、剣道に励んでいた。

学校が終わると、毎日のように野球の試合の約束があった。

ソフトボールは、市内の自治会内の子供会対抗の大会があり、熱心に練習していた。

きちんと習ったスポーツは剣道で、近所に自衛隊習志野駐屯地があり、週3回通っていた。

ただ、この頃のスポーツ上達に対する意識は「根性」一辺倒。

ひたすら人より練習すれば強くなると思っていた。

 

話しは少し逸れるが、この頃は、「子供の割に客観的に自分を分析している私」がいて、自分が「真に強くない事」をわかっていた。

そこで、試合になると、「自分が試合に勝つ」には「小手先勝負だ」と考え、野球であれば「バントと見せかけてのヒッティング」、剣道であれば「相手の態勢が不十分な時の小手」など、今考えるとやることがセコかった。

 

大学生になってから始めたスポーツは「ボウガン射撃」。

このスポーツは、競技人口と練習場所が少なく、知名度も高くなかったことから、多くの競技者の開始年齢が遅い。

要は、日本の競技者の多くは、大学生、あるいは社会人になってから始めているケースが多いのだ。

このスポーツを練習し、上達する手段として、当初は「根性論」だった。

つまり、「ひたすら練習あるのみ」と漠然と考えていた。

しかし、練習量だけでは、上達しない事が経験的にわかった。

 

よく観察していると練習量が少なくても上手い人がいる。

ただ、練習量が少なくても上手くなる人は「才能があるからだ」とか「身体能力が優れているからだ」と決めてかかるのは「なんだか悔しい」し、「凡人でも上達できる科学的な法則があるはず」と思うようになった。

 

そこで、「理屈」で「射撃技術が向上する(強くなる)方法」を考えるようになった。

内容が細かくなるので、ざっくり書くと、射撃技術を要素として分解していくと、主に、

◇体格に適した銃器選びとカスタマイズ

◇体格に適した理想的なフォーム

◇強靭な足腰など肉体的な土台作り

◇その日の気象条件を的確に読む能力

◇まわりに惑わされない1試合を乗り切る集中力

◇長丁場の試合を乗り切る精神的かつ肉体的持久力

◇呼吸法

などがある。

つまり、これらの「各要素」を効率的に鍛えなければ「競技力としては向上しない」わけだ。

 

「各要素」を鍛えるためには、

◇射撃に適した肉体作りのためのトレーニング方法

◇射撃に適した肉体作りのための食事方法

なども勉強する必要がある。

また、「射撃練習」をしながら、これらの分解した能力を鍛える必要がある部分も、もちろんあるが、基本的には、「各要素の現状の能力分析」をして、致命的な弱点を補強し、強みをさらに向上させる必要がある。

 

私の場合は、「足腰」には比較的自信があったが、「もともと得意なのは瞬発力」で、射撃に必要な「持久力」は不足していたので、通常の筋トレに加えて、有酸素運動練習メニューに加えた。

また、後輩を指導する場合も、人によって「各要素の弱点の度合い」が違うから、その人に適した練習メニューをアドバイスした。

このように「単に練習を頑張る」⇒「強み弱みを分析してメリハリをつけて強化する」は、一定の成果が出るようになり、こうした「理屈で分析」した練習方法の重要性を実感し、理解したのはこの頃だ。

 

学年が上がり、国際大会に出場する機会に恵まれた。

この時に痛感させられたのは、「組織力の重要性」である。

わが日本チームは、遠征費はほぼ自己負担。

そして、各国の代表が参加する国際連盟の会議においても、影響力ゼロだ。

つまり、競技ルールの改正や国際連盟の運営方法についての議題でも、発言の機会は与えられても、「競技レベルが低く、組織力も弱い日本」は強豪国が主導して進められている会議を黙って見ているしかなかったのだ。

この時、強く思ったのは「日本の競技力が強くなって、組織も大きくして、国際連盟内での発言権を強くしなければダメだ」ということだった。

 

帰国して、国内をあらためて振り返ってみると。。。

◇大学のクラブ活動団体は10団体そこそこ

(しかもサークルの延長線のようなクラブも多い)

◇社会人クラブの人材供給源は大学クラブ出身者ばかりで新規が少ない

◇練習場所が国内に極めて少ない

◇社会人になってから競技を続けられる環境が悪い

◇殆どの大学が恒久的な練習場所を確保していない

◇競技技術の上達は個人任せで指導論も確立していない

◇公式試合は「コンペ感覚」で半分お遊び気分

・・・・・

など、「競技人口を増やし、競技力を向上するため」の諸問題があることに気が付いた。

つまり、「日本の協会、協会傘下の各協議団体の組織力を高める」活動をしなければ、日本の国際的な立場の向上も、国内の競技人口が増加することも、強くなることも「永久にその日が訪れることはない」と思った。

そのためには、効果的な上達方法や組織論を確立しなければ、「ボウガン射撃(クロスボウ)」は、競技スポーツとして日本では、そのうち「廃れて途絶えてしまうスポーツである」と実感したのだ。

 

その後、「まずは競技人口の主要な供給源である大学のクラブ活動」を強くするために、「学生連盟」を作った。

そして、「指導者育成」や「クラブ活動を継続・発展させるための研修会」などを開催し、大学間の横のつながり、社会人団体とのつながりを強め、これまでのボウガン射撃の歴史から得られた教訓や知見の共有化などを図っていったのだ。

 

このように、ざっと振り返ると、「組織論」や「論理的思考」、「上達論」をライフワークとすることになった「原点」は、「学生時代に取り組んだスポーツ環境」だったな、としみじみと思う。

当時、

◇学生時代のスポーツは、基本的に、楽しめればいい

◇小学生から社会人、セミプロ、プロまで階層と体制が確立しているスポーツ

という感覚で、私が大学の部活動でスポーツに参加していたら、もしかしたら、今のような仕事はしていなかったかもしれない。

そして、「理詰めでものごとを考える」よりも、「思いつき」や「根性論」、「感覚論」を優先したものの見方・考え方を未だに実践していたかもしれないな、と思う。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ239号より)

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author:有賀正彦, category:経営・ビジネスに関する話, 07:58
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
管理者の承認待ちコメントです。
-, 2013/08/09 7:28 AM
初めまして。
ブログ拝見しました。
更新楽しみにしています。
ハンサム上尾, 2013/08/08 4:51 PM









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